Diario di SARUMI

主に旅行記です。
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【3日目】 ミラノのメーデー

2004-05-01 | イタリア旅行(2004)

翌日、起きたのは7時頃。目覚めと共に異変に気づく。ん?なんだかお腹が… 
そういえば昨日寒かったよな~。
まだメッチャ痛い状態ではなかったが、とりあえず朝ご飯はパス。友達一人で行かせてしまい、その間ベッドで横になる。8時半頃にはホテルを出ないと行けないのだが、お腹の雲行きが怪しい。まあ、頑張ればなんとかなるかと、とりあえず出発することに。
フロントにキーを預けた際、フロントの人が、「サッカーのチケットが届いたよ。」と渡してくれたのでお支払いを。さっそく高額の出費。フロントの人にチップを渡したら、「いいよ。」と返された。たぶんチケットがあまりに高いから、気を遣ってくれたのだろう。

さて、今日は5/1でメーデー。イタリアは祝日にあたる。ついでにフロントの人に、地下鉄は動いているかを聞いたら、「夜の7時半まで。」と言われる。メーデーは全く動いてないらしい情報があったので、動いていることに驚く。そんなら、ここからポルタ・ガリバルディ駅まで歩かなくて済むわ。

地下鉄でポルタ・ガリバルディ駅到着。さて乗り換えた駅はメチャ薄暗いし静か。人の気配がない。やっと一人通行人発見。念のため列車のホームを聞くが、「ここはポルタ・ガリバルディで、ミラノ中央駅じゃない。」みたいなことを言わる。チケットにはミラノ中央駅発で印字されてたので…。でもこの駅からの出発で間違いが無いので納得いかず。その人は「上へ。」と言っては指差していたが、私はお腹の痛みの方が勝ってきて、思考回路がパンク寸前 教えてくれた人は諦めたかのように去って行った。
さて、このホームの次発は9:05の列車だったので、これに乗れば間違いないと思い、やって来た列車に乗車。殆ど人が乗ってない。動き出したはいいけど、数駅で終点だった。その時に間違いに気付く。慌てて逆向きの列車で引き返したが、もう私達の乗るべき列車は出てしまってる。私達はイタリア国鉄に乗らないといけなかったのに、どうもパッサンテ鉄道という別の路線に乗っていたようだ。
ストレーザに行くには次の列車は11:10までない。しかもミラノ中央駅発だ。私のお腹もだんだん痛みを増してきたのを友達が気遣ってくれ、ホテルへと引き返す。
ホテルはすでに清掃が終わっていたらしく、部屋に入ることが出来たので、しばらく休むことに。ベッドに横になりながらテレビ見てると、先日の対スペインとの親善試合で、アッズーリ(イタリア代表)に復帰したイタリアの至宝、ロベルト・バッジョのプチ特集みたいなシーンがあり、彼の若かりし日の映像が流れていた。お腹痛くなって得したのってこれくらいか?

そろそろお昼の時間。ホテルに帰ったことでお腹の状態も良くなる。お腹が持ち直したので、今から12:30の列車でストレーザに行けることを友達に言ったが、「湖は冷えるんちゃうかな?私はイタリア初めてやから、ミラノをぶらぶらするので十分ええけど。」と言ってくれたので、予定変更で街へ行くことに。だんだんお天気良くなってきただけに、マッジョーレ湖の島巡りが残念でならない

さて行動開始。まずは地下鉄でカドルナ駅まで行き、有名なミケランジェロの最後の晩餐があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会を目指す。駅からの道は地図を見てなんとか。到着したのはいいけど、どうやら受付は閉まっているらしい。休みは月曜とだけガイドブックに書いてあったので、たぶんお昼の中休みかな。とりあえず教会の写真を撮る。近くに日本人男性を見つけたので、友達との写真をお願いした。で、少し話しして分かったのだが、今日はメーデーだから休みのよう。彼は「予約してるんですか?」と。そういう彼はちゃんと旅行社を通して予約しているとのこと。そっ、ここは完全予約制。なので友達が出発間際まで何度となく電話してくれたのだが、全然繋がらなかったらしい。私がJCBカード持ってるから、予約代行してもらえたのたが、4月上旬に最後の晩餐を予約無しで見に行った姉に、「全然空き空きやったで~。けっこうキャンセルとかあったから、現地に直接行ったら?」と言われたので、お金のかかることを避けていた。私達は明日また来ようということでその場を後にする。

またカドルナ駅のほうへと戻る。するとメーデーのデモ隊に出くわす。うるさいしスゴイ人だ。ここで私達は軽く昼食を取ることに。駅近くに軽食が食べれるところがあり、そこで切り売りピッツァとレモンティーを飲む。ピッツァはけっこう大きくて、食べきるのが大変だったので、少し友達におすそ分け。ここでお手洗いも借りる。「Dov’è il bangno? (トイレはどこですか?)」はバッチリだった

腹ごしらえ終了。お腹いっぱいになったので歩かないと。ここからはスフォルツェスコ城が近くにある。ツアーで行ったけどまた行くのもいいかなと思い再び…。ちょっと道に自信なかったけど、無事お城が見えてきた。どうもお城の横に着いたみたいで、そこから塀の中へと入る。お城の中には博物館とかあるらしいが、外観だけを見学。

次は、ここからそう遠くないところに雑貨屋さんとか、お店が立ち並ぶ地域があるらしく、友達のガイドブックを頼りに歩いていく。さて、着いた先は…。やはりメーデーなのでお店は閉まっていた。しかしショーウィンドウは見れたので、ウィンドウショッピングは出来た。可愛い靴とか見つけたが、けっこうなお値段やわ~。この辺りの町並みは情緒あふれてていい感じ。
たまたま、開いてるタバッキを見つける。ここで忘れないように切手を買っておく。これから出す絵ハガキのために。
ここから来た道を引き返し、途中にあった駅から地下鉄に乗車。のはずが…。昨日購入した1日券というのは、24時間有効。しかし、既に24時間が過ぎていたのだ。そんなことに気づかず改札を通ると運悪く駅員さんに捕まり止められた。で、1日券が何処で買えるか聞いたが、今日はタバッキも閉まってるので買えないとのこと。1回券なら、すぐ後ろの機械で買えると。買っても良かったのだが、歩けそうだったので地上に出て、サンタンブロージョ教会を目指す。
思ったよりは早く辿り着いた。ここの教会はロンバルディア・ロマネスク様式の傑作とのこと。あまり大きな教会ではなかったがそれなりによかった。丁度、結婚式がとり行われてたので、邪魔にならぬ程度に内部を見学(写真撮った時点で、邪魔してもたかも?)。

さて、帰りは地下鉄利用。とりあえずドゥオーモまで。リナシェンテでトイレでも行こうかと思ってたのに、なんとお休み。えっ、年中無休じゃなかったっけ?やはりメーデーだけは特別扱い?仕方ないので、昨日ピッツァを食べたファーストフード店内のトイレへ。矢印が出ているわりには分かりにくいところにあったうえ、混雑していた。

さて、リナシェンテも閉まってることだし、主なお店も同じような状態だし、ここはスーパーめぐりに切り替える。さっそくウピムというお店に行くが、ここもお休み。あれ?ここも無休のはずが…。
次なるお店はエッセ・ルンガ。ここから少し歩くが、地図見たら歩いて行けそうだ。しかし、目印のヴェネツィア門からの道が分からない。随分と探し回ったがない。そうこうしてると「GS」の看板が。確か「GS」もスーパーよな~。ローマに住んでいた姉の家の近くにあったような…。これも矢印が出ているのだか、車用に出ているものだったからか、近くをうろついてみたが見つからなかった。かなり歩き詰めでしんどかったのだが、中央駅方面に歩いて来ていたので、このまま歩いて帰ることに。7時半を過ぎたくらいだったので、地下鉄も動いてないだろうし。

今日の夕食どうしよう。スーパーがあれば適当に食べ物を買って帰り、ホテルで食べるってことも出来たが、肝心のスーパーが見つからないので、もうマクドでええわってことになる。たまたま歩いていた方向にマクド発見(実はけっこうある)。私はオレンジジュースとロイヤルバーガーなるものを注文。何がロイヤルなのかは不明だが、中はチーズとかトマトが入ってたと思う。パンは日本のより少し大きいような気がした。

食べ終わってからホテルへと向かう。
だんだんホテルに近づいてきたところに、ネットカフェ2軒を見つけるが、うち1軒は開いてるのだか閉まってるのだか分からず、もう1軒に入る。値段は1時間2ユーロ弱とお安い。しかし1時間も使わないと思ったので、「30分で1ユーロにしてもらえる?」とお願いすると快諾してくれた。
日本語のフォントはないらしいので、友達だけがネットして、私は横で待っていることに。しかし、友達の使ったPCは、使えないはずの日本語フォントがインストールされてたので、閲覧だけはできるみたいってことで、私も使うことにしたのだが、私の使ったPCは日本語フォントが出なかった。ちなみに他の空いてるPCもダメ。借りて損したかも?と思ってたら、友達がチャッチャと用事済ませ、hotmailの表示を英語に変えて、後は私に譲ってくれた。そうこうしてると当初の予定時間である30分は余裕で越えていた。というよりもうすぐ1時間。帰りも遅くなるからと1時間に満たなかったが引き上げることに。ここは後払い。お店の人は一人1ユーロにまけてくれた。ラッキー。

またホテルの方へと歩き出すと、今度はジェラテリア発見。そういえばまだジェラート食べてない。美味しそうなのがあったので、誘惑に負けて食べながら帰る。そういえば私、今朝お腹やられてたのにな~

その後はまっすぐホテルへ。友達がお風呂入ってる間、ベッドでゴロンとしてたら寝てしまってて、彼女に起こされてからお風呂に入る。寝たのはまた遅くて…。

〔スフォルツェスコ城〕  〔ミラノ市街〕
 

〔サンタンブロージョ聖堂〕





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