goo

‘ネム(合歓)’ の花は、“恋の花”だって

公園の片隅で‘ネム(合歓)’の花が咲いていました  
見れば見るほど不思議なイメージの花ですね 
ひとつの‘合歓’の花は、10~20個の小花が寄り集まり、上向きに咲いています
上の方は薄紅色、下の方は白黄色のハケのようなふわっ~とした花姿に、女性の恋心に似た「心のときめき」感を想わせます
‘合歓’の花言葉は「胸のときめき」、「歓喜」ですが、納得ですね


 そんなロマンチックな想いが、万葉の頃から歌に詠み込まれているのを知りました
万葉集巻四に、「大伴家持」と「紀郎女」との間に交わされた相聞の歌が載せられています

  昼は咲き /  夜は恋ひ寝る /  合歓木の花 /  君のみ見めや /  戯奴(わけ)さへに見よ   (万葉集・紀女郎)

この『歌意』は、「昼に花が咲いて、夜には葉が重なって、抱き合うように寝る‘ねぶ’の花、私だけで見るべきものであろうか、あなたもご覧なってくださいね」
この濃厚な思いに対する家持の返歌は… さてどんな歌でしょうか!?

 ちょっと薀蓄(うんちく)で~す
燥した‘合歓’の花を、1日3~5gをお茶のように入れて飲むと精神安定作用があるそうです
樹皮も「合歓皮(ごうかんぴ)」として、不眠、不安をなくす作用があります
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« ‘白ヤマブキ’... ‘コガマ’ 見... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。