crossroadからのお便り

柏崎久雄が、いろいろな人との出会いや出来事を「交差点からのお便り」(クロスロードノート)として報告させていただきます。

決断力と実行力

2011年11月29日 | 日記・エッセイ・コラム

 大阪では橋下旋風が吹き荒れました。教育の在り方や文化に対する理解は、元の横浜市長と同様に教養の無さが表れていますが、彼らの決断力と実行力は大したもので、最近の指導者には珍しいことです。日本の教育は決断力や判断力を取り去るような訓練をするので、彼らは反発を抱いてきたのでしょう。

 それでも原発や震災関連の不甲斐ない指導者たちを見てきた私たちには非常に新鮮で痛快なものがあります。混乱の世には、このような人物が現れるというのは歴史が証明しています。さらに、解決をしようとしない指導者たちと世代に反発して多くの英雄豪傑が表れてくるでしょう。彼らは仁徳には欠けても、悪を排除する悪として世が生み出してくるものかと思います。

 私自身は、昔はそのような傾向がありましたが、すっかり老けてしまいました。決断力と実行力は今だあると思いますが、反対する者をなぎ倒して進むような攻撃性はすっかり落ち着いてしまいました。

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妻の講演

2011年11月20日 | 健康・病気

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 妻が11月23日にお茶の水クリスチャンセンターで講演します。私としては、自分が話すよりも心配です。同日発売の「神のデザインによる医療」の本の概略を管理栄養士にわかりやすくマンガ入りでパワーポイントにしてもらいました。

 非常に分かりやすく面白い内容だと思いますが、私がいると妻が気にするので、欠席してお祈りしています。皆さん、どうぞ駆けつけて応援してください。妻は、人見知りするのですが、乗ってくると面白くなってきます。よろしくお願いします。

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神のデザインによる医療

2011年11月05日 | 健康・病気

 11月23日に、「神のデザインによる医療」(B5版152ページ)定価1260円、を出版します。執筆の目的は、長寿というものを、結果としての偶然のものや神からの賜物というだけではなくて、毎日の生活を食事・運動・考え方・人間関係その他にわたって健全に暮らすことによって獲得する私達の幸せの努力目標としたいからです。

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 長年の治療を通じて、知らずに私達の生活の中に入り込んでいる有害なものや嗜好が、現代人の身体を痛め付けていることを知りました。今回の福島第一原発事故による放射能汚染は、その最たるものです。幼子や障害者そして高齢者の方々などの弱者が、その入り込んでいる有害な物の被害者になることが常であります。
 重点を置いたのが腸内環境です。乳児から腸内環境に注目することが、アトピーや自閉症そして精神状態の安定にもつながります。尿の有機酸検査で代謝機能などを確認しながら、腸内環境の改善をし、アレルギーや精神状態の治療を行った先験的な医療機関としての成果も発表しています。
 医学としては、対症療法の弊害がわかってきて、私達の分子整合栄養医学が健全であると思われますが、宗教や生き方としても、問題に対処することばかりに目を留めると、健全な在り方を失ってしまうようなこともあるかと思います。この本を読みながら、そのようなことも振り返っていただければ幸いであります。

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父と母の誕生日

2011年11月01日 | 日記・エッセイ・コラム

 11月は私の両親の誕生日があります。明治生まれの苦労人で、私は9人兄弟の末子です。これだけの子供を育てるのは大変で、両親は夜遅くまで働いていました。兄や姉もよく働いて家にお金を入れていました。私が10歳くらいになると漸く暮らしが楽になったような気がしました。中学2年の時、大学へ行きたいと言うと、国公立以外は無理、そして大学卒業まで親が生きていると思うな、と言われ、緊張したことを忘れることはできません。

 大学は奨学金と家庭教師が2つ、そして3万円の仕送りで学費まで払いました。休みもバイトです。働き続けて私を支える親を嘆かせてはならないと勉強をし、帰ったら親孝行をして恩返しをしようと思ったものです。大学院に行くことを決めた時、父は「自分の思う通りに生きろ」と言い、姉夫婦との同居を決め、私に気を使わせないようにしました。その後、牧師になる決心をした時は、父もがっかりしたようです。妻の出産の時などは両親共に千葉に来て、孫の世話をやいてくれました。やっと私達に安心したようでもありました。

 最近の若者たちを見て、「恵まれてるな」と思う反面、余力のある親に世話を焼かれて育ったので、どうしても生活力を感じません。生きる、ということは「生き抜く」ということでもあり、自分で衣食住と経済を確保しなければならないのです。それができないと、健康の回復と仕事に就くということも難しいのですが、その不足を親に期待するので、結婚も難しくなります。

 「神のデザインによる医療」(152頁)を書き上げました。特に腸内環境について、詳しく説明しています。120歳まで生きようと願わないと、健全な自己管理はできないことに気が付いたのです。完全な自己管理や自立は、なかなかできないことですが、それを願うところから、自立が始まります。結婚した時は料理もできず、買い物にも掃除にも手間取った妻ですが、全てが手早く熟練した主婦になりました。私も若い時は失敗ばかりしていて妻に慰められていたのですが、やっと人に少し信頼されるようになってきたようです。人生は思ったより長いです。

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