2008年版のミシュラン・ガイドで★を獲得した『小笠原伯爵邸』にてランチ。深々と雪が降る中での食事となった。
全体で10品から構成される。量としては申し分ない。それでも、フレンチのような重さがないので食べやすい。
1品目に『ガリシア風のたこの焼きニョッキ』が出てきたのだが、最初にこういった驚きを与えてくれるのは嬉しい。
3品目の『仁吾郎と山羊チーズのブリオッシュ』と4品目の『季節のきのこのエスカベッチェと卵のモジュ』は、本日最も印象に残った美味しい一皿であった。
3品目のブリオッシュは前のサラダの酸味をやわらげてくれたし、4品目は卵と絡めるて食べると繊細さと濃厚さを同時に楽しめた。
5品目の白いんげんのスープは、スペインを強く感じさせる印象的な一皿である。
メインは魚料理と肉料理の二皿で構成されていた。あんこうへの火の入れ加減は絶妙で素晴らしい。
デザートの『アサールのジュレとバジルのアイス』も繊細な味で美味しかった。
ただ、惜しむらくは、最後のコーヒーである!!いくらなんでも薄すぎだ。アメリカンは止めてほしい・・・。できれば濃厚なコーヒーで締めたかった。
あと、ガスなしのミネラル・ウォーターを頼んだら普通にエヴィアンが出てきて少し残念だった、と言ったらわがままだろうか・・・。
ともあれ、今日は、『素晴らしい人との会話こそが最高の料理である』と気づかされた。同行してくれたお二人には心から感謝します。