第1回サイドデッキ大会の紹介記事なんですが、
すでにこちらで公開しているメインデッキがかなりの反響を得ています。
今回はこれについて語ろうかと
■大会デッキ作りのときに考えていたこと
サイドデッキ大会は、そのレギュレーションの特性上、
2戦目以降、デッキ選びの駆け引きが発生します。
だからこそ、メインデッキで必ず1勝を勝ち取れるように、
受けの広い、何が相手でも勝てるデッキをもっていこうと考えました。
ここで私が選んだのは、ver.2.02で弱体化したといわれていた水でした。
オゴポゴが闇属性となり、呪文遮断が7MP100fとなるなど、
不利な要素は確かにありましたが、
多種多様なデッキが現れるだろうという中にあって、
対抗呪文による対応力はやはり魅力的でした。
正直、メタ読みをある程度放棄して、
本気で水デッキをつくりにいっただけという状態でしたが。。。
■デッキ作りとその調整過程
水を選んだ時点で、デッキ作りの要とする1枚がすでに決まっていました。
調整をすり抜けたとしか思えない、超強化された1枚のソーサリーです。
●[霊魂退行]
Sorcery
2(水) / 300f
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対象のクリーチャーをオーナーのライブラリの一番上に戻す。
2MP!?これは強すぎるだろjk
というわけで、このカードに乗ることに決めました。
疑う人は、強くなったと言われた[即死]と比べてみてください。
なぜ[即死]より対象の広いカードが、より少ない属性値で撃てるのやら。
そして水には、「ライブラリの一番上に戻す」効果と、
非常にかみ合ったクリーチャーがいるわけです。
●[複眼の梟]
Summon
3(水) / 450f
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梟の召喚
Atk=1 , HP=1
飛行
場に出たとき対戦相手の手札を公開する。
そう、ライブラリトップまで含めての手札丸裸です。
梟に関しては、まさにいつ引いても嬉しいカードで、
中盤に[霊魂退行]と同時詠唱し、カウンターを構えることで、
その後のゲームを詰め将棋にしてしまうことが可能です。
デッキの調整は、この2枚を4枚積みできるデッキ、
こちらのようなクリスタル10枚フィッシュからスタートしました。
結果として、軽量クリーチャー、カウンター、霊魂退行の構造となり、
繰り返し行ったテストプレイによって、クリスタル枚数が変わっていきました。
■完成したデッキと個別カード雑感
で、できたデッキはこちら
□退行対抗フィッシュ@サイド後タッチ闇用(ver.2.02)
デッキ枚数:40枚
CRC:478869EC
水:27 無:13
Crystal - 13枚:32.50%
(Basic - 11枚:27.50%)
1 闇水のクリスタル ←クリスタルは後述するサイド後のため。
9 水のクリスタル 3属性以上を要求するカードが対抗呪文の
2 闇のクリスタル FCのみで、属性事故自体は大丈夫でした。
1 黒青損害水晶 フリー用には水クリ13枚でおk
Summon - 17枚:42.50%
2 飛行亀 ←ダメ押し用。出れば速やかに勝負を決める。
3 ステルスの騎士 ←エースアタッカー。相手の除去をあざ笑う1枚
4 複眼の梟 ←引いて安心。1ターン目に出ればまさに無双。
4 水神の下僕 ←ミスターアドバンテージ。鉄板です。
4 耐熱定規 ←不死骨格に弱いが、ver.2.05以降はエース
Sorcery - 9枚:22.50%
3 対抗呪文 ←水の代名詞。いいお守りですw
2 精神抹消 ←250f化によって汎用性がアップ
4 霊魂退行 ←伊勢海老もコクロチも涙目
BattleSpell - 1枚: 2.50%
1 魔力変換 ←クリーチャーメタ。たまに0MP除去となります。
サイドA(ノンクリーチャーメタ。苦手のBS無双するデッキに刺さる刺さる)
- 1 耐熱定規
- 2 精神抹消
- 4 霊魂退行
- 1 魔力変換
+ 1 無色のクリスタル
+ 1 対抗呪文
+ 3 低速取得 ←掌握の心配が無ければドローがうまい
+ 2 構造欠陥 ←刺さるときはささりますねこれ
+ 1 呪詛円陣
サイドB(対水用。クリッター出されても勝てるように。使用マッチ1回orz)
- 1 水のクリスタル
- 4 耐熱定規
- 2 霊魂退行
- 1 魔力変換
+ 1 闇水のクリスタル
+ 1 黒青損害水晶
+ 1 潜水兵
+ 2 モンゴリアンデスワーム
+ 3 対抗対抗呪文 ←対抗呪文キラー。働きました。
基本的にはメインデッキ無双した結果、マッチトータル7勝2敗でした。
■補足:なぜこのデッキが強いのか
このデッキ、2ターン目で詠唱できるクリーチャーが11枚、
特定の状況下でのみ使えるカードまで含めると、
2ターン目にほとんどのカードが詠唱可能になります。
この確率は、往年の炎単色スライとそう変わりません。
その上で、相手の5MP6MPカードと1:1交換できる呪文が揃っています。
このため一度盤面で優位を築くと、優位をほとんど手放すことがありません。
カードアドバンテージも水神の下僕によって、
場の展開とあわせて確保することができます。
ぶん回りされない限り、捌ききれる。
そんな構造にできることが、水デッキならではの安定感ではないかと思います。
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さて、これから温泉旅行にいってきまーす!
私信:Flameさんへ。D1は27日以降でお願いします。
手札を明らかにしてしまうことの対水性能はすさまじかったですね。
退行4枚のだんぱ式フィッシュ、今でも愛用させていただいてます。
とても紹介のレシピはもっていけなさそうです。
カウンター多めの調整が必要そう。
七誌さんの調整デッキもなかなかいい感じだと
思って見させてもらっています。