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共布でパイピングしたトップ (仕立ての手順)… 手早くすっきり仕立てる薄物ウエア

2009-08-08 | 
ちょっと長めのタンクトップ

薄物の仕立て方には いろいろありますが、丁寧な作業をすれば きれいに仕上がるのが パイピング仕立て。

今回 写真に 手順を撮っていきました。 友人とお揃いの一枚になる予定のもの。 


身頃のパターンの衿ぐりと袖くりは 縫い代が5mmつけてあります。 

同じパイピング仕立てでも 見返しのようにパイピングを表に出さない仕立てにする場合は 縫い代が必要になるからです。

肩の縫い代は 1.5cm 脇の縫い代は1cm 裾は断ち切り(出来上がり線)で 縫い代は不要です。


今回の仕立て方は、衿ぐりと袖ぐりに関しては、出来上がりに裁断してもいいのですが、伸びやすい部分でもあるので、

縫い代付き(5mm)で裁断し、後から、出来上がりにカットしていきます。


身頃を裁断した後、衿ぐり寸法に5~10cm足した長さのバイアステープを取ります。

薄物は 一枚で衿ぐりを包むと 伸びたりして扱いずらいので、最初から、バイアステープを半分に折っておきます。

4cm幅に作ったバイアステープを2cm幅に折ります。

その半分に折った輪の部分を端として使う方法です。


以下が手順になります。

作り方


 
共布のバイアステープバイアステープを裁断します。

長さは一番長い部分が衿ぐり。

この寸法に5㎝~10cmたした長さがとれるようにします。

幅は4cm










 最初に一方の肩を縫い合わせます。

 薄物の肩の縫い合わせは、袋縫いが一番きれいで丈夫。

 まず、外表に後、前身頃の肩の部分を合わせて、5㎜の縫い代でミシンかけ。
 次に、裏に返して、1㎝の縫い代で出来上がり線をミシンかけ。

 








-1-2


衿ぐりのパイピング



衿ぐりのパイピングテープの置き方



バイアステープのミシンかけ



 1 肩の縫い代を後見頃に倒して、二つ折にしたバイアステープを

   衿ぐりに沿うようにまち針でとめていきます。

 2 テープの輪が内側になるようにします。

   カーブのきついところは、テープがゆるみ加減になるようにします。

 5mmの縫い代で ミシンかけします。(最初と最後は返し縫い)




縫い代のカット
バイアステープを起こす肩の縫い合わせ(袋縫い-1)


 余分な縫い代をバイアステープの裁ち目に合わせて切り捨てます。(5㎜の幅で裁ち落とし)

バイアステープをアイロンで起こします。(衿ぐり側に倒すというより テープだけを起こす感じです。

  さらにアイロンを使って、出来上がり幅にテープを内側に折り込みます。しっかりとアイロンで折りをつけます

 織り込んだバイアステープを開いて、最初(前肩)と最後(後肩)の余分なテープを切り落とします。

  と同じように、外表に肩を合わせ、ミシンかけ。

 裏に返して、出来上がり線をミシンかけ。… これで両肩の縫い終わりです。



-1-2-1
パイピングをしつけ(メルターヤーンで)衿ぐりの始末脇のミシンかけ


 メルターヤーンを身頃とバイアステープの間に挟んで アイロンで仮接着。(しつけ代わりです)

 袖ぐりを 衿ぐりと同じようにバイアステープを縫いつけます。は同じ手順です。
  
  と同様にテープを開いて、脇の縫い代を中表に合わせ、ミシンかけで脇縫いをします。 

-2
脇縫い脇のロックミシン裾の巻きロック


 続いて、ロックミシンで縫い代の始末。

 縫い代を前身頃側にアイロンで倒します。裾を巻きロックで始末します。今回は表側から ロックをかけます。

 もう片方の袖くりを 同じようにバイアステープで始末します。と同じ手順です。

袖ぐりにパイピングテープをつけたら、脇を縫います。

   ミシンかけのあと、ロックミシンで縫い代の始末。 

   巻きロックの最初と最後の糸は短く切って、細かいミシン目で縫い代にとめます。  



 衿ぐりと袖ぐりを表から、落としミシンをかけます。

 糸の始末をすべてして、アイロンをかけて出来上がり。


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