10月8日付けで局免許が到着したので、全市全郡コンテストに参加した。
免許が手に入ると思ってもいなかったので、移動地や参加する部門も全く考えていなかった。
そこで、気楽に準備できる430MHzバンドの電信電話を選んだ。ただし、参加場所は、丹沢の主峰、塔の岳とした。
山岳移動での24時間大会参加で課題になるのは、バッテリーだ。
今回は、40Ah(無線機用4セル 14.8V)+10Ah(PC用3セル 11.1V)の電池を持っていった。
リグは、FT-817、アンテナは10段コーリニアとした。
それでも、これだけの設備(15Kg程度)を担ぎ上げると、休憩込みで大倉から塔の岳までの大倉尾根を登り4時間かかるから相当大変だった。
(本日15日は、足の筋肉痛で階段の下りが大変だった!)
【塔の岳山頂の10段コーリニアアンテナ】
今年は、大会当日も夏の陽気であったために、昼間は山頂でも半袖でも過ごせた。
しかし、陽が沈むと寒くなり、また風も出てきたが、山頂の温度計では、まだ20度に近い10度台だった。
コンテストを振り返る。
【下記のグラフは、DUPE5局込み】
21時台から23時:
FMだけ運用するも、80局/時以上のレートで呼ばれたので息もつけない忙しさだった。
23時台から24時:
さすがに呼び尽くされたのか交信レート上がらず。気温は、どんどん低下し、体が震えてコンテストナンバーが、まともに言えなくなった。
3時間で200局を越えたので、早々と24時過ぎに山小屋へ駆け込んで布団で寝た。体中が冷えきっていて、なかなか温まらなかった、
睡眠時間6時間としても朝7時から再開して21時まで14時間もあるので、最低でもあと200局はいけると踏んだ。
6時から8時:
20局/時だったので、トータル500局はいけるのでは?と思ったけれど・・21時台のレートからすると非常にキツい戦いかと思っていた。
9時台:
9時台に急激にレートが上がって、最初の目標、300局を突破した。
10時台以降:
時間レートが大きく変化しなくなったので、定形パターンでの運用に切り替える。
13時に400局を突破した。
●50分間FMで交信。
432MHz台でS&P → 432MHz台でCQを出す。 → 433MHz台でS&P →433MHz台でCQを出す。
これでも新しいマルチが結構確保出来る。昨年、UHFコンテストで順位低迷の理由は、S&Pの不足が原因だ。
●10分間CWで交信
CWで呼ばれ続ける間は、CWを維持。10分以内に枯れたら、FMへ戻る。
本日、大会終了後に塔の岳山頂の「尊仏山荘」へ宿泊を予定していたが、満室と言うことで、15時で無線を切り上げる事にした。
早めに予約すれば良かったと思っても、免許が来るかどうか分からなかったしな。
それでも、昨年の1エリア1位の得点を越えたので、とりあえずは良しとした。
機材:
アンテナ
430MHz 10段コーリニアアンテナ(その性能を遺憾無く発揮出来た)
リグ
FT-817
その他
同軸ケーブル10m、パソコン、20Ah(無線機用4セル 14.8V)x2個+10Ah(PC用3セル 11.1V)のリチウム電池
●さすがに電波がよく飛んだ。
●フル参加すれば、常勝2エリア某局に迫れる可能性も出てきた。
●寒さ対策が十分ではなく、夜中の参加が出来なかった。やはり、1000m以下の標高とは寒さが違った。
●そういえば23時過ぎから24時直前まで聞こえていた女性の話声は、山荘の客だったのか?交信がに忙しくて確認出来なかった。次、参加したときにも聞こえたら、やっぱ超常現象だ。
●FT-817ならばFMでも20Ahで12時間持つことが確認できた。(FT-857では、4時間しか持たなかった)
●コンテスト委員会からログチェックレポートが出されるようだけど、ユニークコールサインが多くなりそうだ。なぜなら机の上のハンディ機に強力に入感していたので思わず応答した。という、局が何局かいた。茨城局にそういわれた時は、ビックリだった。
呼んでいただいた方、呼んで頂いたけど交信にいたらなかった方、ありがとうございました。
【夕日が落ちたあとの塔の岳山頂から眺めた富士山。墨絵のように山々が連なっていた】
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