カイと名づけられたこの犬はMarin Humane Societyという、アニマルレスキューに保護されたのが、かれこれ5年以上も前になる。。
犬番号:188063 犬種:秋田犬と牧場犬の雑種
カイはお姉ちゃん犬のコナと名づけられた犬と一緒に保護されたが、生後8週間という若さで、ものすごい攻撃的、凶暴、訓練してもなおらないという理由から、安楽死された。
カイが保護されたとき、すでに腰の骨が折れており、明らかに人間によって虐待を受けたと思われる。 きっとお姉ちゃん犬のコナがこんなに凶暴になったのも、カイを助けるためにそうなったのであろうと。。
手術がおわり、カイはアダプションセンターに出すまで、一時預かりの家に行くことになった。
一時預かりから、アダプションセンターへ。。
当時私は、ケンネルのお掃除や、犬猫の処分そして、シェルターの犬の散歩などのボランティアをしていた。
新しい子犬が来たのね。。”KAI”だって。。へぇ~日本語やんか。。
ほかの係りの人が、カイとコナのいきさつを話してくれた。。
私は言葉を失った。。そう、このKAIと名づけられた犬のお姉ちゃん犬を処分したのは、この私だった。。
檻の中に入り、震えるカイをずっと抱きしめ、”ごめんよ。。一人ぼっちで寂しかっただろうに。。人間がまだまだ怖いんだよね。。”
ほかの犬のお散歩係りの人が言う。。”KAIね。。外に出たがらないのよね。。やっぱり、まだまだ後遺症があるわよね。。”
外に出なければ、うんち、おしっこはこの折の中だ。。お掃除する人は朝と夕方にしか来ない。お散歩係りの人は掃除までしようとはしない。。だから、うんちやおしっこの汚い折の中にいるKAIをだそうともしなかった。
いつしか、うんちまみれのKAIを見た私は、すぐに洗ってあげ、震えるKAIをドライヤーで乾かし、檻の中でずっとKAIに話しかけていた。
それから、毎日KAIの様子を伺うようになり、KAIも少しだけ心を開いてくれたのだ。 ”KAI君、お外に出てみようか?”
初めての1歩。。そして、はじめてのお座りの写真。。。
何週間かして、KAIはある家に引き取られた。。
”よかった。。KAIはこれで幸せになれる。。”そう思った瞬間、なんとなく寂しさとうれしさで、涙がこぼれてきた。
3日後、檻を見たらえ?KAIが戻ってきてる?! 係員のひとに聞いたら、子犬のわりに遊ばず、ずっと震えてて、部屋の隅っこから動かない。。という理由。。
そっか。。あんたあかんやんか。。せっかくもらわれたのに。。そんな震えてたら。。KAIはそういう私にす~っと近寄ってきて、居眠りを始めた。。
それから、またすぐにKAIはもらわれたが、また同じ理由でシェルターに戻されてきた。。
2回目戻されたとき、係員の人が、”GUMI,あんたの番や。KAI引き取ったり”
”え? うち? 無理です。猫も2匹、それに今は学校もいかんとあかんし、無理無理” そうしたら、犬の行動問題の先生が来て、”Gumi,あんたは動物病院で働いてるし、医療費は安くつくよね? トレーニングは私がしてあげるから、ただやし、後は食事やね。 病院からなんぼでもサンプルくれるやろ?”
そういわれてKaiを引き取ってしまった。。
シングルマザーの子育てが始まったわけです。。。
自分の綱を持って走り回る生後10週間のKaiです。
とにかく、人間が怖いだけにいろいろなところに、つれて回り人間に慣れさせる訓練をさせました。 動物看護士になるための学校にも無理を言ってクラスルームに連れて行き、みんなにかわいがられたKAI君です。。
ずっと、Kaiを引き取ったときから、考えてたこと。。それは”KONA”というお姉ちゃん犬を私が処分をしてしまった。。だからいつか時間と余裕ができたら、もう1匹メスの犬を引き取りたいということ。そして、もちろん名前をKONAと名づけること。。
Kaiとはまったく違った性格の犬。。天真爛漫なメス犬を、Kaiが1歳半のときぐらいに引き取ってきた。そう、それがあのオオカミ犬のKonaですわ。。
誰かあたちのことよんだぁ~
今では大家族の長男坊として、元気にしてるKai君です。
あ~あ。。これもひとつの虐待?! ミニーマウスの耳をつけて。。
おまけ
”BARK”というこちらにある犬の雑誌に私はよく、カイの写真を出してましたが、もちろんなかなか人気の雑誌なだけに、載ることもありませんでした。 が、何ヶ月かして出版社の方から、連絡があり、”今度Barkから本を出すことになり、お宅のKAI君の写真を使いたいので、許可をお願いします。。”
え?やった~、どの写真やろ??
”表紙もKai君にできますが、どうしますか?”
あ、もちろん、表紙もKaiでお願いします!!
でも、なんでこの写真なん?? もっとええ写真送ったのに。。と思ったけど、ま、いいか! おもわず、3冊お願いして、日本の実家にも送りました。
親ばか~
このすべての写真集には笑った犬の写真がたくさん!! みてて本当に笑えます。
6年前、檻の中でブルブル震えてた、Kai..いまはこうしてモデル犬?に!! へへへへ
犬番号:188063 犬種:秋田犬と牧場犬の雑種
カイはお姉ちゃん犬のコナと名づけられた犬と一緒に保護されたが、生後8週間という若さで、ものすごい攻撃的、凶暴、訓練してもなおらないという理由から、安楽死された。
カイが保護されたとき、すでに腰の骨が折れており、明らかに人間によって虐待を受けたと思われる。 きっとお姉ちゃん犬のコナがこんなに凶暴になったのも、カイを助けるためにそうなったのであろうと。。
手術がおわり、カイはアダプションセンターに出すまで、一時預かりの家に行くことになった。
一時預かりから、アダプションセンターへ。。
当時私は、ケンネルのお掃除や、犬猫の処分そして、シェルターの犬の散歩などのボランティアをしていた。
新しい子犬が来たのね。。”KAI”だって。。へぇ~日本語やんか。。
ほかの係りの人が、カイとコナのいきさつを話してくれた。。
私は言葉を失った。。そう、このKAIと名づけられた犬のお姉ちゃん犬を処分したのは、この私だった。。
檻の中に入り、震えるカイをずっと抱きしめ、”ごめんよ。。一人ぼっちで寂しかっただろうに。。人間がまだまだ怖いんだよね。。”
ほかの犬のお散歩係りの人が言う。。”KAIね。。外に出たがらないのよね。。やっぱり、まだまだ後遺症があるわよね。。”
外に出なければ、うんち、おしっこはこの折の中だ。。お掃除する人は朝と夕方にしか来ない。お散歩係りの人は掃除までしようとはしない。。だから、うんちやおしっこの汚い折の中にいるKAIをだそうともしなかった。
いつしか、うんちまみれのKAIを見た私は、すぐに洗ってあげ、震えるKAIをドライヤーで乾かし、檻の中でずっとKAIに話しかけていた。
それから、毎日KAIの様子を伺うようになり、KAIも少しだけ心を開いてくれたのだ。 ”KAI君、お外に出てみようか?”
初めての1歩。。そして、はじめてのお座りの写真。。。
何週間かして、KAIはある家に引き取られた。。
”よかった。。KAIはこれで幸せになれる。。”そう思った瞬間、なんとなく寂しさとうれしさで、涙がこぼれてきた。
3日後、檻を見たらえ?KAIが戻ってきてる?! 係員のひとに聞いたら、子犬のわりに遊ばず、ずっと震えてて、部屋の隅っこから動かない。。という理由。。
そっか。。あんたあかんやんか。。せっかくもらわれたのに。。そんな震えてたら。。KAIはそういう私にす~っと近寄ってきて、居眠りを始めた。。
それから、またすぐにKAIはもらわれたが、また同じ理由でシェルターに戻されてきた。。
2回目戻されたとき、係員の人が、”GUMI,あんたの番や。KAI引き取ったり”
”え? うち? 無理です。猫も2匹、それに今は学校もいかんとあかんし、無理無理” そうしたら、犬の行動問題の先生が来て、”Gumi,あんたは動物病院で働いてるし、医療費は安くつくよね? トレーニングは私がしてあげるから、ただやし、後は食事やね。 病院からなんぼでもサンプルくれるやろ?”
そういわれてKaiを引き取ってしまった。。
シングルマザーの子育てが始まったわけです。。。
自分の綱を持って走り回る生後10週間のKaiです。
とにかく、人間が怖いだけにいろいろなところに、つれて回り人間に慣れさせる訓練をさせました。 動物看護士になるための学校にも無理を言ってクラスルームに連れて行き、みんなにかわいがられたKAI君です。。
ずっと、Kaiを引き取ったときから、考えてたこと。。それは”KONA”というお姉ちゃん犬を私が処分をしてしまった。。だからいつか時間と余裕ができたら、もう1匹メスの犬を引き取りたいということ。そして、もちろん名前をKONAと名づけること。。
Kaiとはまったく違った性格の犬。。天真爛漫なメス犬を、Kaiが1歳半のときぐらいに引き取ってきた。そう、それがあのオオカミ犬のKonaですわ。。
誰かあたちのことよんだぁ~
今では大家族の長男坊として、元気にしてるKai君です。
あ~あ。。これもひとつの虐待?! ミニーマウスの耳をつけて。。
おまけ
”BARK”というこちらにある犬の雑誌に私はよく、カイの写真を出してましたが、もちろんなかなか人気の雑誌なだけに、載ることもありませんでした。 が、何ヶ月かして出版社の方から、連絡があり、”今度Barkから本を出すことになり、お宅のKAI君の写真を使いたいので、許可をお願いします。。”
え?やった~、どの写真やろ??
”表紙もKai君にできますが、どうしますか?”
あ、もちろん、表紙もKaiでお願いします!!
でも、なんでこの写真なん?? もっとええ写真送ったのに。。と思ったけど、ま、いいか! おもわず、3冊お願いして、日本の実家にも送りました。
親ばか~
このすべての写真集には笑った犬の写真がたくさん!! みてて本当に笑えます。
6年前、檻の中でブルブル震えてた、Kai..いまはこうしてモデル犬?に!! へへへへ