はじめまして。東京メンバーのきいちと申します。
今回私たちは、追波川河川仮設団地で開催された盆踊り大会に参加してきました。
この盆踊り大会は、「石巻市復興を考える市民の会」代表の藤田さんという方が中心となり、山口や群馬、小田原など全国各地からボランティアの方々が集まり開催されました。
今回私たちお気持ちお届けプロジェクトは、松厳寺の住職さんと渋谷リーダーのご協力をいただきながら、かき氷と焼きとうもろこしの露店として参加しました。
氷やテント等を積んで、昼過ぎに会場へ到着。お祭りはすでに盛り上がっている様子。さっと自分たちのお昼ご飯をすませ、準備をはじめます。
この日は猛暑日で、東京より幾分気温が低い?とはいえ、会場の熱気と相まってとても暑い一日でした。かき氷の露店は私たちだけのようで、かき氷機を設置し始めたとたん子供たちがわーっと集まってきました。待ちきれない様子で準備を眺めています。
本当に「あっ」という間に、10貫分の氷が無くなるほどの大盛況。急ぎ追加の氷を買いに走ります。
この日作ったかき氷は、トータル300食!でした。
その傍らでは、焼きとうもろこしの準備。とうもろこしは、群馬県の嬬恋村より「味来(みらい)」、川場村より真っ白な「ピュアホワイト」という品種を、それぞれ100本ずつ、送っていただきました。
おいしい焼きとうもろこしになるよう、手間をかけて準備します。まずは皮がついたままで1本1本ひげを取り、皮のまま炭火で焼いていきます。
焼いているスタッフは、猛暑と炭火に煽られ流れる汗をふきふきがんばります。
とうもろこしに熱が入ったら、皮をむいて行きます。むいたものから醤油をつけて、さらに仕上げの焼き!香ばしいにおいが立ちこめ、あという間にこちらも行列ができました。
その傍らでは、今回の初の試み「ふみの会」のお知らせの準備です。
今回の活動の前に皆様へお声掛けし、たくさんの、とても素敵な、心のこもったお手製絵はがきが集まりました。その中よりカラーコピーしたものを、大きな模造紙に貼って、ふみの会のご紹介を書いていきます。
今までの活動の写真やお花の飾りを貼って、告知ポスターの完成です!
ポスターを貼りだすとさっそく、女の子二人組が声をかけてきてくれました。
高崎からきた高校生達のよさこい踊り、マジック、津軽三味線などの催し物を楽しんでいる間に日が暮れ始め、きれいな月が浮かんできました。
いよいよ、やぐらを組んで盆踊りの準備です。
見えますか?二枚目の写真の右上あたり、月が写ってます。
仮設住宅の方々も、全国から集まったボランティアの方々も、月の下でとても大きなひとつの輪になって盆踊りを楽しみました。
テントの下で盆踊りを眺めていたおばあさん方に、絵葉書をさしあげました。「とても綺麗」と涙を浮かべて受け取って下さる方もいらっしゃいました。
翌日は、藤田さんのご紹介で渡波にある集会所を訪ね、仮設住宅現状などについてお話を伺ってきました。
石巻には130以上の仮設住宅があり、なかには引きこもってしまう方も少なくないとのこと。そのような方々に外に出て来てもらえるきっかけとなるのは、やはりみんなで集まっておいしいご飯を食べること、だそうです。
絵手紙のワークショップなど、被災地の方々が少しでも笑顔になれるような活動を模索しながら、今までと変わらずおいしいご飯と皆様のお気持ちを届けていきたいと思っています。
皆様これからも、あたたかいご支援をよろしくお願いいたします。