Diario di SARUMI

主に旅行記です。
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【10日目】 バンコク経由で帰国

2006-05-06 | タイ&スイス&イタリア旅行(2006)

機内は相変わらず寒く、隣の席の毛布も借りてひたすら寝る。
私の席も含め、運悪く映画や音楽の音声は、接触が悪かったからか聞けなくて、起きてては暇を持て余したので。

バンコクにはほぼ定刻の6:30過ぎに到着。免税店で買ったお土産を棚にあげてたのだけど、私は椅子に上らないと取れなかったので、近くに居たイタリア人が取ってくれた。「Grazie」とお礼を言う。機内を出てから、荷物を下ろしてくれたイタリア人に会い、最後に「Ciao!!」と。これでイタリア人と喋るのが最後なんやなー。と、ちょっと感慨深くなってしまった

空港内は、まだ朝っぱらなので、比較的閑散としている。トランジットデスクに言ってみたのだけど、日本へのフライトは12:30発なので、(早すぎるということで)ゲート番号を分からないとのことで、教えてもらえなかった。

先ほど機内食も食べたのでお腹減ってないしなーってことで、ベンチで仮眠。向かい合ったベンチ2席を確保し、一つには体を横に倒してカバンを枕代わりにして座り(というより寝そべる感じ?)、向かいの椅子には靴を脱いで足を上げる。リクライニングシートのようで、なかなか寝心地がよい 時間が経つにつれ、周りに人が多くなってきたみたいだけど、まだ空席があったのでそんなの気にせずに寝ていた。

10時半頃になって、やっと行動開始。まずは歯磨き&お手洗い。ローマの免税店で買い物したワインや食品類、かなり重たいので、トイレのドアにひっかけることができず、機内のトイレでもらった(くすねた?)分厚いハンドペーパーをたくさん持ってたので、それを敷いて地べたに置く。

身支度終了して、マッサージ店を探す。空港内でも場所によって値段が違うっぽいことを聞いたので、近くにあった2件の店先で値段を見てみたが、そう変わらなかったので、さっき寝てたベンチ近くのマッサージ店へ。
ここで上半身と足ツボの同時進行マッサージを受ける。上半身と足ツボを30分ずつ(合計1時間)別々のメニューもあったけど、ちょっとゆっくりしすぎて、時間的に余裕なさそうだったので…。足はまずお湯につけて軽く洗ってもらう。メッチャ気持ちいい。そして、ここから足ツボと上半身マッサージ。足ツボマッサージは気持ちいいねんけど、上半身マッサージしてくれる人が、ずーと、他の従業員と喋っててリラックスできない。言葉分からんけど、それにしても女子高生のように喋りっぱなしなので、店はいまいちだった。

マッサージ後は、免税店をブラブラ。妹になんか化粧品でも買って帰ったろうかと思い、色々見るけど、なんせ好みにうるさい妹なので、かなり悩む。結局、ディオールの化粧品はけっこう使ってるなーってことで、ディオールのリップグロスを買う。万が一、要らんと言われりゃ、私が使えばいいわ。ここでのお支払いは、タイバーツとカードで。ここで手持ちのタイバーツを全て使い切れたわ。

まだ、ゲートに行くには早かったので、時間潰しにぶらついてたら、お寿司売ってるのを見つけた。タイで売られるお寿司っどんなんか食べてみたくなって、いくつか買おうとしたんやけど、200バーツ以上のお買い物をしないとクレジットは使えないとのことなので諦める。さっき免税店でタイバーツ使い切るんじゃなかったな~。

そして、出発ゲートへ向かう。日本に向かう飛行機に乗るから当たり前やけど、ゲートは日本人だらけ。こんな大勢の日本人に会ったの久々やわ。今回の旅行中、日本人団体に会うことなかったモンな~。
ゲートから連絡バスに乗って飛行機に乗り込んだ。ローマからバンコクまでの飛行機は空き空きやったけど、こっちは満員。しかし、私の隣の人はなかなか乗ってこなかったので、もしかして空席?って思ったんだけど、ギリギリに大きな荷物を持って乗ってきた。

機内では日記書いたり、寝たり…。残念ながら、機内で上映される映画はモニターが見づらかったので見れなかった。暫くして、旅行中の健康状態のアンケート用紙を渡される。何かがあったときのため、座席番号もきっちり記入させられる。隣席の女性が寝ていたので、用紙を一緒に貰ってテーブルにおいてあげる。それに気付いた彼女は、「どうも有り難うございます。」とお礼を言ってくれた。
その後、今度は私が寝てたんだけど、その間に軽食が配られてて、目覚めたとき隣席の人が、タイ語でCAさんに私の分を要求してくれた。お礼のついでに、「タイ語話せるんですね。」と話しかけてみたら、ここからお互い一人だったので話が弾む。
彼女Hさんは、今“カービング”という仕事をやっているらしい。“カービング”なんて初めて聞く言葉やわ。どんなかというと、フルーツや野菜、石鹸をナイフ一本で芸術的に彫って作品を作るというものらしい。Hさんは、元々デザインの仕事をしたり、派遣で働いたりしてたみたいやけど、タイでカービングに出会って習い始め、今ではいろんなコンテストに出ているとか。おそらく私より年上だとは思うけど、メッチャしっかりした感じの人。それに、好きなことを仕事で出来るってのはホントうらやましい。しがない派遣社員(それも普通の事務職)の私は…と考えさせられる
Hさんは、今回は途中、シンガポールで友達と落ち合って、カービングのコンテストに出たらしい。で、そのシンガポールまでの航空券がメチャ安。彼女は5,000円だったか、3,000円だったか忘れたけど、とにかく1万円以下で手に入れたそうなんやけど、時期・場合によって500円くらいで手に入る航空券があるとか言ってたっけ?あと、タイといえば、タイ航空しか知らないねんけど、タイのもう一つ大きい航空会社のチケットは、更に安いらしいとか。
Hさんは、タイにしょっちゅう行ってて詳しい。私は行きにタイに行ったのだけど、あまり満足のいく旅行でなかったので(無駄に入国したって感じ)、タイについて教えてもらった。タイで私が行ったショッピングセンターより、もっと栄えてるとこがあったみたいで、「そっちに行ったらよかったのに。」とか言われた。あと、夜に一人でタクシー乗るのは意外と危険だそうで、やはり空港までのリムジンバスに乗るのがベストだとか。
私の方は、代わりに(?)イタリアの話をする。Hさんもイタリアには行ったことあるらしいけど、急遽ヒマが出来てツアーで行ったので、そんなちゃんとは行けなかったというので。今回、ヴェネツィアがすごい綺麗だったので、その景色などを話した。あと、サッカー見たというと、けっこう話に食いついてくれた。そういえば、バンコクの空港で、ロナウジーニョと一緒に撮った写真が飾られてたので、彼が来たのかと思ってたので聞くと、「あれは合成写真が撮れますよ。」というところだったらしい。

話をしてたら、あっという間に関空着。日本はもう20時である。私は機内にはローマの空港で買った土産物と身の回りの荷物しかなかったのだけど、Hさんは機内持ち込み可のスーツケースがあった。私の荷物は近くの男性が棚から降ろしてくれる。で、Hさんの荷物もその男性が降ろしてくれようとしたのだけど、「これ、メチャクチャ重いので、自分で降ろします。」と言う。結局、男性が少し手伝ってくれたのだけど、このスーツケースの中には、カービング用の石鹸を大量に買ってて、重さは40㎏弱あるらしい。よくそんな思い荷物を乗せてもらえたな~。と聞いて見ると、かなりゴネて乗せて貰ったとか。で、預けた荷物の方も、もちろん制限キロ数をオーバーしてるらしい。
機内から、手荷物受け取りまで一緒に行く。私はスーツケースなんやけど、彼女は立方体の大きな布の(布団を収納しておくような感じの)カバン。なのに、私の荷物より重い。これにも石鹸が入ってるとかで。やはりタイで買ったほうが安いからってことらしいけど。
過去には、重量オーバーで10万円請求されそうになったけど、「お金がなくて払えない。」と粘って、1,2万円にしてもらったとかも言ってたっけ?私は重量オーバーが怖いので、それに関しては気にする方なんやけど、それでもワインとか食器類買うと2㎏くらいはオーバーしてる

その後、入国審査。一人旅だと「行き先は何処?」とかから始まって、かなりしつこく聞かれるのでイヤなんやけど、今回は昨年より短かった。しかし、Hさんの方はメ~ッチャ長かった。しょっちゅうタイに行ってると怪しまれるってのもどうなんやろ?まあ言うたら仕事みたいなモンやし。

そして、Hさんと別れてMKタクシーのカウンターへ行く。またまた私のスーツケースに軽く凹みがあったので、どうしようかと思ってんけど、いちおう航空会社に申請してみようと思い、タクシー会社の人に伝えてから、税関の方に行ってみた。もちろん逆から入る事ができないので、入り口でフラフラしてたんやけど、JALのCAさん達が出てきて声をかけてくれたので、用向きを話す。すると親切にタイ航空の担当の人のところまで連れて行ってもらう。普段、おそらく入れない、いわゆる空港の裏側に。そこで、数分待たされて、タイ航空の担当の方がやって来る。二人で来られたんやけど、おそらく一人が新人さんっぽくて、もう一人の人に色々指示されながら、私のスーツケースをチェック。私が見つけたキズ以外も、損傷がないか念入りにチェックしてくれた。このキズ、大したことないから免責か?と思ってたんやけど、ちゃんと航空会社の保険で直してもらえることに。そして、手続きに必要な書類を記入して、ここでの用はひとまず終了。後は、家に帰ってから、スーツケース修理を請け負ってる業者さんに送ればOK。これも、配達業者と提携してるため、自宅に取りに来てくれる。
ちなみに修理業者さんは、私が旅行2週間前に、このスーツケースを修理に出した第一ボデーという業者さんだった。
昨年の旅行でスーツケースにヒビが入ったんやけど、自宅に帰ってから気付き、航空会社に申請できなかったので、自分で修理に出すなら買い換えようと思い、そのままほったらかしていた。しかし、スーツケースが思った以上に高かった(安いやつはかなりチャチっぽい)ので、修理に出すことにしたわけやけど、この第一ボデーさんは、一週間で仕上げてくれるっていうし(他業者は、急ぎでも2~3週間)、多くの航空会社からの修理を請け負ってて慣れてそうやし、金額もお安いしってことで、ここに決めた。スーツケースの修理出すならここがおススメ

さて、手続き終わったので、急いでMKタクシーのカウンターに戻った。皆を待たせてるのは分かってたのだけど、これから帰るのにお手洗い行っといた方がいいかと思ったので、遠慮がちに「(目の前の)お手洗いに行ってもいいですか?」と聞くと、MKタクシーの人が、「んーん、微妙ですね~。」と言う。えっ、トイレ行かせて貰えんのか?まあ、切羽詰ってるわけではないので、家に着いてからでええかーと思いかけたら、もう一人の人が、「あっ、構いませんよ。」と言ってくれた。なのでトイレに行こうとしたら、最初の方の人が「急いでください」とメッチャ焦らす。ちょっとMKタクシー減点やわ。
もちろん急いでトイレに行き、すぐに乗り合いタクシーに乗車。いちおう他のお客さんを待たせたので、「遅くなってすみません。」と誤っておく。で、自宅には1時間足らずで到着。私が一番最初に下車だったので、自宅までノンストップだった。こうと知ってたら、トイレなんて言わなかったのにな~

22時頃、自宅に帰ると、旅行中に東京からやって来た姉と甥っ子がいて、二人とも寝るとこだった。とりあえず甥っ子の顔を見て、私も風呂に入って荷物は解体せずに寝た。明日一日、休みだからゆっくり寝るとするか