
◆「人のセックスを笑うな」山崎ナオコーラ原作【河出書房新社】
第41回文藝賞受賞作
19歳のオレと39歳のユリ。
恋とも愛ともつかぬいとしさが、オレを駆り立てた。
何だか江國香織原作「東京タワー」のパクリのような小説だが、売れているらしいので読んでみた。
まずタイトルが凄い(笑) ?!「人のセックスを笑うな」って中年オヤジがドキっとするようなタイトルである。 ま、実際にはそのタイトルとは無関係と言っていいほどの内容だ。 どこぞその辺のAVのタイトルにもありそうだ。
生徒と年上の既婚の美術教師。 なんだかどこにでもある題材ではある。
かつて男性ならば誰でも年上の女性に憧れを持つ時代はある。 たくさんの生徒の中から選択されたひとりの若い男が、絵のモデルをし、次第に互いに惹かれ、男と女の関係に陥るには時間はかからない。 二人の仲が進むにつれて、ユリの旦那に会ったり、海外旅行に行っている間に醒めていく二人の仲。 二人に距離と温度差ができ、自分の中の試行錯誤がやがて冷静に自分の足元を見れるようになり、本来の等身大の自分の位置に気付く。
「ひと夏の経験」なんて感じなのだろうか。 こんなありきたりの恋愛(らしきもの)を男と女の感情を掘り下げるでもなく、また大きな事件もなく、ダラダラ流れていく。 どこにこんな大げさなわけのわからないタイトルをつける気になったんだろう。
作者の山崎ナオコーラさんは26歳の女性。 う~ん、まだまだ経験不足と言葉知らずだなぁ。
もっともっと人生経験を積んで、いろんな人を愛して、男と女の微妙な心の襞を表現できる作家になってほしいなぁ。 二日で読める というよりは読み流せる、これも抑揚のない小説だった。
江國香織さんの「赤い長靴」同様、僕にはイマイチしっくりこなかった。
だって、話題の随所に出る(私の場合ですが)音楽や映画の話にしても「通じない、知らない、古い」だし・・・
先日は「ジョージ・マイケルが好きだ」と言ったら「He is old!」だと!
もう私の「東京タワー」は木っ端微塵に破壊されましたとさ・・・ちゃんちゃん♪
15歳下のツバメちゃんですか~^^
いいですねぇ~♪
僕は最近真面目です(謎)?!
かみさんは12歳・ひとまわり違うのですが(笑)、
付き合っているときは、そして今もその年齢差を感じることはあまりありません。
ただ昔を振り返る歌番組になどを観ていると
ジェネレーション・ギャップを感じることはありますが(笑)?!
ジョージ・マイケルですか(笑)
ワムはクリスマスシーズンにはよくかかりますが、
この間バラードベストというアルバムに、
「ケアレス・ウィスパー」が入っていたのには
懐かしさが込み上げてきました^^
江國香織さんも、大島弓子のマンガの食感に似ている、と思ったことがあります。上質な少女マンガを読んでいる気分。
多分、しっくりこないわけも分かるような気がします。
いかにも、女の人が書いた小説ですね(笑)
>『人のセックスを笑うな』小説のほうは、好きで好きで、なんとなく幸せで泣きたい気分になるのです。
ほわほわした感じですが、いかにも経験不足の方が書いた妄想的小説ですね(笑)
>江國香織さんも、大島弓子のマンガの食感に似ている、と思ったことがあります。上質な少女マンガを読んでいる気分。
ふむ、少女マンガは読まないですが、なんとなく判るような気がします。