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【265】三角寺(慈尊院)第六十五番

2008年08月20日 | 【四国八十八ヶ寺】

【265】三角寺(慈尊院)第六十五番

住所 川之江市金田町
宗派 真言宗高野派
山号 由霊山
開山 行基菩薩
本尊 十一面観世音菩薩

 聖武天皇の勅願により行基菩薩が開創し慈尊院と呼ばれていた。弘法大師が十一面観音菩薩像を刻み本尊とし、三角の護摩壇を築いて護摩秘法を修したことから三角寺と改めた。伊予の端っこの位置にありますが、讃岐の関所寺にあたります。讃岐に入る前の関所なんでしょうか。川之江の町から深山に入ったところにあります。長曽我部軍の兵火にによって焼失したとき、本尊は無事であったとのことですが、大師自ら刻んだ本尊、重文でもないところを見るとやっぱり。長曽我部元親と言う奴は、本当にろくでもない奴です。
 安産の観音さんとして知られています。また、三角寺は、伊予菩提の道場の最後の札所であり、標高430mの山にあり、車ではナビに従ってくると歩き遍路への道へ案内されます。運転の下手な人は地図を見て広い道を来るか下に車を置いてタクシーでくることをお勧めします。
 三島、川之江は製紙の町で、山からの風(山地風)が吹くと鶏糞の臭いがし、海からの風が吹くと製紙のスゴイ悪臭がする所です。三角寺は、その臭いが来ないほどの深山にあります。石仏や路標がたくさんあり、なかなか風情があります。

1998.08.20
2008.03.31


 


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