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群馬・藤岡「水宮神社」の‘大ケヤキ’ ; 「巨木信仰」とは

群馬・藤岡の「水宮神社」境内にある‘大ケヤキ’は、県指定の天然記念物です    
藤岡「水宮神社」は、上信越道・藤岡JC近くの高速道路側にある、普段は目に付きにくい小さな神社です
いつ頃奉られた神社か分りませんが、境内の‘ケヤキ’の巨大さは驚くほどです
この大ケヤキの樹齢は700年以上と推定され、樹高18.7m、胸高周囲8.8m、根まわりは14.4m、枝ばりは東西17,8m、南北27.9mあると記録され、その巨大さを象徴しています
台風や落雷などの被害にあって、樹勢はやや衰え、幹の一部及び枝に枯死したものも見られますが、全体としてはとても元気で、新芽が活きよいよく出て茂っています



古来よりわが国には「巨木信仰」があり、この‘ケヤキ’もいつのころからか同神社の御神木として崇めまつられるようになりました
  「巨木信仰」とは、巨木が天と地を結ぶものであり、これを伝って神様が降臨すると信じて、集落の神聖な場所に巨大な柱を立て神の降臨を仰ぐ「柱信仰」が由来になっていると云われています
また巨木には生命の根源に関する呪力があると信じられ、神木として信仰する「精霊信仰(アニミズム)」としての風習があったと見られています



自然界の生物で最も永く生命を保っているものに、畏敬の念が起こるのは当然なのかもしれません
人の一生は永くても百有余年、この‘大ケヤキ’はこれからもまだまだ生きるのでしょう
樹肌をなでながら、生命の不思議さを感じてきました
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