※お待たせ!ついに完成しました。
「女の子は素直が一番,お色気二番」。これは男性も同じかもしれませんね。
『弁護士のくず』代表作の1つ『リュサの童話』!九頭の巧みな術に
女王様も視聴者もはめられる?!
橋本P日記によると,『弁護士のくず』,ついにオールアップとか。徐々に終わりが近づいてきたことを実感し,これから夏だってのに夏の終わりのような寂しさを感じずにはいられない。なんか昨年の愛知万博みたいですw。キャストもスタッフも一丸になって心から撮影を楽しんでいることがビシビシ伝わってきて,視聴者も巻き込んで一気に突き進んだ,このドラマって3ヶ月におよぶお祭りだったんだなと思う今日この頃。ラス2の今回は,女性実業家と専業主夫の離婚騒動。こら,「また離婚問題か」って,「また」って言わないの!「また」って。
弁護士のくず CASE11
「働く妻VS専業主夫」(原作:第3巻『リュサの童話』)
九頭(豊川悦司)と武田(伊藤英明)は、一代で年商70億にまで築きあげた下着メーカーのワンマン女社長・小百合(杉本彩)の担当に。
小百合は、離婚を迫る専業主夫の平太(田辺誠一)を結婚詐欺で告訴したいという。武田は、結婚してから7年も経っているので結婚詐欺で訴えることは不可能だと説明するが、それが無理なら一億円の慰謝料を持ってこなければ離婚にも応じないと平太に伝えて欲しいというばかりだった。
一方、九頭と武田は平太の話を聞きに行くが、5歳になる息子の翼(渡邉奏人)の約束も守れない小百合に愛想が付きたので、一億円なんて払う気もないが財産分与も何もいらないので、とにかく離婚したいと譲らない。
離婚を言い出した平太と法外な慰謝料を請求する小百合にいいようのない違和感を感じた九頭は…。
※前半をすっとばして
メインの『リュサの童話』や感想をという方はこちらへ
乗用車を運転する大塚平太,助手席に妻・小百合,後部座席に息子・翼。
ダッシュボード上に置かれた缶コーヒーが気になる平太は
下に置くように小百合に言うが,「(どけなくても)落ちないわよ」と無視する小百合。
そちらに気を取られ危うく赤信号に突っ込みそうになった平太,
車を停めて外に出…「離婚しよう」
◇
美月「パートナー選びって大事だよね」
九頭「そうだよな,馬と騎手の相性ってもんがあるからな」
学級新聞の制作で一緒に組む予定の子が怪我で入院して,
自分のことばかりいじめる子と組まなければならなくなったという。
「いじめる理由は2つある。相手のことが大嫌いなのと,愛情の裏返し。
少女漫画だって大嫌いだった奴とくっつくのがセオリーなんだよ」
千羽鶴を折っている美月の横で巨根の「やっこさん」を折って見せ
得意がる九頭「超リアル,すげえだろ♪」
「なにがなんでもエロ話しないと気が済まないのね…」
◇
『法律エンタテイメント 弁護士四天王に聞け』
「このへんの白石先生寒いんですから」とビデオを早送りする夕花から
リモコンをとりあげ,じっくり拝聴する武田。
離婚時年金分割制度について解説している白石センセイ。
「昨年一時期離婚が減ったのもこの制度の施行を待っていたのが
原因とも言われています。しかし考えてほしいんですね。
諺にもありますが『虹を見たければ雨を我慢しなければならない』」
良いこというなぁ…と感動している武田,
「雨が降っても虹が出るとは限らないよ」と九頭
(しかし白石センセイが現れると「イヨッ,弁護士四天王!
民事の白石!」とヨイショ)。
「テレビの露出が増えても意外と依頼は増えないのよね」
「『愛犬との生活はワンダフル』とか寒いギャグ言ってるからですよ」
「一生懸命考えたんだけどね…」
「大丈夫です,僕は面白いと思います」
「白石センセイ,今度女子アナとの合コンに連れてってください」
「それ,僕も行っていいかなぁ(エヘヘ)」
「白石先生に変な知恵をつけないでください(ピシャリ)。
それと九頭先生,おねぇちゃん遊びもほどほどに」
「おねぇちゃんのいない人生なんて,人生じゃない!」
◇
下着メーカー「Latitia(ラティシア)」本社。
「パンツ売って70億円…すごいねぇ」
「(アマゾネス軍団と呼ばれてるそうです)アマゾネス…
そんな名前のSM倶楽部赤坂にあったよね。Kプロデューサーが行ってる」
と,ディスプレーの下着をいじりながら好き放題言っている九頭に
「弁護士四天王の山岸先生からお願いされた以来なんですから
くれぐれも失礼のないようにお願いしますよ!」
社長に通されると,
部下を「謝罪や弁解でなく,こうなった理由を求めてるの」
「頭を下げるのは,プライドのない人間がすることよ」
と問いつめている小百合社長。
「女王様…」と胸キュン状態九頭。
名刺交換の際も胸の谷間が気になってまともに声も出せない。
結婚して7年たって離婚を申し立てた夫を
結婚詐欺で告訴したいという小百合社長。
「ハリウッドの大物スターと結婚してすぐ離婚して
大金を貰う人っているじゃない。あれも詐欺にならないんだよね。
いーよなー。俺も大金持ちと結婚して離婚して
お金をもら」バシッ(武田,書類で正攻法ツッコミ!)
結婚詐欺が駄目なら慰謝料を1億くらい要求したい。
「浮気や虐待などの不法行為がないと慰謝料は発生しない」と武田。
「お金持ちなんだからさっさと離婚しちゃったら?」九頭
「金持ちだからこそ1円でもお金は欲しいの。
夫に財産を奪われるくらいなら離婚なんてしないわ。
“富を軽蔑するように見せる人間を信用するな
富を得ることに絶望した人間が富を軽蔑するのだ”
とベーコンも言ってるわ。
…知性は顔に出るっていうけど,あなた達,知性ゼロね」
「いやそれほどでも」鼻タバコの顔で返答する九頭
◇
自宅の夫・平太のもとへ…
「缶コーヒーの件がきっかけになったのは事実です。
自分の言い分だけを弁護士に伝えさせるなんてあいつらしい…
伝えてください,財産分与なんていらないと。
1億なんて法外な慰謝料も払う気はないですが」
離婚できるなら裁判にもつれても構わないと
完全にふっきれている様子の平太。
部屋に飾ってある写真に目を留める九頭。
聞くと,これらの写真は平太が撮ったもので,息子が産まれて
道をあきらめるまではカメラマンを目指していたのだという。
「久々に誉められてうれしいな…家のことをやっても
誰も誉めてくれないから…特にあいつは」
「わかるなぁ…うちも貧しい父子家庭だから」
「大変ですか?」
「全然。両方の親がなくても子は育つって」
「九頭先生は子どもに育てられている感じですからね」
「んだとぉ。この満点パパをつかまえて」
武田まで一緒になって離婚を後押ししてないか?
◇
夫に会って,その温厚な性格と完璧な主夫ぶりに
離婚の原因は妻のほうに問題があるのではと事務所で話す武田
「離婚問題で一方が悪いなんてありえないんじゃないの」と九頭。
そこへ来所してきた小百合社長。
車で待機するよう命ぜられた部下・川上に「いつも怒られて大変だねぇ」と
口説きに?かかる九頭。
「使えない弁護士ねぇ。私は1億取ってこいと言ったの。
彼の言い分を聞いてこいなんて言ってないわ」
武田「それじゃ平行線で離婚なんてできませんよ」
「構わないわ。犬を1匹飼ってるようなものだから」。武田憮然。
九頭「ねぇ奥さんさぁ,なんであのさえないダンナと結婚したの?」
「私はビジネスが忙しかったから,家政夫がほしかったの」
「それじゃあ子どもはできないんじゃない?」
「感情がなくても子どもはできるわ」
慰謝料1億円を受け取るまで離婚しないと言い張る小百合,
自分の依頼を遂行できるか心配だからと武田の女性経験の数まで
尋ねだす。
九頭「ちなみに僕は,中2の夏,ちゃんとゴムつけてやりました」
武田「早!」
「早く答えなさい!」
武田「2.5です…」
九頭「早く出ちゃったんだ」
◇
郷土料理居酒屋・桜島
レティシアの寄せて上げる下着をつけているという夕花の谷間に興奮の武田。
気を取り直して小百合の言動に「夫婦はたとえ離婚しても尊敬しあわないと」と持論を語り「武田くんと結婚する人は幸せかもね」と言われるや「幸せにします!」
「酔ってるの?」
「今夜は酔いつぶれても送っていかないわよ!」
と釘をさされたのだが…
結局徹子さんに送ってもらってる武田。
ガバッと起きあがって「幸せにすっど!」とチューを迫る。
「もぉ!誰と勘違いしてるのよ!」
センセイ,マジ気付いてなかったんすか…
◇
テレビ番組出演の白石センセイの寒いギャグに駄目出しする美月ちゃんと九頭。
「女の子はね,素直が一番。色気が二番ってね。
胸が出てお毛毛が生えてからじゃ素直になろうったって遅いんだから」
「結局エロ話か…」
◇
Letitiaの下着を売っている売り場。
「俺はこういう仕事を待ってたんだよね。
こういう足で稼いだ調査が物をいうんだよ~」
九頭の趣味で来ているとしか思えないと言う武田,
「徹子ちゃんにパンツのプレゼントでもしたら?」と返され
「パ,パパパ…」と興奮モード。
店員に「プレゼントですか?お見立てしましょうか。
サイズはご存じですか?」と聞かれ
「これくらい,いやこれくらい…いや,いや触ってないです!」
目の前に出されたブラやパンティに
「ちょっと,これ,駄目ですよ,丸見えじゃないですか」
その喜び顔は何だ?
◇
店の前を通った平太と翼を見つけた九頭は店を出て声をかける。
小百合のことを,本当はコンプレックスの塊で,
何をしても文句を言われない
自分のようなステイタスの低い人間としかつきあえないと話す
平太は,離婚する理由は,小百合が息子・翼との約束を
何度も破り,気持ちを踏みにじってきたからだと打ち明ける。
「両親が離婚するほうが子どもにとって不幸じゃないの?」
「子どものために離婚しないってのは,
子どものせいで離婚できないのと同じですから」
「子どもに責任を負わせたくないんだ…」
「この離婚は正しい決断だと思ってます」
「あんたも全然奥さんのこと好きじゃないの?」
「もう…一緒にいることに疲れました」
◇
「ママ,今日も帰ってこないの?」
「ママは忙しいからね」荷造りをしながら答える平太。
「パパ…ママはどうしてわがままなの?」
◇
1人で白石法律事務所に現れた翼。
「パパとママのりこんを止めてください」
「こんな小さな子が1人でここまでやってくるなんて。
やはり離婚を思いとどまるよう説得したほうが
子どものためなんですよ」と心動かされる武田だが,
「お前がそうすれば女社長は喜ぶだろうなぁ」と言って,
九頭は翼に「何で来た?タクシー?お金はどうした。
ママに言われて来たんだろ。お金渡されて」
離婚のきっかけになった缶コーヒーの喧嘩の話を翼に尋ねる九頭
武田「(子どもを巻き込まなくても…!!)」
九頭「(もう母親が巻き込んでるんだよ!)何とかしてやっから話しな」
ママが悪い,パパが怒っているのにああだこうだ言ってコーヒーを
とらなかった。なんでママはあんなに我が儘なんだろう…と嘆く翼に
「我がママはわがまま。うまい!山田くん座布団一枚」とボケて
「あれはお前のママじゃないんだ」と言い出す九頭
顔色を変える武田をよそにさらにこう続ける。
「悪い魔法をかけられている」。
◇
「なるほど…久しぶりに翼を連れ出したと思ったら。
離婚したくないのは本心だと思います。けれどそれは愛情じゃない。
都合がいいから。またはプライドが高い彼女のことだから
結婚に失敗したと認めたくないんでしょう」
家のアルバムにある写真には小百合の笑っている写真は1枚もない。
1枚だけ撮ったことのある笑顔の写真もどこかへなくなってしまった。
彼女に振り回されるのはもうこりごりだ
小百合が離婚に応じないのなら家庭裁判所に離婚調停を申し立ててでも
離婚に踏み切るという平太の決意は固い。
妻が謝るのが解決の本筋なのだろうが,そんなことを
言おうものなら逆効果なのは火を見るより明らか。
八方ふさがり状態の武田をよそに
「離婚離婚って辛気くさくなっちゃったから汗でもかこうかな」
「またキャバクラですか」
◇
ゴルフ練習場で女の子のコーチをしている国光さん。
そこへ現れる九頭「これで次の接待ゴルフはバッチリだね」
「あ,九頭先生。先生が紹介してくれたレッスンプロのおかげです」
国光さんコッソリ「全部これの受け売りだけどな」
九頭「上等上等」
そして九頭,おもむろに「昌代ちゃん,ちょっと聞きたいことがあるんだけど」
◇
字数オーバーにつき,後半につづく!!!
ドラマ弁護士のくず公式ページ-TBS
ワールドカップ記念しかけUp!…わんこ先生,川口か?!
◆過去の記事
弁護士のくずカテゴリーつくりました。
過去の10話分もすべてUp!
「ドラマ化希望コミック『弁護士のくず』」(去年7月に書きました)
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『弁護士のくず』代表作の1つ『リュサの童話』!九頭の巧みな術に
女王様も視聴者もはめられる?!
今回の原作は第2巻から |
弁護士のくず CASE11
「働く妻VS専業主夫」(原作:第3巻『リュサの童話』)
九頭(豊川悦司)と武田(伊藤英明)は、一代で年商70億にまで築きあげた下着メーカーのワンマン女社長・小百合(杉本彩)の担当に。
小百合は、離婚を迫る専業主夫の平太(田辺誠一)を結婚詐欺で告訴したいという。武田は、結婚してから7年も経っているので結婚詐欺で訴えることは不可能だと説明するが、それが無理なら一億円の慰謝料を持ってこなければ離婚にも応じないと平太に伝えて欲しいというばかりだった。
一方、九頭と武田は平太の話を聞きに行くが、5歳になる息子の翼(渡邉奏人)の約束も守れない小百合に愛想が付きたので、一億円なんて払う気もないが財産分与も何もいらないので、とにかく離婚したいと譲らない。
離婚を言い出した平太と法外な慰謝料を請求する小百合にいいようのない違和感を感じた九頭は…。
※前半をすっとばして
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乗用車を運転する大塚平太,助手席に妻・小百合,後部座席に息子・翼。
ダッシュボード上に置かれた缶コーヒーが気になる平太は
下に置くように小百合に言うが,「(どけなくても)落ちないわよ」と無視する小百合。
そちらに気を取られ危うく赤信号に突っ込みそうになった平太,
車を停めて外に出…「離婚しよう」
◇
美月「パートナー選びって大事だよね」
九頭「そうだよな,馬と騎手の相性ってもんがあるからな」
学級新聞の制作で一緒に組む予定の子が怪我で入院して,
自分のことばかりいじめる子と組まなければならなくなったという。
「いじめる理由は2つある。相手のことが大嫌いなのと,愛情の裏返し。
少女漫画だって大嫌いだった奴とくっつくのがセオリーなんだよ」
千羽鶴を折っている美月の横で巨根の「やっこさん」を折って見せ
得意がる九頭「超リアル,すげえだろ♪」
「なにがなんでもエロ話しないと気が済まないのね…」
◇
『法律エンタテイメント 弁護士四天王に聞け』
「このへんの白石先生寒いんですから」とビデオを早送りする夕花から
リモコンをとりあげ,じっくり拝聴する武田。
離婚時年金分割制度について解説している白石センセイ。
「昨年一時期離婚が減ったのもこの制度の施行を待っていたのが
原因とも言われています。しかし考えてほしいんですね。
諺にもありますが『虹を見たければ雨を我慢しなければならない』」
良いこというなぁ…と感動している武田,
「雨が降っても虹が出るとは限らないよ」と九頭
(しかし白石センセイが現れると「イヨッ,弁護士四天王!
民事の白石!」とヨイショ)。
「テレビの露出が増えても意外と依頼は増えないのよね」
「『愛犬との生活はワンダフル』とか寒いギャグ言ってるからですよ」
「一生懸命考えたんだけどね…」
「大丈夫です,僕は面白いと思います」
「白石センセイ,今度女子アナとの合コンに連れてってください」
「それ,僕も行っていいかなぁ(エヘヘ)」
「白石先生に変な知恵をつけないでください(ピシャリ)。
それと九頭先生,おねぇちゃん遊びもほどほどに」
「おねぇちゃんのいない人生なんて,人生じゃない!」
◇
下着メーカー「Latitia(ラティシア)」本社。
「パンツ売って70億円…すごいねぇ」
「(アマゾネス軍団と呼ばれてるそうです)アマゾネス…
そんな名前のSM倶楽部赤坂にあったよね。Kプロデューサーが行ってる」
と,ディスプレーの下着をいじりながら好き放題言っている九頭に
「弁護士四天王の山岸先生からお願いされた以来なんですから
くれぐれも失礼のないようにお願いしますよ!」
社長に通されると,
部下を「謝罪や弁解でなく,こうなった理由を求めてるの」
「頭を下げるのは,プライドのない人間がすることよ」
と問いつめている小百合社長。
「女王様…」と胸キュン状態九頭。
名刺交換の際も胸の谷間が気になってまともに声も出せない。
結婚して7年たって離婚を申し立てた夫を
結婚詐欺で告訴したいという小百合社長。
「ハリウッドの大物スターと結婚してすぐ離婚して
大金を貰う人っているじゃない。あれも詐欺にならないんだよね。
いーよなー。俺も大金持ちと結婚して離婚して
お金をもら」バシッ(武田,書類で正攻法ツッコミ!)
結婚詐欺が駄目なら慰謝料を1億くらい要求したい。
「浮気や虐待などの不法行為がないと慰謝料は発生しない」と武田。
「お金持ちなんだからさっさと離婚しちゃったら?」九頭
「金持ちだからこそ1円でもお金は欲しいの。
夫に財産を奪われるくらいなら離婚なんてしないわ。
“富を軽蔑するように見せる人間を信用するな
富を得ることに絶望した人間が富を軽蔑するのだ”
とベーコンも言ってるわ。
…知性は顔に出るっていうけど,あなた達,知性ゼロね」
「いやそれほどでも」鼻タバコの顔で返答する九頭
◇
自宅の夫・平太のもとへ…
「缶コーヒーの件がきっかけになったのは事実です。
自分の言い分だけを弁護士に伝えさせるなんてあいつらしい…
伝えてください,財産分与なんていらないと。
1億なんて法外な慰謝料も払う気はないですが」
離婚できるなら裁判にもつれても構わないと
完全にふっきれている様子の平太。
部屋に飾ってある写真に目を留める九頭。
聞くと,これらの写真は平太が撮ったもので,息子が産まれて
道をあきらめるまではカメラマンを目指していたのだという。
「久々に誉められてうれしいな…家のことをやっても
誰も誉めてくれないから…特にあいつは」
「わかるなぁ…うちも貧しい父子家庭だから」
「大変ですか?」
「全然。両方の親がなくても子は育つって」
「九頭先生は子どもに育てられている感じですからね」
「んだとぉ。この満点パパをつかまえて」
武田まで一緒になって離婚を後押ししてないか?
◇
夫に会って,その温厚な性格と完璧な主夫ぶりに
離婚の原因は妻のほうに問題があるのではと事務所で話す武田
「離婚問題で一方が悪いなんてありえないんじゃないの」と九頭。
そこへ来所してきた小百合社長。
車で待機するよう命ぜられた部下・川上に「いつも怒られて大変だねぇ」と
口説きに?かかる九頭。
「使えない弁護士ねぇ。私は1億取ってこいと言ったの。
彼の言い分を聞いてこいなんて言ってないわ」
武田「それじゃ平行線で離婚なんてできませんよ」
「構わないわ。犬を1匹飼ってるようなものだから」。武田憮然。
九頭「ねぇ奥さんさぁ,なんであのさえないダンナと結婚したの?」
「私はビジネスが忙しかったから,家政夫がほしかったの」
「それじゃあ子どもはできないんじゃない?」
「感情がなくても子どもはできるわ」
慰謝料1億円を受け取るまで離婚しないと言い張る小百合,
自分の依頼を遂行できるか心配だからと武田の女性経験の数まで
尋ねだす。
九頭「ちなみに僕は,中2の夏,ちゃんとゴムつけてやりました」
武田「早!」
「早く答えなさい!」
武田「2.5です…」
九頭「早く出ちゃったんだ」
◇
郷土料理居酒屋・桜島
レティシアの寄せて上げる下着をつけているという夕花の谷間に興奮の武田。
気を取り直して小百合の言動に「夫婦はたとえ離婚しても尊敬しあわないと」と持論を語り「武田くんと結婚する人は幸せかもね」と言われるや「幸せにします!」
「酔ってるの?」
「今夜は酔いつぶれても送っていかないわよ!」
と釘をさされたのだが…
結局徹子さんに送ってもらってる武田。
ガバッと起きあがって「幸せにすっど!」とチューを迫る。
「もぉ!誰と勘違いしてるのよ!」
センセイ,マジ気付いてなかったんすか…
◇
テレビ番組出演の白石センセイの寒いギャグに駄目出しする美月ちゃんと九頭。
「女の子はね,素直が一番。色気が二番ってね。
胸が出てお毛毛が生えてからじゃ素直になろうったって遅いんだから」
「結局エロ話か…」
◇
Letitiaの下着を売っている売り場。
「俺はこういう仕事を待ってたんだよね。
こういう足で稼いだ調査が物をいうんだよ~」
九頭の趣味で来ているとしか思えないと言う武田,
「徹子ちゃんにパンツのプレゼントでもしたら?」と返され
「パ,パパパ…」と興奮モード。
店員に「プレゼントですか?お見立てしましょうか。
サイズはご存じですか?」と聞かれ
「これくらい,いやこれくらい…いや,いや触ってないです!」
目の前に出されたブラやパンティに
「ちょっと,これ,駄目ですよ,丸見えじゃないですか」
その喜び顔は何だ?
◇
店の前を通った平太と翼を見つけた九頭は店を出て声をかける。
小百合のことを,本当はコンプレックスの塊で,
何をしても文句を言われない
自分のようなステイタスの低い人間としかつきあえないと話す
平太は,離婚する理由は,小百合が息子・翼との約束を
何度も破り,気持ちを踏みにじってきたからだと打ち明ける。
「両親が離婚するほうが子どもにとって不幸じゃないの?」
「子どものために離婚しないってのは,
子どものせいで離婚できないのと同じですから」
「子どもに責任を負わせたくないんだ…」
「この離婚は正しい決断だと思ってます」
「あんたも全然奥さんのこと好きじゃないの?」
「もう…一緒にいることに疲れました」
◇
「ママ,今日も帰ってこないの?」
「ママは忙しいからね」荷造りをしながら答える平太。
「パパ…ママはどうしてわがままなの?」
◇
1人で白石法律事務所に現れた翼。
「パパとママのりこんを止めてください」
「こんな小さな子が1人でここまでやってくるなんて。
やはり離婚を思いとどまるよう説得したほうが
子どものためなんですよ」と心動かされる武田だが,
「お前がそうすれば女社長は喜ぶだろうなぁ」と言って,
九頭は翼に「何で来た?タクシー?お金はどうした。
ママに言われて来たんだろ。お金渡されて」
離婚のきっかけになった缶コーヒーの喧嘩の話を翼に尋ねる九頭
武田「(子どもを巻き込まなくても…!!)」
九頭「(もう母親が巻き込んでるんだよ!)何とかしてやっから話しな」
ママが悪い,パパが怒っているのにああだこうだ言ってコーヒーを
とらなかった。なんでママはあんなに我が儘なんだろう…と嘆く翼に
「我がママはわがまま。うまい!山田くん座布団一枚」とボケて
「あれはお前のママじゃないんだ」と言い出す九頭
顔色を変える武田をよそにさらにこう続ける。
「悪い魔法をかけられている」。
◇
「なるほど…久しぶりに翼を連れ出したと思ったら。
離婚したくないのは本心だと思います。けれどそれは愛情じゃない。
都合がいいから。またはプライドが高い彼女のことだから
結婚に失敗したと認めたくないんでしょう」
家のアルバムにある写真には小百合の笑っている写真は1枚もない。
1枚だけ撮ったことのある笑顔の写真もどこかへなくなってしまった。
彼女に振り回されるのはもうこりごりだ
小百合が離婚に応じないのなら家庭裁判所に離婚調停を申し立ててでも
離婚に踏み切るという平太の決意は固い。
妻が謝るのが解決の本筋なのだろうが,そんなことを
言おうものなら逆効果なのは火を見るより明らか。
八方ふさがり状態の武田をよそに
「離婚離婚って辛気くさくなっちゃったから汗でもかこうかな」
「またキャバクラですか」
◇
ゴルフ練習場で女の子のコーチをしている国光さん。
そこへ現れる九頭「これで次の接待ゴルフはバッチリだね」
「あ,九頭先生。先生が紹介してくれたレッスンプロのおかげです」
国光さんコッソリ「全部これの受け売りだけどな」
九頭「上等上等」
そして九頭,おもむろに「昌代ちゃん,ちょっと聞きたいことがあるんだけど」
◇
字数オーバーにつき,後半につづく!!!
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GO MY WAYhitomiエイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ | オーガズム・ライフ―私の解放宣言杉本 彩ロングセラーズ | 眠らない羊角川書店田辺誠一さんが自らの半生と自主制作映画『DOG-FOOD』をベルリン国際映画祭で上映するまでのエピソードを語ったエッセイ |
久保恵子「Per Sempre」竹書房 |
先週、d_d-さんがオススメだった『リュサの童話』確かに素晴らしかったです!!使い方もうまかったし、申し分なかったですね~!
やっぱりこのドラマってこういう民事系のお話の方がしっくりくる感じですね。
来週は遂に最終回ですね。最後も楽しく見れるといいなあ。
では、またよろしくお願いします~!
今週「星5つ」だったのはほっとすると同時に嬉しかったです。
これまでけっこう僕の気に入り度と真逆になることが多かった
(ベスト1は本筋で思いっきり泣き笑いさせてくれた第5話,
次が,事実面でも心理面でも完璧九頭が痛快だった第10話なので)
ですけど,2人ともやっぱり『くず』が好きってのが面白いですよね~。
こちらからお邪魔させていただこうかと思っていましたが
もたもたしてるうちに今週も先にコメントいただき恐縮です。
> やっぱりこのドラマってこういう民事系のお話の方がしっくりくる感じですね。
というので,「ハマリもん」採点を振り返らせていただきました~。
11話 女社長と専業主夫 星5つ↑ 視聴率 16.1↑
10話 名門大学生の犯罪 星2.5↓ 12.2↑
9話 リストラ熟年離婚 星3.8↓ 11.4↓
8話 主婦売春名誉毀損 星4つ↑ 14.2↑
7話 遺産贈与500万円 星3.2↓ 12.6↓
6話 痴漢冤罪偽装結婚 星4.8↑ 14.3↑
5話 美月ちゃん登場 星3つ→ 13.1↑
4話 仮面義父の殺人 星3つ↓ 10.5↓
3話 王子様と馬の人 星4.7↑ 11.2↓
2話 AV少女と武田君 星4つ↑ 11.9↓
1話 セクハラ裁判 星3.5 14.1
後半はおっしゃる通り,刑事事件の『聖なる戦い(原作)』以外で
高得点,「何をやったか」を争うより「何を思っていたか」を
重視されるのかな?と思ったら6話で高く,
うっかり八兵衛さんの7話でダウンしてるし…
沢村さんや田辺さんみたいなイケメンが出ると高いのか?!
な~んて。
でも,上昇下降に注目してみると,第4話以降はけっこう
視聴率と連動してますね。
最終回の視聴率もまりりんさん次第,ってか?
原作は連載初期の代表作ですが話そのものはいたってシンプル。
予告を見る限り,そうとういじってそうですから見てのお楽しみですね。