気ままに自転車ツーリング♪

70代になり60代からの散歩が中心となりました。50代は健康維持のため何かスポーツをと、消去法でサイクリングでした。

株の地上げ屋

2006-06-03 12:35:05 | 印象的な世の中の出来事
「村上ファンド、証取法違反で立件へ…検察が最終協議」

昔、バブルの時、細かい土地を買い集めて一定の広さにして
高値で転売するというビジネスが日本全国に蔓延した。
一攫千金を狙う効率の良いビジネスモデルで、一定の広さの
土地を必要とするニーズがバックにあったからこそ成り立つ
商売であった。それは、顧客の意を受けて地上げを請け負う
こともあったろうし、一定の広さを確保した上で売り先を
探しても買い手は容易に見つかるということもあったろう。
このような情報はなんら規制されることなく行き交った。

翻って株式のことである。
村上ファンドのやっていることは、少数株主の株を集めて
一定の規模にしてそれを求める者に転売しているビジネスと
考えると地上げと変わらないような気がする。
インサイダー云々言われているが、配当ではなく値上がりに
よる売却益を狙って群がっているのが株式市場ではないのか。
そこにどのようなルールを設けようと株の高下にまつわる情報は
行き交う事は否めない。ましてや、地上げ同様に組めば
会社の支配権を奪うことも難しいことでもなかろう。5%
ルールと言ったところで、4%を集める者が複数談合すれば
容易にルールの裏をかくことができるのだから。

昔は市場に群がるヒトを称して「羽織・・・」と言って堅気は
近寄らない世界であった。株式の大衆化で多くの資金が投入
されているが、所詮そのような世界であることを認識した上で
つきあうのがよろしいかと。

株式に群がる人たちは多かれすくなかれ村上的な資質の持ち主
であり、「うまくやってるな」とやっかみ、司直の手が入れば
溜飲を下げる、そんなところなのではなかろうか。
経済の活性化とは程遠い世界のお話である。
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