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‘美男カズラ’ と言います

何でこんな名前がついたのでしょう
先日埼玉・神川の鉢物展示コーナーで見かけたのですが、なんとも気恥ずかしく思える様な名前ですよね
えっ!! 美男に程遠いお前が、何で恥ずかしがるかって!
う~ん… そうなんだけど…、何故か気恥ずかしく感じま~す   

  マツブサ科  サネカズラ属  常緑(?)つる性植物で、原産は関東~九州域の日本です
‘美男カズラ’の語源は、昔、カズラの汁を整髪料として使った事からそう呼ばれているそうです



結実期は9月~12月始めです
果実は肥厚して、肉質化した花托の周りに球形の実が着生し、集合果を作っています
  この実は漢方薬として利用できます
赤く熟した果実を採取して、細かくくずし日干し乾燥して、滋養強壮・鎮咳に効く生薬「南五味子」が作られます
  

‘美男カズラ’の別名は‘サネカズラ’もしくは‘サナカズラ’といいます

百人一首の中で、三条右大臣が詠った歌は有名です
  名にしおば / 逢坂山の‘さねかずら’ / 人に知られで / 来る由もがな
そして万葉集では、もっと熱烈な歌が詠われています
  丹波道(たにはぢ)の /大江の山の真玉葛(またまかずら・さなかずら) /絶えむの心 /我が思はなくに
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