一太郎はワープロソフトですが、最近はあまり使われなくなっており、どらともも一太郎については、サポートしていないので･･･「わかる範囲内で対応させていただきます」ということで、お伺いしました。
詳細をお聞きすると･･･詩集を作っており、昔から一太郎を使っていたので、一太郎で作成した。印刷屋さんへ印刷を依頼しようと話をしてみたら･･･一太郎のファイルは対応していない。Wordファイルでお願いしたいと言われたそうです。
昔は、ワープロソフトは、一太郎とWordの2つが争っていて、売っているパソコンも「一太郎モデル」「Wordモデル」などがあり、選んで購入するようになっていました。
そのころ民間企業は「Word」を選択し、官公庁（学校）などは「一太郎」を選択しました。
それから20年近く経過して･･･ワープロソフトは「Word」が主流になり、「一太郎」は最近では見かけなくなりました。もちろん現在も一太郎は販売されていますが･･･若いかたは、「一太郎って何？」といった感じです。
ただ、一太郎は日本メーカーのワープロソフトであり、当時使い勝手がWordよりも良く、一太郎を使ったユーザーは現在でも使い続けているかたも結構いらっしゃいます。
一太郎が支持された理由として、ATOKという日本語入力システムがあります。Wordは基本的に、MicrosoftのIMEという日本語入力システムを使用していたのですが、最初のころはその変換能力はATOKに比べて低かったこともあり、Wordを使っていて「ATOK」だけを別で購入して、入力システムとして使っていたというユーザもいました。最近の富士通の新機種には、「ATOK」が最初から付属されています･･･やはり日本語入力システムはATOKでというユーザーが多いのでしょうか。
話がそれてしまいましたが･･･お客様の「一太郎」で、一太郎ファイルを開き、「名前を付けて保存」で「Word形式」で保存することができることがわかりましたので、Word形式で保存（docファイル）しました。そして今度はWordで開いてみると･･･きちんと表示されました･･･が、行数・文字数・余白などの設定が異なっていて、見え方が若干違ったので、一太郎の設定を見比べながら、できるだけ近い形の表示にしました。
お客様は、いつも一太郎ばかりで、Wordは使ったことがないとのことでしたので、簡単な操作方法をご説明しました。
