革鷹財布工房

革鷹財布工房が作るレザーアイテム「革鷹」
革鷹財布工房が作るシルバーアクセサリー「shine」

バナナがあれば良かったのに

2010年01月01日 | 散歩その他
昨日から今日にかけてナガシマのカウントダウンに行ってました。



とても寒い中ひたすら寒さに耐えて年が明けるのを待つ。

その途中とても素晴らしいものを見ることができた。

それは、、、

緩やかな傾斜の階段を下っている時

少し離れたところを歩いていたおしゃれな女の子が

転んだ

しかもマンガのように両腕はきれいに前へ伸び

顔面を地面に完全に伏せ、、、

足の先まできれいに伸びきった状態で地面に倒れこんだ。

しかもそのままの状態で数秒倒れたままだった。

きっと痛みと恥かしさが入り乱れる中

どんな表情で立ち上がろうか考えていたに違いない、、、

さすがに心配になったが、転んだ彼女は友人と一緒に来ていたようだったので

しばらく見ていると、その友人は笑いながら転び女の顔を覗き込んだ、、、

もちろん転び女からしてみればそんな軽いノリは不適切だと思ったに違いない。

気温は-0.6度の表示が出ていた大晦日。

そんな寒い夜に地面と数秒一体化した転び女、、、

よく見ると友人だけでなく彼氏らしき男が1メートルほど離れたところで

転び女を見守る。

ポケットに手を突っ込んだまま、少し前かがみで残酷に見守る。

こんなことなら高いヒールも白いコートも着てこなければ良かったと

転び女は思ったに違いない。

こんなことならいっそジャージで来れば良かったと思ったに違いない。

そんなことを考えているうちに年を越し、、、

打ち上げられる美しい花火も自分の目には虚しく見えた。

2009年で最も心に残った出来事は

「転び女」


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