だいぢのEasyBassing

初めはバス釣行記のブログだったんですが…。
関東を中心に釣りや散策に出掛けていましたが…。
熊本県民になりました。

埼玉県指定史跡 「七曲井」(埼玉県狭山市)

2009年06月01日 | 散策記
狭山市・日高市散策の2ヵ所目も井戸である。

狭山市北入曽にある「七曲井」は 、すり鉢の形をした古代の井戸で、武蔵野の歌枕として名高い「掘兼の井」の一つといわれている。
この井戸は昭和45年(1970)に発掘調査され、すり鉢部の上部直径が18~26m、底部直径が5m、深さが11.5mで、井筒部はほぼ中央にあり、松材で組んだ井桁からなっていることが判明している。

「掘兼の井」が我が国の文献に現れるのは、平安時代前期であり、清少納言が著した『枕草子』にも、
「井は堀兼の井。走井は逢坂なるがをかしき。山の井。さしも浅きためしになりはじめけん。」とある。
七曲井は平安時代にはすでに存在していたと考えられている。

しかし、これまで何回も修理を繰り返して使用してきたため、実際に井戸が掘られた時期は特定できていない。
史料によれば、最後の改修は宝暦9年(1759)となっている。(狭山市HPより抜粋)

武蔵野台地では、地質学的な背景により、古来から飲料水の確保には苦労をしたようで、すり鉢状の規模の大きな井戸がいくつも確認されている。



平安時代の歌に詠まれた「堀兼の井」。
当時はどのような様子であったのであろうか。

【史跡データ】
名称:埼玉県指定史跡「七曲井」
所在地:埼玉県狭山市大字北入曽1366番地
時代区分:平安時代?~江戸時代
形態:井戸跡
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