ブルックナー 交響曲第7番より(ピアノ版)

2005年10月02日 22時13分10秒 | 巻七 ブルックナーが私に語ること
夕闇迫る時間、暗い部屋で聴いてみた。
研ぎ澄まされたおとの打撃
削ぎ落とされたひびきの輪郭。
これはひょっとして名曲、ですよ。
ピアノ曲としても。


「ブルックナー:オリジナル・ピアノ・ソロ作品全集」より
交響曲第7番第2楽章アダージョ(編曲者不詳)
ピアノ:白神典子

初めてブルックナーを聴いたのがこの7番だった。
というか唯一演奏経験があるのもこの7番。
もちろんCymつきノヴァーク版。

ブルックナーの交響曲は
3・4・7・8・9番あたりしか聴いたことがないけど
基本的にだいたい同じよーに聴こえてしまう。
あえて言わしてもらうと偉大なるワンパターン。
同じく長大なシンフォニーを書いたマーラーが
変幻自在多種多様な作品を残したのと較べても。
えぇえぇ。僕の耳が単純なだけです。
一応断っておこう。ぶるっくなー、大好き。

勝手な個人的印象を続けさせてもらえれば、
この7番も重厚なのか軽薄なのかなんともいえず
終楽章もいつのまにかあっさり終わる感じ。
そんな危うさも好きなんだけどね。

そんななかでも。
7番のこの第2楽章はお気に入りの世界。
宇宙が響く。
うずいた心象風景に射し込む音。
宙空の大聖堂から反響する光たち。


終盤で、ワーグナーに対する追悼歌が流れる。
あれってワーグナーチューバだっけ?
ユーフォニアムの親戚な形でホルンっぽい音色というか…。
ちょっとちがうか。
とにかく、あの葬送曲のくすんだ響きがたまらん。
ゾクゾクッとくるんだよね~

いや、本題はピアノ版だった。
感想は冒頭の5行に書いたとおり。
あとは…気の利いた言葉が見つからず。
またまた素敵な音楽に出会えた。
これだからまだまだ生きるの辞められません。

最後に
この音楽の存在を教えてくれたNHK-FMに
いつもながら感謝。

でも受信料はくぁqwswdcじp:ふじこ

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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はじめまして (アスカパパ)
2005-12-19 19:49:46
ブルックナー交響曲第5番と第7番へのTBとコメントありがとうございました。私は映画も好きですので、映画『夏の嵐』で第7番がどのように用いられているのか興味を持っています。でも肝心の映画は昔、映画館で見ただけですので、DVDを探しているところです。
返信する
ありがとうございます。 (朱管理者)
2005-12-19 21:27:27
うーん、映画での使われ方は気になりますね。

やっぱり2楽章なんでしょうか。
返信する

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