Diario di SARUMI

主に旅行記です。
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【7日目】 フィレンツェでショッピング

2006-05-03 | タイ&スイス&イタリア旅行(2006)

今日も8時半頃起きて身支度してから朝食。
ここのホテル、普通のコーヒー(イタリアでcaffèと呼ばれるもの)は、大きなティーポットに入れて持ってきてくれるから注ぐだけでいいねんけど、それ以外のコーヒー類は、セルフサービスで、機械のボタンを押して入れる。パンはけっこう美味しいねんけど、今日は横にあるトルテを食べてみたかったので、その分パンを減らして取った。
で、トルテのお味は…。私にはハズレ 中がハーブかミント系のが入ってたので。

朝食後、部屋でゆっくりしてからチェックアウト。このホテルは先払いしてたってのに、勘違いしてクレジットカードを出してしまった私・・・(笑)。ホテルの部屋は不満だったけど、従業員はよかった。

買い物して少し重たくなったスーツケースを引っ張って駅へ。駅ではまた階段に手こずる。
けっこう早く駅に着き、10:44発のESはまだ入線してないのでホームで待つ。しかし、自分の乗る車両がどの位置に停車するかが分からない。暫くしてやって来た駅員さんに他の人達は聞きまくっていた。私は他の人達が聞いたのを又聞きし、だいたいの位置で待つ。列車は約1両ずれて停車したけど、しばらく停車してくれてるので、乗り込みはゆっくりできた。この列車はヴェネツィア本島の方、サンタ・ルチア駅から来たので、既に荷物置き場はいっぱいで、私はわずかなスペースに出来るだけ邪魔にならないよう、スーツケースを置いた。
座席は運良く進行方向に向かった席なので寝心地がいいわ。

13:21のほぼ定刻にフィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ駅到着。まずはHOTEL AURORAへ向かう。駅を出てすぐのところで分かり易い。ただ、ホテルは3階からみたいで、レセプションまでエレベーターだった。レセプションの人は上品な感じの男性だった。部屋はレセプションからすぐのところで、一瞬「えっ!!」って思ったけど、室内は改装されてるからか、水まわりとかとてもとても綺麗なので満足である。今日はツインのシングルユースなので、部屋は広々(ヴェネツィアが狭かっただけに余計にそう思うわ)。

部屋でしばし休憩してから外出。今日も日差しが強いのでサングラスの大活躍。
まずはツーリストインフォメーションで地図をもらう。ここにはバスのルートマップがなかったので、それは駅の横のバス停でもらう。ルートマップをもらってから歩き出すと、友達からメールが。さっき、「今日はフィレンツェに居るので、(市民バンドの)練習休みます。皆にヨロシク。」とのメールを入れた返事だ。「横にいるブロンドの彼にヨロシク。」なんて書いてある。そんな人横に居たらええけど、もちろん居りませんっ(笑)

さて、通りすがりのベネトンへ入る。駅の横の方はメンズ・レディースのお店だけど、ここは子供服の方らしい。とりあえず入ってみると、可愛い洋服がたくさん。しかし、新生児用の服の方が可愛いものが多かったので、「この柄で80センチのはありますか?」と聞くが、「80センチ以上は(ここじゃなく)あっち。」と言われてしまう。店員さんに、探しているTシャツいくつかをピックアップしてもらい、悩んだ末に一着に決めてお買い上げ。ちなみにお値段は、ベネトンのなので8.9ユーロでした。

その後、サンタ・クローチェ教会を目指す。途中、ドゥオーモを通る。相変わらず観光客が多いわ。ここは、以前にも来たので見学せず。

サンタ・クローチェ教会に行くまでに、ダンテの家を通る。ちょっと分かりにくかったけど無事見つかる。ダンテの家は薄暗く、さして見るところもなかったな~。
そして行き当たりばったりで見つけたパディア・フィオレンティーナ教会に入る。ここは観光客が来るところではなく、フィレンツェに住んでる人が普通に礼拝に来る教会みたい。
その後、ちょっと方向を間違えてしまい、アルノ川まで出てしまう。今日はお天気がいいから川の水が光ってて綺麗である。
ここから方向転換して目的地であるサンタ・クローチェ教会へ。かなり大きな教会で、だいぶ離れた所からでないと建物全体の写真が撮れないわ。ここは5ユーロ払って入場。中も広く、壁には色々な絵が書かれている。これを一つずつゆっくり見て周り、写真も念入りに撮る。教会を一巡し、次に奥まった場所に行く。ここは色んな人のお墓があるところ。絵もそうだけど、教会の説明がないと何が何だか分からなかった。しばらくすると、どうやら閉館の時間らしく、警備員さんがやって来た。けど、私がまだ写真撮りたそうにしてると待ってくれた。そういえば、ここは付属美術館もあったはず。行けなかったのが残念である。

教会を出て、フィレンツェの中心部まで戻る。途中、店先に小さいビンに入ったキャンティワイン(フラスコ型のビンのやつ)があって、お土産にどうかと思い立ち止まって見ていると、中から店員さんが出てきた。そして横にあったリモンチェッロのクッキーを指差して、「これ、美味しい。」と勧める。確かに美味しそう。それに外国にしては珍しく個別包装なので、一度に食べきらなくてもええし。考えてたら、店員さんがクッキー一つを袋から取り出し、わざわざ小皿に入れて味見させてくれた。なかなか小洒落たことしてくれるねー。
味見すると確かに美味しい。レモンの味が程よい。これ買って帰ることに。しかし、クッキーは立方体の大きな箱にリボンがかけられてて、かなりかさばるので、「箱要らないので、袋に入れて下さい。」とお願いする。すると彼は日本語で「これ可愛い(のに)。」と。どうやら日本語を少し習っているらしい。私はイタリア語で「スーツケースが小さいので。」と返す。すると残念そうにしながらも袋に詰めてくれ、箱にかかってたリボンで綺麗にラッピングまでしてくれた。お支払い済ませた後、AMEDEIのチョコレートをサービスでくれた

その後、ドゥオーモ近くまで戻り、ジェラテリアに行く。お店の奥に空席があったので、そこで座って食べた。

しばらくこの辺りをブラブラして、最後にFURLAへ行く。昨年行ったお店とは別の、ドゥオーモ近くのお店の方なので、店内はお客が多かった。まずは店員さんを捕まえるところからスタート。ここにも日本人の店員さんが居たのだけど、別の日本人カップルの対応をしていたので、この人に声かけられることなく、私はイタリア人の店員さんに当たった。
で、「カバンを探しているのですが…。」と言ったのだけど、その一言で何故か日本人カップルに鋭い目で見られてしまった。ここはイタリアなんだから、イタリア語使っていいんよねー。それとも何か?私のイタリア語がまずいのか?まっ、ええわ。
で、日本で見ててちょっと気になっていたカバンがあったので、どんな色があるか聞くと在庫である色全てを持ってきて、目の前に並べてくれた。夏っぽいカバンなのだけど、私の欲しい色がない。暫く考えてると、今度は横からアジア系の女の子数人が、私の為に並べてくれてるカバンを取って行く。普通、人の為に出してる品物を横から取るかねー、バーゲンでもあるましい…。やはり、日本人も含めアジア人って、1対1の接客に慣れてないから、こういうことするんやろうねー。
さて、話を元に戻して──、私はこのカバンからは選ばす、また次なるものを出してもらう。色はクリーム色かマロン色。ここでも様々なデザインのカバンを出してもらう。色々迷ってただけなんやけど、手の空いた日本人の店員さんがやってきて「大丈夫ですか?」と一言。「色々と迷ってまして…。」と返事しておく。迷った挙句、一つに決めた。で、これまたタックスフリーの金額に少し足りないので、小物を探す。カバンと同じ色のポーチを勧めてもらったのだけど、いくつか持ってるしってことで、結局はアクセサリーにした。えらい長いことかかった買い物でした
紙袋が大きいので、これから夜歩くのに危ないかと思い、とりあえずホテルに荷物を置きに帰る。ホテルへはとんぼ返りで、すぐに外出。

まずは駅で、明日のローマまでの切符を窓口で購入。
そして駅前のインターネットポイントへ。ここは、イタリア全土にチェーン店があり、カードを作っておくと、どこでも使えるというので、パスポートを見せてカードを作成してもらう。もう閉店間近らしいので、とりあえず30分だけ使用。ここは、日本語入力もOKなので、使い方を教えてもらいさっそく入力を…。しかし、初期のワープロか?ってくらい変換がドン臭くって、なかなか思うようにメールが書けなかった。ローマ字の方が早くていいかも?

インターネットに30分費やしただけで、外に出たらかなり暗くなっている。
夕食を食べようとリストランテ探し。
まずはサンタ・マリア・ノヴェッラ教会横に何軒かあるリストランテの店先まで行き、メニューで値段を確認。立地がいいだけあって、かなりお高いのでパス。このまま駅から遠いほうに歩いていくと、いつの間にかアルノ川まで来てしまった。途中で方向転換すると、レプッブリカ広場まで戻って来れた。そしてここからシニョリーア広場へ。この辺りにはリストランテ多かったはず。いくつかあるリストランテ、店先のメニューを見て1軒に決める。既にお客は殆ど居ないけど、まだ大丈夫そうだったのお店へ。この辺りのお店はどこも外にテーブル席を置いてあり、このお店も例外でなく屋外での食事。まあ、もう人通り少ないし、テーブルの周りは柵で囲ってあるから、荷物の心配も要らんやろしね。
今日は赤ワインと、またまたツーリストメニューを。ここもツーリストメニューは選べるようになっていたので、ポルチーニ茸のリゾット、七面鳥のローストにした。今日はお肉が食べたかったので。しかし、出てきたものはローストハムだった。もっと肉厚なものかと思ったのに…。でも良く考えたら、お安いツーリストメニューでそんなもの出てくるはずないか~。
全て食べ終えたら、やはりドルチェが欲しくなり、カメリエーレに「まだオーダー大丈夫ですか?」と聞く。すると「No」と言われてしまった。「えっ、もうアカンの?」と言うと「あー、ドルチェだったら大丈夫。」と。よかった!(^^)! 
そしてティラミスを注文して食べた。で、お会計。カードでお支払いしたので、サインを書いた、もちろん自分の名前を漢字で。すると、カメリエーレが、ナプキンに“Marco”と書き、「僕の名前は日本語でどう書くの?」と聞いてきた。なので、“マルコ”とナプキンに書いてあげた。すると、「腕に書いてくれ。」と言ったので、リクエストにお答えして書いてあげたのやけど、後で考えたら、当て字でも漢字で(←魔流古とか?)書いてあげたらよかったな~。
お店を出たらもう22時。このまままっすぐホテルに帰ればいいものを、最後に見納めってことで、ウッフィッツィ美術館前を通って、ポンテ・ヴェッキオに行く。ここから夜のアルノ川を眺める。周りはまだ観光客が居るけど(この時間なので、もちろん日本人は居なかった)、景色見てると落ち着くな~
ここでゆっくりして、ホテルまで足早に帰る。少し距離があったから、出来るだけ知った道を選ぶ。23時前にホテルに帰り、疲れたので洗顔だけしてこのまま寝る

〔サンタ・クローチェ教会〕 〔ヴェッキオ宮〕 
    

〔ジョットの鐘楼〕     〔サンタ・マリア・ノヴェッラ教会〕
                    

〔ポンテ・ヴェッキオ〕
 

*** トップの写真 ***
ポルチーニ茸のリゾット