□作品オフィシャルサイト 「ラ・ラ・ランド」
□監督・脚本 デイミアン・チャゼル
□キャスト ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン、キャリー・ヘルナンデス、
ジェシカ・ローゼンバーグ、ソノヤ・ミズノ
■鑑賞日 2月26日(日)
■劇 場 TOHOシネマズ川崎
■cyazの満足度 ★★★★(5★満点、☆は0.5)
<感想>
観たのはアカデミー賞発表前。
アカデミー賞作品賞の発表では、何と恥ずかしいくらいの凡ミス(笑)
でも、主人公ミアを演じたエマ・ストーンは下馬評通り主演女優賞を受賞
これは納得のいく結果だったかな
もっとも、発表前に観ることが出来たのはこの映画くらいだけど
お互いの夢を叶えるために、互いに惜しみなく愛を注ぐ二人。
様々なプロセスのあとで、実は傍目に悲しい現実にもぶつかった。
互いに自分の夢を叶えるために、互いが犠牲にした部分も大きく、
ただ、互いの夢が叶った時には、残念なことに二人の愛の距離は遠くなっていた。
二人の愛は夢を求めていく中で、知らず知らず、皮肉なことに
別々の道を歩いて行くことになってしまう。
決してハッピーエンドの結末ではないけれど、
遠目で、再会した見つめあう二人の目には、互いが互いを敬う姿が映っていた。
こういう恋愛の形もあるのだろうか・・・。
数々の映画の中で、様々な涙のシーンを観て来たが、
ミアの今にも流れん落ちんばかりのその瞳は、
優しい涙を誘ってくれた。
セバスチャンを演じるとライアン・ゴズリングも素晴らしかった。
決して巧みな俳優ではないけれど、独自のカラーを醸し出す。
ただ、『セッション』で見事な演技を魅せてくれたJ・K・シモンズの
使い方にはもうひと工夫ほしかったものだ・・・。
アカデミー賞作品賞、やっぱ地味な方に流れたなぁ(笑)