「どのエサがディスカスにとって良いか?」
エサの良し悪しについての話はよく耳にするが
「どういったエサのやり方がディスカスにとって良いか?」
についてはあまり表だって話になることはなく、それが人によって様々なのが現状だ
以前に少しブログで書いた記憶があるが、最近、エサのやり方も非常に重要ではないか
と思えてきた
私のエサ(特にハンバーグ)のやり方は、ショップでやっている方法を
そのまま真似ただけだが、ディスカスが一口で食べられる大きさに切り、
2,3粒ずつディスカスが食べるのを確認しながら与えるというもの
①少量なのでエサが底面に行き着く前にほとんど食べられるので、食べ残しが少ない
②No.1個体が先ず最初に食べ、食べている間に2粒目のエサを他の個体が食べる
簡単に書くとこうなるのだが、①については物理濾過槽のウール汚れが少なくなるので
目に見えてその効果が確認できる
これはph降下のスピードが鈍化することでも確認できる
②については、No.1個体によるエサの独占により発生するイジメによって、
エサが食べられない個体が少なくなる
①②とも結局はディスカスにとっては好影響だ
このエサのやり方の欠点はというと、いちいちディスカスが食べるのを確認しながら
与えるので、時間が掛る点だ
でも本当はこの時間がディスカスと対話できる一番楽しい時間でもある
以前は、この時間が割けない(特に朝)ので、ついつい大量のハンバーグを一気に
ドバッと与えていた
結局、エサは大量に残るわ、No.1個体に独り占めして周りのディスカスを追い回すわ、
ウールはギトギトに汚れるわ、ph降下は激しいわで良いこと無しだった
エサのやり方を変えてから気づいたのが、ディスカスがエサを口にするスピードが
4,5粒目くらいから極端に遅くなることだ
個体によるが、3粒目くらいからもうお腹がいっぱいなのか食べなくなる個体も出てくる
そういうこともあってエサの量が適量になり無駄がなくなった
1回のエサやりに関して、結構少ない量で足りることも分かってきた
これはエサをドバッと一気にやってた頃に比べて、エサの消費スピードが落ち、
お財布にも優しくなった
ただ、ディスカスは基本的には大食漢であり、時間を空ければまたエサを食べるので
「1回のエサの量は少なく、回数を多く」 ってのが理想なんだろう
また、このエサのやり方を続けていくと、エサくれダンスが段々激しくなり
ディスカスの活発な動きを見ることが出来て嬉しい
加えて全体的に健康になる傾向があり、おびえやイジケる個体が少なくなるように思える
これは、エサの食べ残しが減る ⇒ 水質悪化が軽減される、ことによる恩恵なのだろう
逆に云えば、いかに食べ残しが悪い事か、ということか
こう書いてみると良いこと尽くめなのだが、このエサのやり方に切り替える際に
普段からエサを食べている状態なら問題ないが、元々エサ食いが悪いとなかなか
このエサのやり方にスムーズに切り替えができない
我が家でも実際そうだったが、以前このエサのやり方に切り替える時は、
ディスカス自体がドヨーンとしていて活気がなく、エサを食っているのかどうか
よく分からない状態だった
対処方法としては、断食と温度上げが有効と思える
これは拒食対策にもなるのだが、以前に酵素の記事を書いた通り、動物の体内酵素は
主に食べ物を消化するための消化酵素として使われる場合と、体調を改善するための
代謝酵素として使われる場合とがある
断食することにより食物が体に入ってこないので、体内酵素が消化酵素として使われず、
代わりに全て代謝酵素として体調を改善するために使用されることになる
また、体温が上がると酵素の働きが活発になる
これらにより体調が回復し、エサ食いが良くなると考えられる
医学の世界には「世界には名医が二人いる。 それは発熱と食欲不振だ」
という言葉があるくらいだ
と、まぁ.............久しぶりにディスカスのことを書いてみた
今宵はこれまでにしとうございます
p.s.1.2枚目写真は、テフェグリーンと自家産のメイン水槽
最近ではグリーンディスカスの入荷がショップのHPに掲載されてきている
複数の産地から入荷があり、バラエティに富んだ表現があって見ていて楽しい
自分の水槽に導入してから、さらに変化・発展する体型や発色もあれば
失われていくものもある
体型と黄色だけは残ってほしいな
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