くろにゃんこの読書日記

マイナーな読書好きのブログ。
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ファンタジーが読みたい。。。アーサー王のこととか

2005年09月24日 | ファンタジー
月末は仕事が忙しい。
残業に次ぐ残業、休日出勤当たり前。
まあね、いつものことだからいいんだけどさ。
だから、本を読む時間があまりないんだなぁ~。
これが一番辛い。
でもって、今読んでいるのがジャレド・ダイアモンド「銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎」っていう進化生物学や考古学、文化人類学など、多角的側面から見た歴史書で、面白いけどなかなか先に進めない。
理解するまで、同じところを何度も読み直したりしてるからなんだけどさ。

で、garnetさまのHPFantasia Lab を見ていたら、4年くらい前に読んだバーナード・コーンウェル「エクスカリバーの宝剣―小説アーサー王物語」が記事になっていたわけ。
アーサー王伝説の関連本は数々あれど、私は、この本が一番好きなんだな。
伝承的な物語りもいいけど、キリスト教的な色に染まっちゃっているじゃない。
ところが、バーナード・コーンウェルのアーサー王伝説は、アーサーがいたと思われるころの歴史的な背景や風俗、またキリスト教対異教というスタンスをとても詳しく、且つ、ダイナミックに描き出しているんですよ。
人間味あふれるアーサー王が読みたいと思ったら、迷わずこれをお勧めしますね。

そういえば、プライス「エルフギフト」を読んだとき、
コーンウェルのアーサー王を思い出したっけ。
「エルフギフト」も、キリスト教対異教っていう物語で、主人公の生い立ちもアーサー王っぽい。
なんて書くと、安っぽい感じがするかもしれませんが、「エルフギフト」はケルト神話がモチーフになっていて、とても内容は重厚なんですね。
特に、2人で剣の舞をする場面と、主人公が再生をする場面は圧巻です。
児童書というカテゴリーですけど、あなどれない1冊です。

そんなことを考えていたら、なんだかファンタジーが読みたくなってきました。
「エルフギフト」並みの、がっちりしたファンタジーが読みたいなぁ。
そういうファンタジーってあるんだろうか。
お勧めがあったら、教えてくださーい

余談ですが、「エルフギフト」の翻訳者の金原瑞人氏って「蛇にピアス」の金原ひとみ氏のお父さんなんですってね。
わたくし、そういう情報にはトンと疎いのであります。
確実に時代に乗り遅れてるな~。


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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (鉄人ママ)
2005-09-25 15:32:07
「魔女とライオン」「ゲド戦記」がクラッシックなファンタジーですけど、

「魔女とライオン」ははやってしまって俗物化したような気がします。作品の魅力は変わらないはずなんですけど。



子供の本では「あしたのまほうつかい」とか「穴」とか「怨(?)の松原」とかお勧めですよ。
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ありがとうございます (くろにゃんこ)
2005-09-25 16:23:01
ナルニアは4冊うちにあるんですよね。

でも、全部読んでないんだなぁ。

古いお屋敷の雰囲気とかステキですよね。

「ゲド戦記」は、最近(でもないか)読みました。

少女時代に読んでいたらなぁとお思いましたね。



おすすめの本、タイトルで探してみたんですけど、見つからないんです~。

著者名を教えていただけると助かります。
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コーンウェルを読んでみたい (ディック)
2005-09-28 20:09:40
この記事を読んで、お薦めのバーナード・コーンウェルを読んでみようと思いました。



なお、ストレートなアーサー王物語ではなくて、中世の騎士見習いの少年が謎の男マーリンの導きを得て成長していく、という小説があります。この先、どうなっていくのか楽しみ。文庫で2巻まで出ていて、ぼくは第1巻を読み、第2巻を買い置きしているという状況ですが…。

TBを送らせていただきます。
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中世が舞台なんですね (くろにゃんこ)
2005-09-29 00:04:50
この本はタイトルだけ知っていますよ。

中世のアーサー少年とアーサー王伝説とどう絡んでくるんでしょうね。

うん、面白そう。

あ、ガーディアン賞受賞作なんだ。

この賞の受賞作は、わりとはずれがないですよね。

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Unknown (あべ)
2017-01-23 19:09:30
精霊の守り人シリーズ
池上永一 夏化粧
荻原規子 風神秘抄
佐藤賢一 女信長
宮本昌孝 剣豪将軍義輝
は面白かったです。
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