5番の刺繍糸

趣味の針仕事・庭仕事・料理を中心に、日々のあれこれを綴ります。

水玉バッグセット

2010年06月13日 | 洋裁ほか

ひと月前に帰省した折、一緒に出掛けた手芸店で、
妹が求めたビニールコーティングの生地。
これでトートバッグを作って欲しいと託されていました。

布は50cmだけなのですが、
トートバッグを作るにはその半分程度で充分なので、
残りでポーチも作ってみました。
予定とはちょっと違う小物たちになったのですが(失敗したので!)、
この、残りで何を作ろうか考える作業が、楽しいんですよね。
今回のハギレも、最後の最後まで使い切るつもりです。

ビニールコーティングは、裏からミシンをかける場合は問題ないのですが、
表からかける場合には、テフロン押さえに替えるか、
トレーシングペーパーのような薄い紙を布に乗せて、
その上から縫うようにすると、綺麗に縫えます。
いや、何もしなくても一応、布を送るには送るのですが、
針目が小さくなったり線が歪んだりで、綺麗には縫えませんでした。
面倒でも、手立てを講じるのが得策!

ビニールコーティングって、針穴が残るので、
しつけが掛けられなかったり、縫い損じが出来なかったり、
アイロンをかけるとびったりくっ付いちゃったり、
あるいは、柔軟性がないので、たくし上げて縫えなかったりしますが、
それでも総じて、この手の布は格好がつきやすくていいですね。
端の始末も、接着芯を張る必要もないですし、
丁寧に縫いさえすれば、簡単に既製品と遜色ない顔付きになります。

まだ、CDケース2枚分ほどのハギレが残っていますが、
例えばシーチングが同じだけ残っているよりも、布がしっかりしている分、
キーケースにしようか、小銭入れにしようか、
はたまたカードケースか、それとも、もうひとつ別のポーチにしようか、
容易にイメージが膨らみ、使い勝手が良くなります。



さて、バッグの内側です。
今回は、子供の離乳食や飲み物を入れたいとのことでしたので、
保冷用の素材を使ってみました。

これは、ふかふかと厚みのあるタイプではなく、
空気層のない、硬めでカチッとしたものです。
行きつけの手芸店で売っているのは、前から知っていたのですが、
店員に聞けば、「家庭用ミシンでは縫えません」なんて言うもので、
ずっと使うのを諦めていたんですね。
でも、今回のために改めて素材をよくよく確かめてみると、
これが家庭用ミシンで縫えないだなんて...何だかおかしい、
これ、問題なくいけるんじゃない?と思ったので、
試しに1mだけ買ってみました。(500円/m)
そうするとやっぱり思った通り、スイスイと縫い心地も良く、
いつもと同じ要領で形になりましたよ。
ホームセンターでも、この素材の切り売りを見掛けましたので、
もっと手軽に取り入れていいかもしれません。

持ち手は100円ショップの合成皮革(幅2cm)×2本。
これが結構馬鹿にしたものでなく、しっかり雰囲気を醸してます。
ずっと使ってみたいと思っていたカシメも、今回初めて利用してみました。
カシメは頭が9mmで足の長さ8mm、
下穴を開けるためのポンチ(直径3mm)と打ち具も用意して、
夫に借りた金槌で、ゴンゴンゴンと打ちつけました。案外、面白い~。
でも、もうちょっと厚みを出しておく為に、
そこだけキルト芯を挟んでおけば良かったな。
いつものことながら、やってみると改良点が分かりますね。

ビニールコーティングは汚れにくいですし、どうせ丸洗いも出来ませんので、
付属の素材には、紙や皮、金属など、思い切って使えるのもいいですね。



実は自分用にも、
ソレイアードのビニールコーティングを2種類用意してあります。
これも50cmずつなので、同じ要領であれこれ作ってみたいと思います。
最近では、お洒落なビニールコーティングが色々と出ているので、
50cmをどう使い切るか予めパターンを決めておいて、
布を取っ替え引っ替え、作り続けても面白そう。
人にあげても喜ばれそうですね。
あ、キットにして、販売しちゃう!?







最新の画像もっと見る

コメントを投稿