OYAMA CROSSROAD BLUES

mimi-tab.社長の妄想迷走奔走日記

SACD

2009-06-13 01:34:38 | 日々
今日は横浜のスタジオでした。久しぶりに行ったら入口がわからなくてウロウロ。入り口の目の前で電話して聞いてしまいました(苦笑)。スタジオに入ってすぐにセレブFCのFW”ZONO”会いました。彼はここで働いてるんだった・・・。仕事と遊びって切り離されちゃってて繋がらないんですよね、俺の場合。今日は超大御所ギタリストの中牟礼さんとお仕事させていただいたのですが素敵でしたね。
ところでSACDです。SACDに関しては嫌いな方もいて色々言われますが俺は好きです。DVD-AUDIO亡き後は今のところ最高のフォーマットでは?と思います。そして今どきなんでハイブリッドにしてCDもつけたいですね。せっかく買った音楽をi-podとかで持って歩きたい方も少なくないでしょうから。でもそうすると制作コストが上がってしまうんです。我々が携われせていただいたSACDの仕事はJ-POPのヒット物に比べれば微々たる枚数のジャンルです。ただその手にジャンルにはオーディオマニアの方も多いし、年齢層も上がるので良い音で聴きたいという方もいるでしょうから”付加価値”的な意味合いも込めてSACDでリリースされたんです。でも綾戸智恵さんだったらまだそこそこ枚数も出ますから良いですけれどそれ以外のものは・・・・。1枚当たりの製造コストが上がってしまえば当然利益も下がってしまうわけで。厳しいですね。価格をその分上げざるを得ないんですが、そうすると購入しづらくなるだろうし・・・・。値上げした分売り上げ枚数が下がっては結局同じこと。長い目で見ればマイナスです。しかしどうしてもっと大きな売り上げが見込めるアーティストたちが一斉にやってくれなかったのでしょう。全体の量が増えれば製造コストも下がったかもしれないのに。実際問題製造ラインの数や能力の問題で大量受注は多分できなかったと思うんですけれどそこをもう少し力を入れてくれれば・・・・と思います。CDの普及時のように強引に切り替えてしまえば良かったのに。そうすればなぜそこに落ち着いたのかわかない16bit44.1kHzなんていう貧弱な情報量をいかに良く聞かせるかなんていう本末転倒的な悩みから解消されるし全ての人が平等に”良い音”接することができたのに。そうすれば圧縮音源との差もより分かりやすくなってきちんとすみ分け出来た、かもしれないし。DVD-AUDIOとの争いもあって結局共倒れに近い状態は凄く残念です。
ということで我々がSACDの作品を作れる機会がまた訪れるかはなかなか現状無いのかも知れません。残念なことですが・・・・。いや、そうでもないか。そうです。次の彼女のCDはそうなるかも知れません。DSDマスタリングですが。期待しましょう。
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3 コメント

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Unknown (とり)
2009-06-13 14:26:45
そんなにSACDだとコストが上昇するのですか?一般CDの制作費の何割り増しくらいですか?
SACDを大手レーベルが嫌う理由辺りを知りたいものです。
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製造コスト (dejonge)
2009-06-18 13:28:25
以前制作した時は通常のCDの2.5倍程度でした。枚数にもよりますが。
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viva!SACD (ろじゃーす)
2009-07-02 12:28:51
>16bit44.1kHzなんていう貧弱な情報量をいかに良く聞かせるかなんていう本末転倒的な悩みから解消されるし全ての人が平等に”良い音”接することができたのに。そうすれば圧縮音源との差もより分かりやすくなってきちんとすみ分け出来た、かもしれないし。DVD-AUDIOとの争いもあって結局共倒れに近い状態は凄く残念です。


激しく同意します。SACD大好きです。導入1年半ですが200枚を超えています。これからもバシバシ買いますし、周りにも勧めてます。がんばりましょう
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