秋の味覚をお届けしました@松厳寺(9月29、30日 天気:曇り時々晴れ)
「日本の魅力は四季があること」と、今回初めてボランティアに参加した友人が言っていましたが、
石巻も秋を迎えようとしている9月の終わりに、お届け会を開催させていただきました。
今回で4回目の参加になりました、高野です(^^)v
さて今回は、まーるいお月さまに照らされつつ準備にとりかかりました。
手作りのお団子に、日和山公園でとってきたススキを添えて…ばっちり「秋」の雰囲気ですね~♪
今回のメインメニューは・・・芋煮、おはぎ、そしてサンマ!!!
毎回そうですが、大量の食材を目にすると、めっちゃテンション上がりますね~。
手作りだからか、どれもほんとにおいしく見えます。おはぎ400個分の小豆、その「むらさき色」は忘れませんね~
芋煮のなかに入れたゴボウ、里芋、長ネギは、むけどもむけどもで、夢にまで出てきました(涙)
そして、ここに来るたびに決意します、料理のできる男になろうと!王子(橋之口さん)みたいに、パパパっと手際よく鮮やかに料理できる男になろうと!
でも・・・車で東京に帰るなが~い道のりのどこかで、その思いをきれーに置き忘れて来てしまいます(笑)
さて、途中停電のアクシデントに見舞われたり、いつものように、わかちゃんの「カネーション」(@林檎)に酔いしれたりで、
お酒片手にいい夜を過ごしました。
今回初参加の方が5名いらっしゃって、それぞれが、それぞれの初参加の思いを語ってくれました。
ぼくは、今回、楠玄香さん、宮崎君、カトチャン、野口君の4人といっしょに来ました。ほぼ全員初参加です。
みなさんを誘う時、「ボランティア」とだけ伝えます。
すると、それぞれが「ボランティア」にいろんなイメージを抱くんですね。
出発前日の夜に、とても深刻な声で「作業着とか長靴とかいるの?」とカトチャンに聞かれたときには、少し申し訳なかったです(笑)
メディアをみて知っているのはそういうことですもんねー。
とても、厳粛な顔でとにかく献身的にやらなきゃいけないものだったり・・・かくいう私も、1回目はそうでした。
とにかく世話しなく働いてれば、「(こんな僕が行っても)許してもらえるのではないか?」と。不思議ですよね、この感覚。
深刻な顔して、東京から来られても困りますよね、石巻のかたは。
まだ4回目ですが、ここでの2日間は、石巻の人と触れ合って、いろんな声をただただ聞いて、すべてを受け入れることかなぁー、と思います。
そのために、もっといろいろな人に会って話して、お届けしたいですね・・・。
最後に、いま思い出しましたが、前夜のカラオケに、新たなスターが誕生しました。今回初参加の星野さん(男性)で、持ち歌は、松田聖子でした(笑)
古すぎて曲名は忘れましたが、その「芸」の細かさ、深さに、周りの30代男性サラリーマンが深くため息をついていました (´・_・`)
夜も更け、みんなでざこ寝して、炊き出し当日を迎えました。
今回のメインメニューは、なんども書きますが、サンマです!!!
今回のメニューを聞きに来た地元の方に「サンマですよ」といったら
「サンマだってーーー!」*・゜゜・*:.。..。.:*・'(*゜▽゜*)'・*:.。. .。.:*・゜゜・*☆彡 と感嘆の声をあげてました。
日本中どこでも、「秋はサンマな」んでしょうか??? この感覚、幸せですねー!
サンマはお届け隊のメンバー小山さんと橘さんが、前日朝6時に東京の築地市場で仕入れてきてくれました。
なんと、94匹でーす ♪───O(≧∇≦)O────♪
ほんとにするどく銀色に光る、見事なサンマでした。
網にのせ炭火でゆっくり焼いて、ビール片手に味わいたかったんだですが・・・脂がのり過ぎてて大変でした (^^;)
そのサンマ焼の陣頭指揮を執ったのが、今回初参加の福田さんです。
前日最初にお会いした時、あまりにも、作業する姿が似合ってらっしゃったので、僕はてっきり地元の漁師さんかなぁ??と思ってしまいました。
みんで力を合わせ一生懸命お気持ちお届けしました。
僕の個人的な印象ですが、今回はいつもより多く、地元の方がいらっしゃったように思いました。
毎回お届け会にいらっしゃるおなじみの方、福祉施設の方、そして今さっき瓦礫処理を終えて来た若い作業員の方など、様々な方がいらっしゃいました。
それぞれ、普段、何を感じ、何をされているのか、いつかじっくりお話ししてみたいです。
今回、おはぎとサンマと、地元の方はすごく喜んでましたが、やっぱり一番は渋谷さん推薦の芋煮でしょー
2杯3杯とお代わりするご高齢の方をみると、びっくりするとともに、本当にうれしーですねー。
山形の郷土料理らしいですが、汁ものは、東北がNo.1ですね!
さてさて、最後に今回のお届け会に華を添えたのが、仙台出身のシャンソン歌手、貝山幸子さんです。
うたう歌は・・・あの、あの越路吹雪。
「ろくでなし」
「サン・トワ・マミー」
そして、「愛の賛歌」
あーなーたーの燃える手でー あたしーを抱きしめてーー♪ ただふーたーりーだけでー 生きてーいたーいのーーーー♪
ただいーのちの限りー あなたーーを愛したいーー♪ いのちーのかーぎりにー あなたをー愛すーるーのーーー ♪( ´θ`)ノ
青空の下、被災地石巻に響き渡る素晴らしい歌声でした。
おじちゃん、おばちゃんたちが、うっとりしていました。。。涙を流しているかたも。。。。
ではでは、また、石巻に行きましょう。