いまさらですが、「電車男」観てきました。
期待以上でも、以下でもなかったというのが、正直な感想です。どのように映画化されているのかを確認しにいったというところかな。主役の彼は、けっこういい線行っていたと思います。映画としての出来は、けっして悪くありません。ただ、前半、軽快だったのに、後半、テンポがゆるくなって、重たくなってしまったのが、ちょっと残念でした。
映画に限らないけれど、「電車男」って、ある意味、「メッセージ性」が強い作品だと思います。誤解を恐れずに言えば、押しつけがましい。もちろん、それは、電車男や彼を応援し続けたネットの仲間たちからの「押しつけがましさ」ではありません。匿名を前提にしたネット社会での、ある種、独特な仲間意識の存在を、「こりゃ当たる」と目をつけて、外の世界に引きずり出した既存マスメディアの「あざとさ」。それが、おしつけがましさにつながっているような気が……。「電車男」を手がけた出版社や映画会社やテレビ局、今頃、さぞかし笑いが止まらないでしょうね。
去年の今頃、まとめサイトで読んだ時には、そりゃ、私だって感動しました。この映画で、初めて「電車男」に触れた人にとっては、感動モノだと思いますよ。でも、ここまで踊らされるのもなぁと思うのも、正直なところです。(と言いながら、ドラマも欠かさず、毎回見てますが。)
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本も、最初と最後を立ち読みしただけ。
いいとか悪いとかじゃないくって、時代なんでしょうけど、ただ、なんかこう、腑に落ちないのはどうしてなんだろうって思ってしまいます。。
年取ったせいかなぁ。。。なんて。。
今の世界がどこに行き着いてしまうのか、不安です。。
と、手を拱いて傍観しちゃってる私(たちの世代)もいけないんでしょうけど。。