動くうち、動きながら、何かをじっときいているような気分になってくることがある。
動きのなかでひしめきうごめく形や速度や重さが、すごく何かを語りかけてくるみたいな気がしてくる。
誰が言ったのか思い出せないのだけれど、形こそ心だ、という言葉をたしか聴いた覚えがある。
もしかするとヴァレリーだったかもしれないが、でも、たしかでない。調べても出てこない。
自分で妄想した幻聴かもしれない。だけど、なんだかこれは気になっている言葉だ。
毎日、ぼくはカタチにさわって何かを確かめている、いろんなモノやコトのカタチをたよりに暮している。
カタチはナカミそのものだが、その反対はあまり信用できない。
形こそ心である、という言葉、それはダンスを踊ったあとなんかにもしばしば思い出してしまう言葉の記憶なのだけれど、
誰が言ったのかと、ずっと気になっている。
公演情報 Stage info.
※2019春の新作公演=4/6(土)〜7(日)まもなく詳細を発表いたします。
舞台写真dance photo