goo

白花のヤブランかと思いましたが、ノシランでした

 先日造園屋さんのショウガーデンを覗いた時、ガーデンの片隅で、白いヤブランの花が咲いているのを見つけました

 紫の花はよく見かけるが・・・白い花だなんて、『 ラッキー ‼ 』とパチリ!!  してきました

ヤブランの花は普通紫色で、白花はあまり見たことがありませんでした

ヤブランは、スズラン亜科ヤブラン属に属する多年草で、葉は線形で濃緑色な光沢がある根生葉です

長さ40cm位の花茎を出し、総状花序をつけます

花被片は6枚、花の直径は6~7mm位です

花色は白花もあるようなのですが、どうも花の様子が違っているように思えます

画像を見比べ、ヤブランそっくりさんのノシランだと分かりました

ノシランは、「熨斗蘭」と書き、この名の由来は、茎も葉も「火熨斗(ひのし)」で伸ばしたように平べったいことからきています

ノシランはユリ科・ジャノヒゲ属です・・・因みにヤブランは、ユリ科・ヤブラン属です

アジアが原産で、海岸近くの林の明るい場所に自生し、毎年花を咲かせる常緑性の多年草です

     ショウガーデンの木陰で咲くノシラン (ヤブランとよく似ているが、ノシランは花も背丈も倍以上の大きさがあります)

ノシランは、草丈80cmほど、長さ50cmほどの細長い濃緑色で、表面に光沢のある葉が湾曲しながら下向きの伸びます

夏~秋(➝7~9月)になると、葉の間から花茎を斜め上向きに長く伸ばして、総状花序となり白いまたは淡紫色の花を穂状にたくさん咲かせます

花茎は扁平な2稜形で狭い翼があり、花被片は広披針形で長さは約6mmです

花後、胚珠(はいしゅ)が発達して種子となり、種子は楕円形で約1cm、美しいコバルト色に熟します・・・ヤブランは黒味の紫(=碧黒色)に熟します

花自体は地味ですが、白花は、薄明るい場所では浮き上がるように見えました

    ノシラン花アップ 

 ノシランの 花言葉は、「 ひっそり 」   です

 細長い葉の間に隠れるようにして咲く、その控えめな花の様子から連想される花言葉です

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« アガバンサス... 長野・佐久の「コスモス街道」を走... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。