
九州国立博物館、今年最初の特別展は「古代日本と百済の交流」展。
じつは今回、会期前のプレス公開日に、
「ブロガー枠」としてお声掛けいただいていたのでしたが、
とっても残念なことに仕事が休めず見送り。会期中に改めて伺いました。
特別展自体の規模は、いつもよりも小さめに思われたものの
(同時に文化庁など主催の「日本発掘」展が開催されています)
大きく3つに分かれた展示は今回も見応えがありました。
第1章 日本と百済の出会い

入口すぐに、今回の目玉でもある国宝「七支刀」が展示されています。

奈良石上神宮に伝わる鉄剣、何と言っても形が印象的です。
日本書紀の中に、4世紀に百済から倭に献上されたとの記載があるそうですが、
刀の銘文も貴重な史料であり、今も研究が続いているそうです。
銘文については側に詳しい説明パネルもあり、それと見比べつつゆっくり見学してきました。
第2章 太宰府にいきづく百済

個人的にはこの章が特に面白かったです。
後で家族に聞くと、ここで取り上げられている「水城」という地名のルーツは、
福岡の小学校では(少なくとも昔は)授業でも扱うことがあったそうですが、
他地域出身の私は全く知らず、大変興味深い展示でした。

何ヶ所か説明映像もあるのですが、
その数分のCGがとても良く出来ていて、私は何度も繰り返し見てしまいました。

同盟国である百済が敗れ危機感を抱いた大和朝廷が、この地に山城を築いたことが、
いまの水城(みずき)・大野城(おおのじょう)・太宰府一帯の始まりだと。
そして、今年2015年は、大野城が出来て1350年(!)。
思わず時空彼方へ思いを馳せる瞬間でした。
第3章 仏がつないだ二つの国

仏教文化は、百済を通じて我が国に伝わりました。
大陸の仏様、そしてその影響が色濃い仏様は九州北部にも数多く残されています。

どれも優しく慈愛に満ちた表情で、
寒さ厳しい季節ですが、心にほっこりと温かさを感じました。
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※「古代日本と百済の交流」展は3月1日まで。
(国宝「七支刀」の展示は2月15日まで)

※この記事はぶろぐるぽにエントリーしています。
また、記事中の写真は九州国立博物館さまよりご提供いただきました。
転載はご遠慮ください。
じつは今回、会期前のプレス公開日に、
「ブロガー枠」としてお声掛けいただいていたのでしたが、
とっても残念なことに仕事が休めず見送り。会期中に改めて伺いました。
特別展自体の規模は、いつもよりも小さめに思われたものの
(同時に文化庁など主催の「日本発掘」展が開催されています)
大きく3つに分かれた展示は今回も見応えがありました。
第1章 日本と百済の出会い

入口すぐに、今回の目玉でもある国宝「七支刀」が展示されています。

奈良石上神宮に伝わる鉄剣、何と言っても形が印象的です。
日本書紀の中に、4世紀に百済から倭に献上されたとの記載があるそうですが、
刀の銘文も貴重な史料であり、今も研究が続いているそうです。
銘文については側に詳しい説明パネルもあり、それと見比べつつゆっくり見学してきました。
第2章 太宰府にいきづく百済

個人的にはこの章が特に面白かったです。
後で家族に聞くと、ここで取り上げられている「水城」という地名のルーツは、
福岡の小学校では(少なくとも昔は)授業でも扱うことがあったそうですが、
他地域出身の私は全く知らず、大変興味深い展示でした。

何ヶ所か説明映像もあるのですが、
その数分のCGがとても良く出来ていて、私は何度も繰り返し見てしまいました。

同盟国である百済が敗れ危機感を抱いた大和朝廷が、この地に山城を築いたことが、
いまの水城(みずき)・大野城(おおのじょう)・太宰府一帯の始まりだと。
そして、今年2015年は、大野城が出来て1350年(!)。
思わず時空彼方へ思いを馳せる瞬間でした。
第3章 仏がつないだ二つの国

仏教文化は、百済を通じて我が国に伝わりました。
大陸の仏様、そしてその影響が色濃い仏様は九州北部にも数多く残されています。

どれも優しく慈愛に満ちた表情で、
寒さ厳しい季節ですが、心にほっこりと温かさを感じました。
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※「古代日本と百済の交流」展は3月1日まで。
(国宝「七支刀」の展示は2月15日まで)

※この記事はぶろぐるぽにエントリーしています。
また、記事中の写真は九州国立博物館さまよりご提供いただきました。
転載はご遠慮ください。
最後の白梅の画像も素敵です。これはご自分で撮られたのでしょ?
博物館のHPで、自分のブログに記事を書いてリンク出来る企画があり、それに参加しています。こうして画像提供を受けられるし、アクセスも多少増え、また抽選で次回の企画展チケットを貰えることもあるので、ちょっとお得な気分です(^^)
じつは展覧会へ行ったのは1月下旬なので、有名な太宰府梅園はまだ蕾ばかりでしたが、博物館敷地内にひと枝だけ、早咲きの梅がありましたので撮りました。梅の季節になると太宰府は普段にも増して混雑しますが、上品で愛らしい花々と柔らかな梅香に、寒さも(太宰府は福岡市内より寒いです)忘れるようです。