リズムの形

今回はダンスの為の音楽の聞き方をレクチャーします。
といっても、難しい話しではなく、ダンスの超初心者の為の企画です。
以前に書いた、簡単なリズム理論 ・このくらいは知っててもいいかも　音楽基礎知識 と併せて読んでいただけるとより良いかもです。
今回の趣旨はダンスをはじめたいけど、「自分にできるのだろうか？そもそも曲にあわせて踊るってどうするの？」位な人向けです。

まず何を聞けばよいのかと言う話しをします。

普段音楽を聞くとき一番集中して聞かれる所はどこですか？
おそらく大抵の人が、歌やラップを中心に聞かれると思います。
ダンスでも、やはり歌やラップの主旋律を聴くのは重要です。
それを聞いた上で、ドラム等のリズムトラックを聴いて下さい。
中でも重要なのがキック(バスドラム)という、低音でドゥとかドンとかこもった音と、スネアという中音から高音のパンーとかタンーと鳴る、太鼓の裏に金属製のスナッピーという響線で音が伸びる太鼓です。まず、この２つの太鼓を注意して聴いてください。
はっきり言って、歌とこの２つの太鼓が聞ければ踊れます。ですが、もうすこし大切な事が他にあります。
まず、音楽を聞く為に小節の頭、ダンスで言うところのカウントの頭を聞き取ることが大切です。
まぁ音楽の授業でもやった事があるはずですから、問題なくできると思いますが、歌とドラムの２つの太鼓を聞きながら４のカウントをとってみて下さい。
いろいろなドラムのパターンがありますので、分かりにくい人もあるかもですね。
１キック・２スネア・３キック・４スネア(1ドッ・2タン・3ドッ・4タン)がベーシックです。
リズム感に全く自信がないひとは、上のパターンに太鼓のある曲みつけて、１２３４と数えながら音楽を聴いてみて下さい。

それが聞けたら次には打楽器全般に耳を向けて下さい。
曲によってはハイハットやシンバル以外にいろんな太鼓が入ってるかもしれません
それがリズムの基本と思ってください。

更にしっかりリズムを聞くためには、以下の楽器に注目して聞きます。
ポピュラーミュージックは４リズム楽器、先ほどのドラム以外に・ベース・ギター・ピアノの４つのリズム楽器から主に構成されます。
ギターやピアノなどメロディー楽器と思われる方もいらっしゃると思いますが、リズム楽器という位置づけです。
(またドラムが常にリズムをリードすると思われがちですが、オーソドックスなジャズでは、リズムをキープするのはベースの役割です。まあダンスでは余りそういう曲は使わないと思いますが)
この楽器のリズムも感じとるとドッ・タン・ドッ・タンの1・2・3・4の単純なリズムが、複雑なリズムに聞こえるはずですよ。
そしてまた歌なりラップなりを聴いてみて下さい、音楽がよりはっきり聞こえてくると思いますよ♪

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