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【推測】Adobe Mercury Playback Engine が GeForceをサポートしない理由

2010-05-10 12:00:20 | CS5

ハッキングで GTX285以外の 一部GeForce製品もAdobe Mercury Playback Engineを動作する事が確認されていますが、どうして正式にはサポートされないのか 推測してみると、


(1)冷却機能の問題:GTX240で動作させた場合に、ビデオカードがかなり高温になるという報告があります。

CPUとGPUのパワーをフルに使う(主にGPU) Mercury Playback Engineは、GTX240では100%に近い運転を長時間行う過酷な条件となります。
メーカーにより様々な冷却機能の製品がラインナップされて、静音化のためのファンレスもあります。
冷却機能が十分でない製品では、熱暴走やシステムダウンの可能性があるので、GTX260/240はサポートされない。

(2)GT200bコア搭載品のみで動作する:GTX260で動作しない報告があるのは、初期に生産されたGTX260は、GTX280と同じGT200コアを搭載しています。
生産時期により2種類のコアがあるのもサポートされない理由になりそうです。

(3)GeForce GTX 295については、理由はハッキリしませんが、考えられるのは、(1)と同じく冷却機能の問題。
生産時期により2種類の冷却機能が存在し、初期の製品で熱によるトラブルが発生する可能性が有るためか?

(4)Quadro製品に関しては、GT20x ベースの製品が正式に対応している4機種しかない。

(5)GTX470/480は、Adobe CS5開発時に 発売されていなかった製品で、NvidiaからもCS5推奨ドライバーは現時点では、リリースされていない。

(6)GT9800等の旧世代コアはテストしていない。
GTX280全般/GTX260初期型のGT200コアも同様にテストされていない。

(7)対象カード以外のドライバーは、Mercury Playback Engineの動作を想定していないので、トラブルを起こす可能性がある。

(8)対象カード以外もテストしたが、何らかの不具合が発見された。


考えられる点を挙げてみましたが、トラブルを避けるには改造をしないのが良いと思います。