鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

地域メディアと議会

2011年05月28日 02時03分17秒 | Weblog
ここのところ「議会はなにしているかわからない」と言われることがあります。
たしかに、‘議会’がどのように動いているのか分かりにくいことは事実です。首長と違い、‘議会’そのものが人格を持つわけではなく、また、一人の存在である首長に対して、あくまで議会は多くの議員で構成されているものだからです。

それだけでなく、首長の動きはメディアが多く取り上げるのに対して、議会の動きはほとんど取り上げられないと言っても過言ではないでしょうか。まして、個々の議員の動きについてメディアで取り上げられることはほとんどないと言えます。意識はしていなくとも、メディアで見たり聞いたりすることで、首長は仕事をしている、議会は仕事をしていないと思われる部分が出ているのではないかとも思います。

だからと言って、鈴鹿市議会について言えば、これまでの議会の動きを肯定するつもりはありません。議会も努力をしてきていない部分があるのは事実と思います。広報のあり方についても、受け手の側を意識した取り組みは非常に少ないと言えますし、さらに変えていく必要があると思います。

そのときに、地域メディアとの関係をどう構築していくか、そのあり方を検討する余地が非常にあるのではないかと思います。これまではメディアに対して受け身できていたものを、議会も行動し、メディアとコラボレーションの形に持っていくことなどが考えられると思います。
もちろん、インターネットを介した情報提供についても、十分に取りくんでいくことが求められます。

地域メディアについて、鈴鹿市で言えばCNS(ケーブルネット鈴鹿)での情報提供があります。また新聞折り込みで言えば、鈴亀ホームニュースであるとか、各種のフリーペーパーも媒体に考えられるのではないでしょうか。そう考えれば、可能性はかなり大きいと思います。

その中でも例えばCNSについて考えると、現在は議会からCNSに委託料が支払われ、その上で一般質問についてのみ放送が行われている状況です。それも無編集で流れていますから、見る側からすると、どのようなことが要点なのか、どこが聞きどころなのかよくわからないというのが現状と思います。

その一般質問の放送を、1日分ずつダイジェストに編集して、内容の感想や聞きどころなどのコメントを入れ、改めて放送してはどうかと考えます。また、議決についての審議内容報告をするであるとか、委員会での審議内容を放送するなど、いろいろな情報提供を行っていくことが考えられます。これらを実現するにあたって、多少のコストアップは考慮しなければいけないかもしれまんが。

しかし、それらの働きかけの中で、市民に地域情報を伝える地域メディアとして、CNSの動きの中にも、積極的に鈴鹿の政治状況を伝えるという流れができれば、鈴鹿市全体としての底上げにつながるのではないかと思います。
市長をトップとした行政も、個々の議員も全体としての議会も、このようなメディアがある中では、やはりいい意味での緊張関係が築けると同時に、レベルアップにもつながると思います。また、市民も議論も含めて動きを見ることで、住民自治も深まるのではないかと思います。

流行り廃りのネタを追いかけるのではなく、かと言って傍観者としてでもなく、地方政治の動きのありのままを、多少のアクセントを入れながら、市民に伝えていく地域メディアの必要を感じるとともに、議会は地域メディアをもっと活用する、地域メディアと連携していくことを模索するべきと考えています。
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委員会にて

2011年05月26日 17時39分18秒 | Weblog
おとといは文教福祉常任委員会の初会議がありました。
内容は、執行部側の自己紹介に、今年の主要事業の説明とそれに関する質疑でした。基本的に事業は総合計画、行財政経営計画と関連づいていますので、文化振興部、教育委員会、保健福祉部ともに、それらに沿った説明をしていたことになります。

私としては、気になる主要事業について今後の展望を確認することを意識して聞いていました。また、初めての委員会と言うこともあり、意識して他の議員の発言機会につながるように、自分の発言はひとつの項目ずつとしていました。あまり多くを一人でずっと話すことは、やはり会議や議論の上ではよくないこととも思います。

ところで、その場には4人の新人議員の方々がいらっしゃいましたが、それぞれの色や積極性が少し垣間見えるように思えました。やはり、なにを聞いていいのかわからなかったのか、それとも聞くタイミングが分からなかったのか、発言をされていない方もいらっしゃいましたが、初めての経験で難しいとも思うところもあるので、これからの取り組みに期待したいと思います。
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所属委員会

2011年05月26日 17時28分28秒 | Weblog
遅くなりましたが、今期は文教福祉常任委員会と、防災安全特別委員会、鈴亀広域連合議会議員に所属することになりました。自分とはしてはそれぞれの分野に課題があり、それを積極的に発言していこうと考えています。もちろん、自分から選択しています。

これから2年間の自分の課題として、「防災(減災)対策」、「議会改革」、「地域医療」の3つを立会演説などでお話しました。そのうちの2つについては、常任委員会と広域連合議会で、のこりの議会改革については、少し独自に活動をしていこうと考えています。

まず災害関連に関して、防災安全特別委員会で副委員長を務めることになりました。今回の特別委員会は、大枠は東北関東大震災の被害状況を受けて設置されており、それに基づいての話し合いになります。新人議員3名を含めた構成で、これから6月末を皮切りに話し合いが進んでいく予定です。

文教福祉常任委員会は扱う課題が幅広く、また多くの議員が関心も高いところですので、これから学校給食をはじめとした教育、医療、保険、福祉などで議論を深めたいと考えています。今年は特に、地域医療の中でも2次救急医療においての民間二病院のとのあり方などを提議していきたいと考えています。
また、鈴亀広域連合議会の場で、鈴鹿亀山が連携して地域医療に取りくむことを一般質問で取り上げたいと考えています。

議会改革について、議会内で議会基本条例を念頭においての特別委員会が設置されていますが、特別委員会二つには所属できないことから、今年は所属せず、一人の議員として、すずか倶楽部の議員としての活動の中で、議会改革につながる動きをしていこうと考えています。
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小さな一歩

2011年05月22日 02時14分09秒 | Weblog
これまで議員も傍聴できなかった各派代表者会議が、議員の傍聴が認められるようになりました。
これまで傍聴できなかった理由の一つは、各派代表者会議は会派の代表が出ているのだから、その人が報告をすればよいというようなことなどでした。しかし、すずか倶楽部での話し合いの中で、やはり議員が傍聴できないことはおかしいのではないかとなり、それを議長と各派代表者会議にかけたところ、議員の傍聴ができるとなったのです。

小さな一歩ですが、各派代表者会議を傍聴できるようになったことは大きな意義のあることだと思います。さっそく傍聴したのが、各種委員会委員選定の話でした。これまでは見えなかったことや、その場に出ている議員の発言なども直接聞くことができ、非常に有意義でした。

さて昨日は、2期目の議員の勉強会が開かれました。内容は「議会のあり方について」です。これから議会改革と議会基本条例に取りくんでいく流れになっていることから、あらためて議会について今の流れを押さえるという意味で開きました。
議会事務局玉田課長からの話と、愛知県大府市議会議員の鷹場登久子さんの話を聞かせて頂いたのですが、いろいろな意見交換も含めて意義があったと思います。

これから流れは加速するだろうと思いますが、小さな動きの積み重ねが大切だと考えています。
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同報無線

2011年05月19日 17時33分34秒 | Weblog
災害時の緊急放送用の同報無線整備について、6月補正予算に担当課から予算要求が出されていましたが、査定の中で見送られたということでした。
理由の中に、防災計画の見直しがあるからということでしたが、市防災計画は県や国の計画や想定見直しを受けてするとなっており、それらが出てくるまで先延ばしになったということです。整備については決して後ろ向きではないとのことでした。

私観ですが、特に海岸線地域への同報無線の整備については、国や県の防災計画の見直しを待つことはないと考えます。東海・東南海・南海地震での津波への対応ということだけではなく、鈴鹿市においても過去、13号台風や伊勢湾台風での被害もあるのですから、海岸線地域の住民に対して、いち早く情報を伝達することが必要であることは、見直しをせずとも導かれることです。その点で同報無線の整備は優先度の高いものだと考えます。

ですから、今回の査定で見送られたことは少し解せません。
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議会改革

2011年05月17日 23時06分35秒 | Weblog
今日は小さな一歩がありました。各派代表者会議にこれまでは会派長以外の議員の傍聴ができなかったのですが、今日から傍聴ができるようになりました。
今日は、各委員会についての議員構成の話し合いでしたが、話し合いの雰囲気も含めて、非常に考えることが多いものでした。

さて、議会改革や議会基本条例の制定が問われていますが、結果が大切なことはよくわかっていることですが、やはりその過程、議論も含めてどのように取りくんでいくかが問われます。

議会改革、議会基本条例の目的はなにか、どのような理由のためにそれらに取りくむべきなのか、それを一人一人の議員が真摯に考え、それぞれに議論できるようでなければいけないと思います。
この部分でしっかり全議員の考えが一致しなければ、次の段階に進むべきではないと私は思います。でなければ、その後の議論の過程で、それぞれの立ち位置での水かけ論になってしまうからです。
私はやはり「市民に開かれた議会、市民とつながる議会」、「二元代表制の一翼を担う存在」ということは外せない要件と考えます。

この次に、そのような議会であるためにどのような取り組みをしていかなければいけないのか、議会の仕事、議員の仕事についてゼロベースで見直しをしなければいけないと考えます。
地方自治法の範囲内でもできることはたくさんある、今の議会はそれらに取りくんでいない部分がたくさんあるという意見もあります。まず、できることをすべてしていくという意識が必要です。
「市民との意見交換会」を実施し、そこから政策化をしていく。委員会の開催、その内容について見直しをし、審議内容を大幅に増やす。など、できることはたくさんあり、そのぶん仕事も増えます。このような議論を議会はするべきです。

そのようにした後に、待遇面についての議論をすべきと考えます。待遇面については、特に感情論で語られる部分も多く、より慎重になるべきところと考えます。

ともかく、いろいろな議論を行うためには、やはり知っていること学ぶことを、ある程度共通の部分を持つ必要があると思います。それは議会内だけでなく、市民のみなさんも共有していく部分と考えます。そのための取り組みをしていきたいと考えています。

河北新報の地方議会の特集記事です。参考にしてください。
http://blog.kahoku.co.jp/chihougikai/cat600/
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役選

2011年05月11日 23時47分03秒 | Weblog
またその時期です。
来週の臨時会での‘議会内’での議長選挙に向けて、それに伴う、というよりもセットのような形での議会運営委員会をはじめとした委員長ポストの配分のような話がめぐり始めています。

しかし、話を聞いても、その話からこれからの鈴鹿市を良くするということと、どのようにそれがつながるのかがわからない。議長、副議長、監査委員、その他の委員会委員長のポストは、個々の議員の肩書きのためにあるのではないはずです。

‘なれあい’や‘ねまわし’が正当化されるような状況の中で、本当に市民にとってプラスになるのか、そのようなことがある中で、本当に議会改革ができるのか、議会基本条例ができるのか、そのようなことに疑問も持たず考えない議員が多いとすれば、市民にとって不幸なことだと思います。

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6日のできごと

2011年05月07日 01時32分34秒 | Weblog
6日は午後から市役所に行き、いろいろな段取りをしていました。
5月20日に「どうきの会(2期議員の会)」の勉強会を午後から行うため、それについての打ち合わせとまではいきませんが、下話を事務局でしていたところです。今回は、議会改革に関連した勉強会を行う予定です。と言っても、いきなり改革の話から入るのではなく、議会の役割や意義、議員の役割や意義について、あらためて基礎的な話を押さえることを考えています。

というようなことのために事務局にいると、会派について新しい動きがありました。
書類が提出されたところは見ていたのですが、公式にはまだ出されていないので詳細をここで書くことは控えますが、ある会派が分離することになったということです。これから議会運営上も含めて、いろいろと動きが出てくるのだろうなと思いました。
このようなことは、議会の内側にいるとなんとなくわかるところがあるものですが、やはり市民視点ということから考えると、よくわからない、わかりにくいことだなとあらためて感じます。
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この2日間

2011年05月07日 01時29分33秒 | Weblog
我が家のブルーベリーも開花、クマバチが花に寄ってきています。

初夏の風景の一つになっています。あとはやはり収穫が楽しみですね。生食よりもジャムなどに加工して楽しむのがいいです。

さて、5日の子どもの日は、清水醸造さんの鈴鹿の米で日本酒を造る会の田植えに参加、その後懇親会を楽しみ、夜は家族で湯の山温泉の日帰り温泉に行きました。

造る会の方は、ほぼ最初からずっと参加しています。議員となってからではなく、前職のころから一市民として参加し、日本酒造りというよりも、お酒を通じたコミュニケーションを楽しませて頂いている感じです。

そういえば、関西大学の岩見ゼミに在籍していた時、関西の某大手飲料メーカーさんの行ったアンケート「酒カルチャー」だったかが、ゼミ生相手に行われました。どういうシチュエーションでお酒を飲むかなどの調査だったと思いますが、かれこれ20年近く前の話になってしまいますね(^^;

前にもこのブログで書いているかもしれませんが、よい日本酒を造るためには、良い米、良い水、冬の寒さも大切で、本当は日本に住む私たちにとって、環境を意識するときに、ひとつの指標になるのだと思います。
良い米が取れないところで、はたして安心できる食生活ができるのでしょうか?よい水のないところで、身体の8割が水と言われる私たちが安心して住めるのでしょうか?冬の寒さが弱まるということは、温暖化と関係することではないのでしょうか。。。
などなどです。

また、いろいろな祭りに際して、日本酒は神前などにあげられています。やはり日本の生活に密接につながっているもののはずです。実際に、「三重の新嘗」というお酒が、秋の収穫を祝う神社の祭りのために奉納されています。伊勢神宮にも奉納されているのですから、すこし関心を持ってもらうのがいいのではないかと思います。

話は長くなりましたが、今年の米のできとお酒のできはどうなるのかと思うところです。
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お墓参りから考える

2011年05月04日 00時14分21秒 | Weblog
今日はお墓参りに行ってきました。ここ数年の間、自分の予定が詰まっていたことなどから、行かなければと思いつつ行けていなかったからです。天気も天気だったので、本当にお墓参りだけだったのですが、自分にとっては貴重な時間でした。

写真に写っているのは大きな銀杏の樹で私が小学生のころからずっとそこにあります。鈴鹿で言えば、長太の大楠のような感じなのかもしれません。このような樹はやはり大切にしていかなければいけないと思います。

さて、久々に国道42号線を走ったのですが、沿道の様子の変化や、大内山村を越えてからの海岸線のまちについて、考えることが非常にありました。
沿道の様子から言えば、高速道路が建設されていることによって、場所によっては大きな橋脚があるなどしています。一方で、やはり高速道路の影響なのか、確かに大紀町以南ではドライブ関係の車が増えているように感じました。しかし、一部で人の流れが変わり、以前のような雰囲気があまり感じられないところもあるなど、この辺りは三重県の観光も含めた政策の中で考えていくべきではないかと思います。

観光面で考えると、あまり規模は多くないでしょうが、やはりバイクに乗っている人を誘い込むということはありかと思います。鈴鹿サーキットというモータースポーツの象徴があるのですから、それと三重県の他の地域資源を連携させることが大切ではないでしょうか。特に中京圏と関西圏の人に向け、ありきたりですが、1泊2日から2泊3日くらいのツーリングプランが立てやすいように、宿なども含めた情報提供を行うなどしてはどうかと思うのです。
ひとつの観光地やまちだけでなく、県内をいろいろ回ってもらうことで、トータルで県内での消費をしてもらうという考えがいいのではないでしょうか。

話は防災面に、紀伊長島のあたりから海山のあたりを走っていて感じたのですが、やはり、もし東北関東大震災時のような津波が発生したとしたら、海に面して道路とまちがあるのですから、相当な被害が発生することはまちがいがありません。それらのリスクに対していくためには、避難場所の設置もありとは思いますが、現在東北でも考えられているような、高台移住という選択も含めながら、災害対策を行っていく必要があるのではないかと思います。
また、高速道路の延伸に伴って、それに沿う形でのまちの再編も視野に入れることもありかもしれません。とにかく、海岸線から少しでも高台へ、津波災害のリスクを抑える方向に舵を切ることが必要と思います。

津波について、観光面から考えると、マイカーで紀伊半島をめぐっている人に対して、どのように災害時の避難を啓発するかということが、現在の課題と思います。発生から10分しないうちに襲ってくるかもしれない津波に対して、どこにどのように避難をするのか、なんらかの誘導表示が必要ではないかと思いました。
自分はと言えば、どこに避難するかを意識しながら走っていたのが現状です。特にそれで頭がいっぱいというわけではありませんでしたが、移動手段としての乗物を確保する意味も含めて、10メートル以上の高台はどこになるのか、なければすぐに登れるコンクリづくりの建造物はどこかなど、チェックしながら走っていたということです。
ですから、土地勘のない方に対してなんらかの誘導表示がなければ、パニックになり被害を拡大してしまうのではないかと思います。

と書きつづりましたが、紀州路は非常にいいところだと思っています。三重県北勢部の人たちに、一人でも多く三重県の魅力の一つでもある紀州路を大切に思ってもらえたらと思います。
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