40歳からの早期リタイヤ計画

一生独身+賃貸暮らし、手取りの半分を貯め続けて早十数年。IDは怒髪天(JAPANESE R&E)から。

とある孤男の首都放浪2017 ⑥オーシャン東九フェリー編(終)

2017-07-30 23:07:28 | 09 旅・東京
放浪記、6回シリーズの最終回です。

今回の放浪の中で一番刺さったのは、何も期待や計画をしていたなかった予想外という意味も含めると、実はこの回かも知れない。
関西への帰り、青春18きっぷはまだ使えず、かといって新幹線で帰るのにも飽き(飛行機は好きじゃない)、ふと思いついて東京・有明~徳島のフェリーに乗った。もちろん初乗船。

最寄駅はゆりかもめの青梅駅だが、フェリーターミナルまで歩いて30分かかった。しかもずっと途中はずっと倉庫地帯。暑さだけ考えると、素直に国際展示場駅前(ビッグサイトの駅ですね)からの送迎バスに乗れば良かったかも知れない。

駅を降りて歩いていると、この青梅駅周辺がコスプレイヤー達の撮影メッカであることを知った。真夏日だというのに、彼女たちの二次元への想いみたいなものを知らされた感がある。(これってドキュメント72時間で題材にしたらどうだろう?)
昔コミケに参加してた頃、帰り道は水上バスで国際展示場~浜松町へ戻るのが好きだったが、ちょうどあの頃見た風景にこの辺りで、再び出会えて、旅の終わりに懐かしさを感じさせられた。
   

旅客フェリーの全盛期はとっくに過ぎ、今はフェリーターミナルも閑古鳥。路線も昔に比べると激減した。
写真の3番と4番のうち、4番の航路は既に全廃されている。
 

今回は乗ってびっくり、なんと一番安い部屋を取ったのに、なんと雑魚寝ではなく2段ベッドだった。
しかも売店の自動販売機は陸上と同じ価格設定(カップラーメン&チューハイが300円で買える!)。ご丁寧に流し台まで付いている。
極めつけは風呂、なんと24時間いつでも入浴可能。
やけに綺麗な船だとおもったら、竣工からまだ1年しか経っていないんだそうだ。
    

20年も前に乗った大洗~苫小牧フェリー(現在は航路廃止)や舞鶴~小樽フェリー(こっちは現存)では、24時間前後もカーペットの大部屋に雑魚寝で、ずっとそのイメージを引きずっていた。
こんなステキな船だというのに、徒歩客(車・トラックやバイクで無い客)は10名もいなかった。勿体無い…。
  
日程に余裕があれば、こうして帰路に丸一日多く費やしてのんびり帰るのも楽しい。正直言って、新幹線や飛行機で帰るのが馬鹿馬鹿しくなるほどの快適さだ。一番安い二等室でも、両手両足を伸ばして風呂に入って寛げる。

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