京の昼寝~♪

なんとなく漠然と日々流されるのではなく、少し立ち止まり、自身の「言の葉」をしたためてみようと・・・そんなMy Blogに

『インファナル・アフェアⅢ 終極無間』

2005-04-18 | 洋画
 その謎は、まだ解かれていない

■監督 アンドリュー・ラウ・ アラン・マック
■アンディ・ラウ、トニー・レオン、レオン・ライ、チェン・ダオミン、ケリー・チャン、アンソニー・ウォン、エリック・ツァン

 潜入警官のヤン(トニー・レオン)が殉職し、ラウ(アンディー・ラウ)は眠れぬ日々を送っていた。他の潜入マフィアを一人残らず始末する仕事が残っていたからだ。
 10ヵ月後、生まれた赤ん坊をつれて去ったマリーとの離婚調停の最中、ラウの前に新たに立ちはだかるエリート警官ヨン(レオン・ライ)。過去にヨンが、サムの商売相手だった本土の大物シェン(チェン・ダオミン)と接触していたことを知ったラウは、ヨンを潜入マフィアと確信する。
 証拠をつかむためにヨンを監視するラウ。彼はまた、精神科医リー(ケリー・チャン)に近づき、大切に保管されていたヤンのカルテを手に入れる。カルテには、生涯でもっとも幸福なヤンの姿が記されていた。ヤンに自分を重ね、運命を変えるための最後の戦いに向かうラウ。だが、いつしかヤンの死の真相を知る者の気配が忍び寄っていた…。

おススメ度 ⇒★★★(5★満点、☆は0.5)
cyazの満足度⇒★★★

 この映画はしっかり予習復習して観ましょう~! 前後関係が把握できていないと面白さが半減するかもしれません。 でもこれがラストだとしたら、あの用意された結論はまだ糸を引いているような感じがしました。 男同士の熱い闘いと、その心底に流れる男の固い友情。 洗練された映像美と緊迫感、素晴らしいものだと思います。 ここで本当の“インファナル・アフェア”の真髄が観れたように思います。 あのラストシーンに込められた(秘められた)ものは何なのか?!
 昔、“香港ノアール”って流行った様な気がしますが、まさにそういう感じですね!
 
 でも劇場は意外に空いていました。 初日だと言うのに・・・。 客層も年代は様々でした。

 トニー・レオンの優しい、そして少し陰のある笑顔は素敵ですね^^ あの笑顔がこの映画を暗くさせないで観ていられる潤滑油になっている気がしました。 この手の映画は日本ではチャチい感じがしますし、やはり香港ならではという感じでした^^


↓これから観る方に

<復習>
『インファナル・アフェア』
 2002年。ヤンは内通者になるべく警察学校時代の恋人メイと別れ、長年にわたる内通捜査で自分が何者なのかを見失い、精神カウンセリングに通っていた。女性医師リーのもとに治療に通っては、ただ、ソファーで眠るのが彼の心のより処となっていた。そんなヤンを救い出せるのは、彼の本当の身分を知る上司、ウォンただ一人。一方、ラウの運命は、彼を警察に潜入させたサム・ホンの手中にあった。ラウは警察官として順調に出世し、地位と財産、そしてベストセラー作家である婚約者マリーとの安定した暮らしを失いたくないと思い始める。ラウの秘密にまだ気づいていないマリーは、多重人格者の小説を執筆し、日々ラウに物語の展開を語る。
 3月のある晩。警察の組織犯罪課(OCTB)は、大きな取引があるという情報をヤンから得て、覚せい剤勢力の一斉検挙をもくろんでいた。ウォン警視の指揮の下、緊迫する取引現場の追跡が展開していたが、相互に機密情報が漏れ、検挙も取引も失敗に終わる。内通者の存在を否定しがたくなった双方は、それぞれに裏切り者探しに乗り出すが…。いよいよ、ヤンとラウの運命が交叉するときがやってくる。二人の男たちの行く手には、思いもよらない結末が待っているのだった…。

『インファナル・アフェア 無間序曲』
 1991年。尖沙咀(チムサアチョイ)に君臨する香港マフィアの大ボス、ンガイ・クワンが暗殺された。混乱に乗じて離反をもくろむ配下のボス4人。組織犯罪課(OCTB)のウォン警部(アンソニー・ウォン)と相棒のルク警部(フー・ジュン)は、抗争勃発に備えて厳戒体制を敷く。だが新参の5人目のボス、サム(エリック・ツァン)だけは静観を決め込む。因果応報を信じるサムは、時機を待つ気でいたのだ。そのために彼はラウ(エディソン・チャン)を警察に潜入させようと考えていた。ひそかに想いを寄せていたサムの妻マリー(カリーナ・ラウ)の口からそのことを告げられたラウは、危険を覚悟で引き受ける。
 クワンの跡を継いだ次男ハウ(フランシス・ン)は、知的で物静かな外見の下に策略家と野心家の顔を隠していた。4人のボス各々の弱みを握った彼は、一夜にして新たな大ボスとしての地位を固めてしまう。一方ウォン警部は、警察学校の優等生でありながら、クワンの私生児であることが発覚して退学処分になったヤン(ショーン・ユー)の存在を知り、秘策を思いつく。その血筋を利用してヤンをハウの組織に潜入させるのだ。無謀とも言える作戦だが、ヤンにとっては警官になれる唯一のチャンスだった。こうして1992年、ラウとヤンは警察学校で一瞬すれ違う。
 1995年。潜入捜査のための厳しい訓練中に、刑務所での喧嘩を機にサムの子分キョン(チャップマン・トウ)と親しくなり、黒社会に溶け込み始めたヤン。ウォン警部は、警視に昇進したルクの反対を押し切ってヤンをハウのもとに送り込む。ハウは肉親のヤンを信頼し、重用する。一方、組織犯罪課の警官となって2年目のラウは、サムからの情報によって手柄を重ねながらも、マリーへの恋心は募るばかりだった。
 ハウは事業を拡大して一家の安泰をはかるとともに、4年前に父を殺した犯人探しに執念を燃やしていたが、ついに証拠を掴む。クワンが殺された4月11日の命日、すべてのドラマが動きだす…。


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14 コメント

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まずいですねぇ~(苦笑) (めも)
2005-04-19 08:30:01
トニーレオン好きの私としては、一作目で殉職?された時点で、「見たい、けれどもう結果(未来が)が分かっているのでは・・」と思っていたただ、その後、面白いのだろうな、とは思いながら「無限序曲」は見ていませんでした。でも今回「終局無限」、こうかかれてしまうと・・見ないわけには・・(苦笑)

これは2作目見た後で、見に行こうかと思います。
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ほほう~ (cyaz)
2005-04-19 12:36:12
めもさん、コメントありがとうございますm(_ _)m



この映画は前後左右します(笑)ので、飛ばさず観て下さいね!

むしろ間隔をおかない方が理解しやすいと思いますので、

2作目ご覧になったら劇場へダッシュして下さいね!
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Unknown (めも)
2005-04-19 13:11:09
そうですか~

そういうことを言われてしまっては見ないわけには行きませんね(笑)

最近なるべく映画は我慢していたのですが、周りの同僚が映画とワインの話題ばかりしているのを聞くと、気になって仕方ありません。

トニーは無念ですが、今回はレオン・ライまで出ますか(汗)これはアジア好きにはたまりませんねぇ。にしても大物勢揃いの映画ですね(^-^;;
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初めまして、突然申し訳ありません。 (週刊!ブログランキング管理人)
2005-04-19 15:01:04
初めまして、突然申し訳ありません。



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そうですよ~ (cyaz)
2005-04-19 17:46:20
めもさん、コメントありがとうございますm(_ _)m



我慢すると体に悪いので、是非時間を作って観て来て下さいね~♪

映画観たあとワイン飲めば一石二鳥ということで^^
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奇遇ですねぇ(^^ゞ (でんでん)
2005-04-19 18:10:07
cyazさんこんにちは。



奇遇ですねぇ(笑)ノラ嬢といい、インファナル3といい、

週末に同じものを体験してるなんて。



実は3を観てから、前二作をもう一度見直してみました。

いろいろと発見があるし、物語と感情の伏線でいっぱいですね。

特にサムのボスとしての変化は、前二作なくして解りませんし。

特に「無限序曲」は好きです。いやいや三部作ともフェイバリットなのは間違いありません。
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やっぱり切ない (にゃんこ)
2005-04-21 06:59:28
3作ともあわせて手元に置きたいなぁと思わせる映画でした。

3作目が一番時間軸翻弄されますけど、cyazさんのおっしゃるとおり

前2作観たらすぐ劇場GO~♪

っていう観方、前2作もお好きな方にはもっとお勧めかもでした。

さて、ハリウッド版どーなるんでしょうね(笑)
返信する
ですねぇ~ (cyaz)
2005-04-21 08:53:25
にゃんこさん、TB&コメントありがとうございますm(_ _)m



>3作ともあわせて手元に置きたいなぁ

このコメント、同じようににゃんこさんのブログにコメントしちゃいました(笑)

ということで、全く同感です!

連続物はやはり予習復習が肝心ですね^^
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やっとアップしました (ルーシー)
2005-05-01 21:51:39
見てきたのは1週間ほど前なんですが、なかなかアップできずにいました。

1週間たった今も印象に強く残っているのは、ヤンの笑顔です。リー先生と過ごすときのヤン、キョンに慕われているときのヤンの心底の笑顔が脳裏に焼きつき、それと対比してのラウの暗い顔がまた印象的でした。

是非3部作続けて見たい作品です。

返信する
そうですね~ (cyaz)
2005-05-01 22:57:28
ルーシーさん、TB&コメントありがとうございますm(_ _)m



トニーの笑顔は僕も印象に深く残っています。

でも後日のインタビューに答えているトニーの笑顔は素で、しかも

やや太り気味でした(笑) ?!

あの笑顔も演技だとしたら、素晴らしい役者さんだと思います!



仰るとおり、3部続けて観たいですよね^^

できれば大きなスクリーンで!
返信する

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