松島に行きました。多くの島々が防波堤になって、松島は津波から守られたそうです。今月の筋肉の説明で、心筋は、横紋筋でありながら細胞に核は一つで、横紋が整然と並んでなく、また普通の筋肉のように通常の神経線維がないのが特徴とわかりました。なにか、きちんとまとまっていないほうが、攻撃には強いような気がしました。組体操の事故が多く起こっていますが、集団教育として相変わらずやっている学校が多いそうです。小学校時代、「前へならえ!」が嫌いでしたが、前橋高校は服装もなにも自由で喜びました。命令されない、指導されないということは、人格の成長をもたらします。下手な情報は、人の目や耳を気にさせるだけです。
被災3県の海岸線1700キロのうち約300キロに防波堤があったのですが、役に立たなかったので、更に高い防波堤が造られはじめ、海を見られない港町ができてきました。なにか、『進撃の巨人』という、高い壁を壊して攻撃してくる巨人の映画が放映されたそうですが、壁で解決する問題などあるのでしょうか。
東松島市にある私の教団の被災者支援センターを訪問し、医療品を届けてきました。今でも世界中からボランティアや支援が来ていることに驚きました。私の後輩で高校の教師は、被災者を励ましたいとして、ギターの兄ちゃんとして毎月車に乗り、相馬に行き続けています。
日本人は組織として動くことが好きで、また組織としてでなければ動けないようなところがあります。人を助けるということは、話し合ったり、打ち合わせてするようなものではありません。変に連絡し合うと先に進まないところがあります。東日本大震災の時は、若い人を最初に送り出しましたが、経験がないので怖がり、遠回りをして結局殆ど何もできなかったことがありました。
気力は体力にも依存します。直ぐに動けない自分を恥じ、肉体強化を試みましたが、やっと成果が出てきました。ジーパンを買いに行ったら、なんとウェスト79センチのものが合い、40年ぶりの着こなしです。先日は、15mのクヌギの木を一人でチェーンソーを使って倒しました。若い時の気力が戻ってきましたが、心は松島湾のような平安を味わえるような齢になりました。心臓の筋肉は24時間休みなく働き続けて文句も言わず身体を支えています。ところが、その主人が節制をせず、栄養を取らず、運動もしないと、さすがに働き続けることができなくなるようです。心筋を嘆かせないでくださいね。