【316】阿弥陀寺 和歌山
住所 東牟婁郡那智勝浦町南平野2270-1
宗派 真言宗高野山派
山号 妙法山
開山 蓮寂上人・空海
本尊 阿弥陀如来
女人高野といわれ那智三峰のひとつ妙法山にあります。妙法山が、熊野那智大社に先行する山篭行の聖地であったとあり、山岳信仰として熊野信仰以前から存在していたようです。しかし、昭和56年の火災で重文クラスの慶派作の阿弥陀如来も焼失しています。
青岸渡寺の奥の院的存在ですが、青岸渡寺が天台宗ですから全く別の寺となります。妙法山は、阿弥陀寺の奥の院があり、熊野古道の一角でもあります。富士見の最も西に位置する場所でもあります。
「8世紀頃に法華持経者のひとりが、妙法山の山中で捨身行にのぞみ、骸骨のみの姿になっても舌は依然として読経を続けていた。」と怪奇な話が伝わっています。熊野における死者に対する習俗と結びついての話のようです。
御詠歌
くまの路を もの憂き旅と おもふなよ
死出の山路で おもひ知らせん
神の山 熊野古道を 走る龍
妙法山に 阿弥陀への道 団子
【038】青岸渡寺 和歌山那智勝浦 西国1番
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熊野那智大社
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