CGソフト★なんでも覚書 <gooブログ版>

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【ゆく年くる年】VFX メイクアップ、Re-lighting、テクノロジー

2010-01-01 00:43:17 | After Effectsを使ってみる(171)~(180)

映画「アバター」は、出演者のモーションキャプチャーをして、体の動きだけでなく、顔の目、鼻そして口の動きや顔の形も本人そっくりなCG映像になっています。

【Avatar】モーションキャプチャー

映画「猿の惑星」が公開されたときは、特殊メイクが話題になったものです。
2001年にリメイク版のメイクアップビデオ。

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2003年の映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」では、ILM が、マッチムーブで顔と体に3DCGを合成しています。
目元や口元もマーカーが付けられて、特殊メイク同様に自然な動きをしています。

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今年2月に視覚効果部門でアカデミー賞を受賞した、「ベンジャミン・バトン」は、顔と体は別人で、顔は主演のブラッド・ピット本人が、モーションキャプチャーの装置で顔だけの演技をして、精密な顔のCGを作り上げています。

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今年の年末は、「アバター」だけでなく、映画「かいじゅうたちのいるところ」も、顔の表情は3DCGが使われています。
着ぐるみが豊かな表情を魅せています。

CGを製作したilouraのサイトに、CGのメイキングビデオがあります。
マッチムーブソフト「SynthEyes」と3Dソフト「MAYA」が使われています。

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映画やテレビドラマのVFXシーンでコンポジットソフトに使われている「Nuke」は、「ベンジャミン・バトン」の特殊効果を製作したDigital Domainが1993年に開発して、2007年からは、The Foundryが開発と販売を引き継いでいます。

After Effects のバージョン1.0も1993年に発売されたそうです。

そのNukeは、「2.5D re-lighting」、「UV Texturing」機能があるようで、巾広く3Dソフトとの連携に対応しています。

After Effects には標準でこれらの機能はありませんが、「Re-lighting」は今年バージョンアップして公開されたプラグイン「Normality 3」(フリー:寄付歓迎)は、機能豊富で多数の方にダウンロードされたそうです。(チュートリアル:Videocopilot


Nuke や eyeon Fusion その他 に比べると、ハリウッド映画シーンで名前が挙がらないAfter Effects でしたが、「アバター」にはコンポジットソフトとして一部のVFXシーンで使用されています。
これは、単なる宣伝なのか、それとも次期バージョンで、VFXスタジオ市場のシェアアップを狙える製品を開発している為か?

今日取り上げた「顔」について、去年、ILMからアドビに来た研究者が公開したビデオで3Dスキャナーを使わずに、近いことをやっています。

Interactive Video Object Manipulation

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それと、diffusion_curves が、ムービーに対応できれば、Re-lighting や リアルなCGの合成もできるのではないか?
製品化については、何も決まったものはありませんが、新技術を見る限り、ブラシでラフになぞるだけで選択できる機能は、次期バージョンで搭載されるのでは ないかと思います?

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【After Effects】WARS:ニューウェーブ

2009-12-29 00:44:28 | After Effectsを使ってみる(171)~(180)

Ae_0450


Knoll Light Factory Pro vs Optical Flares

Motionworks の記事「Flare Wars」では、映画「アバター」にも使用された レンズフレアの定番プラグイン「Knoll Light Factory Pro」に対抗するプラグイン「Optical Flares」(After Effects専用:発表時)をベータテストしたJohn Dickinson は、KLFより上と評価しています。


そんな事で、今年登場したプラグインや素材集など、購入時に比較されるであろう組み合わせを考えてみました。

すべてを購入 又は 試用したわけではないので、優劣は 判断できませんが、デモ版・デモビデオやレビュー記事等を参考に気に入るものを探してください。


Compositor's Toolkit 2 vs ACTION ESSENTIALS 2

火、爆発、煙、水 のムービー素材集。
昨年、 Compositor's Toolkit が、ハイスピードカメラ撮影、高解像度、キーイング処理済みのムービー素材集として発売され、今年 Video Copilotからも同様のACTION ESSENTIALS 2が登場、Compositor's Toolkit の発売から1年経って、第2弾 Compositor's Toolkit 2が発売される。


Crowd Control vs PhotoKnockouts

これは、ムービーと静止画なので、比較にはならないかもしれないが、人物のキーイング処理済みの素材です。


Trapcode Particular 2 vs particleIllusion for After Effects

メモリの制限で開発に困難を極めた particleIllusion のAfter Effectsプラグインが、12月に発売されました。
全機能の組み込みは断念されましたが 豊富なプリセットは、すべて使えます。

映画「スタートレック」公開時に、トランスポーター装置のエフェクト勝負?(TPv1.0とpI)がありました。


Invigorator pro vs Continuum 3D Objects

After Effectsで3Dロゴのアニメーションを作成できるプラグイン。
Continuum 3D Objectsは、プラグイン集「Continuum Complete 6 AE」からユニット販売された商品。変形やシャターの機能がある。


LayerTools vs Camera Mapper

2D静止画像を3Dにして被写界深度の設定ができるようになる。LayerToolsについてのポスト
Photoshop のバニッシングポイントとも比較対象となるかな。


3D Warps vs FreeForm AE

平面を変形させるプラグインです。


RE:Map vs Youveelizer

3Dソフトでレンダリングした画像に、UVマッピングするプラグインです。
Youveelizerは、Aftre Effects CS4のみに対応したPixel Benderのフィルタです。


After Effects Scripts vs プラグインメーカー

決済の機能を組み込んだ After Effects Scriptsのサイトには、プラグイン製品に匹敵するようなスクリプトも登場して、プラグインの為の便利ツールだけとは呼べなくなってきたか・・・?

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【Avatar】CGに使われたプラグイン ソフト、モーションキャプチャーは出演者?

2009-12-24 21:31:13 | After Effectsを使ってみる(171)~(180)

日本でも公開が始まった映画「アバター」のメイキングについての情報です。

Studio dailyが、アバター製作に使われた 3D・コンポジット アプリケーションソフトの主要なプラグインをピックアップしています。

The Avatar Plug-in List

Prime Focus:レンダリングツール   3ds max
Krakatoa:パーティクル操作、管理   3ds max

Ocula :ステレオスコープ   Nuke
    3DCGと実写を合成してステレオスコープを作成する場合は、Nukeに限るようです。
Keylight:クロマキー   Nuke、After Effectsにはバンドルされています。
Furnace:スタビライズとリタイマー   Nuke、After Effectsの「タイムワープ」は、Furnaceのプログラム(リタイマー)が使われています。

Knoll Light Factory:レンズフレア   After Effects他
GenArts Sapphire:エフェクト集   After Effects 他


CG作成のためのモーションキャプチャーは、出演者自身?(それとも似てる人か?)がアクションをしています。

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製作した Giant Studios のホームページにも動画があります。

顔のキャプチャーには、Paul Debevec氏が開発した3Dスキャニングの装置らしきものも確認できます。

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顔の前についているヘッドマウントカメラで、目の動きをトラッキングしています。

人体のモデルは、ZBrushが使われているようです。
ギャラリーにAvatarの画像がアップされています。

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【After Effects】スタビライズ:過去・現在・未来

2009-12-23 02:00:36 | After Effectsを使ってみる(171)~(180)

Art of the Title の最新記事は、1台のステディカムで、長いシーンを撮影した映画オープニングの特集でした。

Single Take Titles, Part 3: Steadicam’s Long Take


一応、今年の記事からスタビライズ関連をピックアップしたのと、プラグイン「Magic Bullet Steady」を使ったムービーも作ってまとめてみました。

After Effectsでカメラの手ブレを減少させるスタビライズを行なう方法は、標準機能のトラッカー制御で「スタビライズ」をするか、After Effects CS4 にバンドルされている「mocha for AE CS4」を使います。

スタビライズを使った ロトスコープ(4/21)

mocha-AE でスタビライズ(1/7)

走る車が消える!Motion keyer(9/24)

スタビライズだけをするなら、「Magic Bullet Steady」は、特に設定をする事無く、ワンボタンでカメラの細かいブレを早く消すことができます。

Ae_0445

「Analyze」ボタンより上が、分析前の設定になります。
プレビューの画質を、「フル画質」にして「Analyze」ボタンを押します。

Movie 1:

Ae_0447

分析後に、「Auto Zoom」で全体を拡大して見切れないようになりますが、手動で調整もできます。

Ae_0446

但し、マニュアルによると Magic Bullet Steady (v1.1)には、ネスト化の特定の方法で、既知の問題があるようです。
今回のテストでは、動画素材に、PNGの連番とAVIの未圧縮ムービーとを使っていますが、AVIのファイルでネスト化すると、データが無効になってしまう現象が出ていました。
回避策はプリレンダリングするしかありません。

Ae_0449

mochaやトラッカー制御のように、データだけを保存できないので、無効になるとスタビライズのやり直しになってしまいます。

使用した動画は、CCD(ビデオカメラ)とCMOS(iPhone)による撮影で、CMOS は、スタビライズ後も歪みが目立っています。

Ae_0448


CMOSセンサ は ローリングシャッタ(4/17)

現在は、ローリングシャッターの歪みを修正するAfter Effectsのプラグインが、The Foundry より発売されています。

ローリングシャッタを修正するソフト(4/24)

将来は、スタビライズとCMOSセンサーの歪みの修正ができる機能が、何らかのソフトに付いてくるか、プラグインとして発売されるかもしれません。

3D ビデオ スタビライズ & 3Dスキャン(7/2)

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