ヘッドセットをクリスキングに換装せよとの指令を以前に受けておりました。
しかし、クリスタルキング クリスキングはお高いのであります。
他にもいろいろあるだろうし、今使っているもので十分だろうし、
なんだか組み合わせが複雑な感じだし... そんな訳で、生返事をしておりました。
たんだ、可能性があるのかをチェックしようと雨の日にいじっておりました。
以下は覚書であります。
■今のヘッドセット。
カミさんのポケロケはプチ仕様(Petite Pocket Rocket Pro)なので、
体重制限の目安が58kg。 このところの私はオーバーしておりますので、
「試しでも乗らないで!」と言われております。うーみゅ。
※画像、プライスとも メーカーサイト パーツストアから
■使われているパーツ。
オーバーサイズ(今はノーマルと言うのが普通なのかも)のスレッドレスヘッドセットに、
右のDeltaのスレッドのロッキングナット。
Deltaは、黒キャップをとって、内側を削ってコラムが突き抜けるように、
加工してあると思われます。
■その組み合わせ。
「玉押し調整分」というのが、このヘッドセットの特徴であります。
組み付けの際、先に「Delta Headlock locking topnut」でそれなりに追い込んでから、
「DiaTech clamp headset」のボルトを締めて玉あたりを調整。
このボルトは締めるほど「玉押し調整分」の幅が広がっていくというものであります。
■その部分。
上ワンにもなっている右のスリット入りのテーパーな部品に、
左の(写真では天地が逆)やはりテーパーな部品をかぶせて組み立てであります。
ボルトを締めればずり上がり、ハイト高によってアジャストするという仕組みであります。
■グースネック・ステムを抜いた状態。
■イモネジ2個で固定されております。
■36mm。
■ワイヤー内蔵で、イモネジを締めこめば、ちょうどカチッと噛むのでありますね。
■上物を取った状態。
コラムにスリットがきっちり開いてあります。
このスリットは、グースネック・ステムの受けの内部にある出っ張りとはまり、
グースネック・ステムのセンターを出すためと、グースネック・ステムを固定するときに、
フレキシブルに締まって、固定強度をより上げるためのものでありますか。
(赤字の高さを訂正 9/10)
■ステムのかみ合わせ部分のサイズであります。
差し込み部分が約18mmというのが、お約束であります。
その上で、クリスキングはどうなのかというところであります。
※画像はメーカーサイトから
■左がGripNut。本国サイトやIKDにも、このヘッドセットがパーツとして載っております。
ロッキングナットを締めこむとガッチリ固定されるという仕組み。
最上部は、コラムが貫通するよう削り加工しているということであります。
ただ、カートで買えるのはポケロケ標準の1 1/4インチサイズ。
これ、オーバーサイズ(1 1/8)の加工品もあるのじゃろうか?
GripNutは、調整しやすいヘッドセットだと思いますが、
高さ調整のためのスペーサーが使えないという、デメリットもあります。
右は2Nut。一般的なタイプであります。
どちらにしても今使用中の組み合わせより、上側のスタックハイトが低いので(約10mm)、
2Nutのナット間にスペーサーを入れて、「差し込み部分が約18mm」という約束を果たす、
というのがスレッドを活かしつつでいいのじゃろうと思うのであります。
■Wheelさんのヘッド。 (写真、勝手に持ってきてしまいました)
きれいなヘッドセットであります。これはやっぱりGripNutなのじゃろうか?