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むぅ・・・

2008-10-15 18:27:22 | パンダ(アドベンチャーワールド)
再びショッキングなニュースが。

和歌山・白浜のパンダ「梅梅(メイメイ)」死亡

和歌山のアドベンチャーワールドで飼育されていたメスのパンダ・梅梅(メイメイ)が今日の未明に死んだそうです。年齢は14歳、人間でいえば50歳前後ということで、まだまだ今後に期待できる年齢だっただけに大変残念です。

日本だけでなく、世界を見てもとても子育て上手なパンダだったメイメイ。2000年に中国から来日してから、アドベンチャーワールドでは合計7頭のパンダを出産し、育ててきました。
また、野生のパンダでは双子を産むと片方だけ育てもう1頭は放置してしまうのですが、メイメイは世界で唯一双子の両方を育てることのできるパンダとしても知られました。これは中国や他の各国で飼育されているパンダの中にも見られないもので、飼育パンダの数を増やすのに多大な貢献をしてきました。

メイメイの母親・ビンビンは現在も中国で生きており、21歳という高齢でありながら昨年は子どもを産むという超高齢出産を成し遂げました。思えばメイメイはそんなビンビンの遺伝子を受け継いでこのような子育て上手なパンダになったとも言えるかもしれません。

今年春にはオスの永明と自然交配し、夏ごろに出産と言われていましたが残念ながら出産には至らず。アドベンチャーワールドでは「来年に期待して」というコメントを出していた矢先の死亡でした。
どうやら今年1月から体調が思わしくなかったようで、その後回復していたものの今月上旬に再び悪化、日中双方で協力して治療をしたもののこの結果になってしまったそうです。

これによってアドベンチャーワールドで飼育されているパンダのうち、繁殖ができるメスは、メイメイの子供で先月双子パンダを出産した良浜(ラウヒン)だけとなってしまいました。来年ラウヒンが再び出産できるかどうかは微妙な気もしますし、場合によると中国から新たなメスのパンダが貸し出されるという可能性も高いと思われます。
今はラウヒンがメイメイの血を受け継いで”子育て上手”なパンダになることを望みたいですが・・・とりあえずラウヒンの子供たちが元気に育っていることは救いとなるかもしれません。



昨年9月にアドベンチャーワールドを訪れた際の梅梅。まさかこの1年後に、こんなことになるとは・・・

ちなみに、ですが・・・
今年は5月に上野動物園のリンリンが死亡し、9月には神戸・王子動物園で産まれた赤ちゃんパンダが生後3日で死亡、そして10月のメイメイの死亡―とパンダの死亡が相次いでいます。さらに中国・四川大地震でもパンダが1頭死んでいますし、なんだか嫌な空気です。2008年はパンダ好きには忘れられない1年になるかもしれません。


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
7頭 (舞人練無)
2008-10-15 22:42:23
 死んじゃった子パンダのことも、忘れないであげてください。



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