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にっぽん不思議紀行vol.8 〜神奈川県 宮ヶ瀬ダム〜

2017年06月14日 | にっぽん不思議紀行

巨大建造物です。

建設されている環境などによって、さまざまなタイプのダムサイトがありますが、

とりわけ、重力式コンクリートダムは、まさに巨大建造物そのものであり、

ダムサイトの下から見上げると、その迫力に圧倒されます。

自分の場合、普段はバスフィッシングで訪れることが多いダム湖ですが、今回は違います。

というか、そもそも今回訪れた宮ヶ瀬ダムは釣り禁止だったりします。 

神奈川県を流れる相模川水系のダムでも観光地としても親しまれている宮ヶ瀬ダム。

今回はこの宮ヶ瀬ダムが行っている『観光放水』というやつを見に来たのです。

ダムサイトから下流部にある、あいかわ公園からダムサイトに向かって歩いていきます。

そびえたっています。すごい迫力です。高さ156mだそうです。

ダムサイトの下にある通路を通ってエレベーターへと向かいます。

多くの巨大コンクリートダムは内部に入ることができます。メンテナンスや各種操作などを行う目的だそう。

外の気温は22℃くらいなのに、ダムサイト内部は15℃しかない。

常に貯水している水に接しているダムサイトの温度は水温の影響を受けます。

ゆえにダムサイト内部の気温もひんやりとしているのです。

エレベーターに1分ちょい乗ると、ダムサイトの上に出ることができます。

ひぇ〜!高い!!自分は高い所が苦手です。

↑反対側は湖です。まぁ、ありきたりな話ですが、このダムにも幽霊の話がけっこうあります。

水面を滑るように歩く人、水中からのぞく顔、いつのまにか隣に立つ人、

湖にかかる「虹の大橋」から飛び降りる人(途中で消えるらしい)などなど。

まぁ、僕は見たことないです。ずっと見ないと思います(笑)

宮ヶ瀬ダムの観光放流は4月~11月の期間、 毎週水曜日、毎月第2日曜日、毎月第2第4金曜日となっています。

午前11時から、午後14時から、それぞれ6分間。毎秒30トンもの水が放水されます。

それでは、放水の模様をご覧ください。

真下で見ていると、放流が始まることでダウンバーストが起こり、

すごい風が巻き起こるとともに、水しぶきが飛んできます。

ダムマニアはこのしぶきを『ダム汁』と呼ぶそうです。


ちなみに宮ヶ瀬ダムでは、2タイプのダムカードがゲットできます。

↑宮ヶ瀬ダムと下流にある石小屋ダムのダムカードです。裏面にはデータが記されています。

観光放流は秋まで行われているので、興味のある方は行かれてみてはどうでしょう?

有名な「ダムカレー」も食べられるようなので、そちらも合わせてぜひ。

 

●宮ヶ瀬ダム

所在地:左岸/神奈川県相模原市緑区青山、神奈川県愛甲郡愛川町大字半原

    右岸/神奈川県愛甲郡愛川町大字半原、神奈川県愛甲郡清川村大字宮ヶ瀬

 

 


釣行日記 vol.6 〜茨城県霞ヶ浦水系④〜

2017年06月07日 | Bass Fishing

この時期、バスフィッシングにおけるシーズナルな環境は、めまぐるしく変わります

スポーニング(産卵)ポストスポーン(産卵直後)アフタースポーン(産卵後)アフター回復(産卵で消耗した体力が回復した状態)と、

わずかな期間の間にバスのコンディションがグルグルと変わっていくのです。

当然、バスのポジショニングや行動も変化し、釣り方やルアー、狙う場所などもどんどん変わる。

このシーズナルな動きを捉えられないと、バスが求めているものに到達できず、まったくバスを釣ることができないのです。

前回の霞ヶ浦水系釣行では、ポスト〜アフターに狙いを定めて、なんとか狙い通りにバスをキャッチ。

でも、今回はすでにアーリーサマーに近いアフター回復の状態なのではないか? と判断しました。

少なくとも、ポストスポーンのバスはほとんどいないと思う。

そんなことをぼんやり考えながら、頭の中でゲームプランをこねこねしつつ、東関道を走りました。

まず、最初に向かったのは利根川。朝イチはやはり活性が高いシャローフラットでのフィーディングバスを狙ってみます。

↑牧歌的な景色。いいなぁ、ここ。黄色い小さな花がたくさん咲いていました。

前々日にまとまった雨が降ったせいか、ややステインなささ濁り。

これは想定したとおりで、少し濁りが入ったほうが、釣りやすいと考えていたのでラッキーです。

でも…… でもですよ。ベイト(エサになる小魚)がまったくいない…

実は、この状況も想定内。バス同様、ベイトフィッシュもめまぐるしく動くこの季節。

狙いのスポットに生命感がないこともあるに決まっている。要するに、時合いじゃないってことですね。

タイミングを変えて入れば、ガラリと状況が変わっていることもありますが、

そういうのって、一日中、しかも何日もフィールドを見てないと判断できないし、予測も困難そのもの。

『んじゃあ、いったいどうすんのよ???』

実はもうひとつのパターンも想定していました。

それはクローダッド(ザリガニ)パターン。

ザリガニや手長エビなんかが“わしゃっ!”と湧くこの季節。当然、そういうエサを捕食するバスも少なくない。

シェード(日影)やカバー(何かしらの障害物)の中でそういうエサを狙うバスをイメージします。

というわけで、利根川に見切りをつけて向かった場所は、すぐ近くの八間川です。

↑全面護岸されたキャナルです。カレント(流れ)は普段、ほとんどない。水深は平均して1〜1.2m程度でしょうか。 

写真は八間川でもやや下流の堰から橋1つ分上流のエリア。

人気のスポットで、いつ行ってもアングラーを見かけます。

そこで、この下流域からかなり上流域のエリアを目指してクルマを走らせました。

 ↑八間川上流部。下流域よりさらに浅くなりますが、これから夏にかけてバスが濃くなるエリアです。下流はほとんど流れがありませんでしたが、上流部は上流に向かう逆流のカレントが。水が動いているほうが、いいと思うので期待大です!

霞ヶ浦水系って、ほとんどがコンクリートで護岸されています。

同じような調子で延々と護岸が続く。だから、ちょっとした変化にバスがつきやすい。

本当は水中に没した障害物や地形変化を知っていればベストなのでしょうが、

たまーに釣りに訪れて、それを知ることは限りなく不可能に近い。

とはいえ、目で見て分かる変化は誰もがルアーを入れるので、これまたプレッシャーが高い。

だから1投で確実に、しかもベストなルアーチョイスでのアプローチが必須。いかにして口を使わせるか? が勝負のキモです。

 ↑ありました、変化。『わっかりやすぅ!(笑)』。もう、みんな撃ちますね、ここは。田へと水を引いたり、あるいは田から排水する際に開閉する水門です。

こういう誰もが撃つようなスポットであっても、諦めずに撃つ価値は十分にあります。

なぜなら、いつもそこにサカナがいるとは限らないし、サカナの出入りが激しい場合もあります。

先行者が撃ったあとでも、ルアーやメソッドが違えば、バスの反応もまったく違ってきます。

可能性の積み重ねで、バイトの確率を上げていくのもひとつのメソッドですから“ここにはバスがいる!”と信じてキャストすることが大事です。

 

自分はこれまで、季節を問わずひたすらクランキングに明け暮れ、クランキングの何たるかを悟ろうとしてきました。

シーズンや状況に合っていないことがわかっていても、とにかく引き倒す。

それを重ねることでしか理解できないことがあると、尊敬するプロから教わったのです。

「クランキンを理解したい?だったらクランキンすればいいよ。一年中、いつでも。そうすれば必ずわかるよ。必ずね」。

この言葉を深く胸に刻んで、まさにひたすらクランキングのバカになってきました。

そして悟りを開くには、まだまだ未熟ながら、少しはいろんなことがわかるようになったいま、

これからはバーサタイルに釣りを変化させながら、そこにクランキングを活かすという、新しいステージを目指します。

というわけで、ここはひとつ、クランキングよりもマッチしたメソッドとしてフリッピンを選択。

バスがいそうな変化やカバーにソフトベイトをフリップしていくというものです。

フリッピンひとつとっても、これまでなら迷わずラバージグやテキサスリグなどを投入するところですが、

今回はまだ回復しきっていないバスがいることも想定して、よりスローなフォールを意識します。

 

↑ルアーはY-NOT。ラバージグやスピナーベイトの名作を生み出したスタンレー製のソフトベイトです。細かく深いリブがびっしり入っていますが、水を動かすためではなく、水の抵抗を増やしてバイト時の吸い込みをよくするためだそう。アームの先端15mmくらいは中空になっています。ラトルを入れることもでき、エアホールの効果で腕を上げたザリガニの威嚇ポーズを演出できるとスタンレーは謳っています。

写真のようにフックを逆にセットし、おしりにネイルシンカーを挿入します。

これで、ザリガニがゆっくりフォールする様子を演出するという狙いです。※決してスライドフォールはしません。

スーっと落とし込んで着底で一瞬のポーズ。バイトがなければピックアップして次のスポットを撃つ…ってやつです。

バイトを得たスポット。写真のとおり、太陽がほぼ真上なので、バスが好むシェード(日影)はほとんどありません。

逆にいえば、わずかなシェードが貴重なわけで、ここに水門から流れ込んでくるザリガニを待つバスがいることを期待して

対岸のスポットにソフトプレゼンテーションでベストな場所にルアーを落とすことができました。

ルアーをタイトにフォールさせるために、リールのクラッチを切ったままラインを引き出し……

『!!!!』

ラインを引き出すまでもなく、ルアーの着底を待たずして、すごい勢いで上流に向かってラインが走りました!

すぐさまクラッチ・オンでラインスラッグを巻き取って渾身のフッキング。

ガッ! と手応えが伝わると同時に、強烈なトルクでロッドがねじ曲げられました。

水面近くまできたバスを確認。「ヤバイYO、デカいYO!」

ルアーは完全にバスの口の中にあったので、歯でラインが切れやしないかハラハラしながら

手元に寄せて、がっちりバスの下アゴを掴みました。

とにかく元気なバスで、ラインをたぐっている間もヘッドシェイクが激しくて

14lbラインがプッツリ切れるんじゃないかと、ドキドキのランディングだったのです。

 ↑計るおっさん。自身の霞ヶ浦水系のレコードとなる49cm。ウエイトは1600g(3lb6oz)でした。

 

↑ロッド:セントクロイAC62-MXF。(ST.CROIX AVID AC-62MXF)

↑リール:シマノ スコーピオン1000、ライン:サンラインFCスナイパー14lb

↑キメるおっさん。あまりにも暴れるもんだから、親指がバスの歯でギリギリこすれて血が出ましたw

レコード更新なんだから、ほんとは大喜びのハズなのにちょっと複雑。キャッチしたバスは目がふやけていました。

霞ヶ浦水系では、こういう病気のバスを見かけることが多い気がします。

仕事で全国のいろんな水域を回りますが、奇形や病気の確率は、圧倒的に霞ヶ浦水系が高い。

理由はわかりませんが、環境によるものであることは確かでしょう。

農薬、生活排水、etc。何か重大な問題がある気がしてならない…

 

↑八間川には大小さまざまな規模の水路や溝が接続しています。夏に近づくほど、こういう小場所にもバスが入り込みます。

 

2匹目を期待して、接続する水路をチェック。ずいぶん奥まで歩いた所で40cm後半のバスが見えましたが、

すでに向こうもこちらに気づいていて、スゴい勢いで逃げていきました。くそ…しくじった……。

このあと、与田浦に移動しますが、ヘラ釣りの人が2人、ベストな場所にいたので、邪魔にならない程度にその周りを少しやって移動。

さらに北浦にも行ってみましたが、午後からの強風がモロに当たっていて、ドロドロに底濁り。

この日は早めの納竿として、いつものようにコンビニアイスをウマウマしました。

次の釣行はいつになるかわかりませんが、間違いなくサマーパターンになるはず。

どんな釣りになるのか、ちょっと楽しみでもあるのです。


B級グルメ紀行 vol.5 〜千葉県 水郷のとり屋さん須田本店〜

2017年06月06日 | Meal

どこかに出かけるときは、必ず『食』が頭をよぎります。

要するに「どこでメシ食う?」ってヤツです。

やっぱりその土地ならではのモノとか、その店じゃなきゃ食べられないものとか、ナニとか、ソレとか…

 

つまりは出かける場所が決まったら、その周辺のメシ屋をリサーチするってことなんですよ、ハイ。

つーことで、今回は千葉県、佐原・香取エリアに出かけたので、周辺をリサーチ。

佐原は古い町並みが残っていて、週末は観光地としてけっこう賑わいます。

おいしそうなおそば屋さんなんかがあったりするのですが、やっぱり混む。

それに、観光メシはちょっと気分がノらないっていうの、ありません?

 水郷のとり屋さん 須田本店です。

その名の通り、鶏やさんです。佐原市からチョイと走ってお隣の香取市まで移動です。

うまいもんのためなら、エンヤコラとハンドル握ってアクセル踏むんでやんす。

このお店では焼き鳥などの串ものや唐揚げ、薫製に鶏卵など、おいしい鶏関係が購入可能なのです。

↑写真に映っていない左側にはお肉やさんのガラスケースみたいなのがあって、焼き鳥や精肉なんかがたくさんあります。

で、そんな鶏やさんで食事を楽しむことができちゃうってコトなんですよぅ。

いわゆるイートインです。

カウンターのみですが、このお店で扱っている鶏を使った食事が楽しめます。

メニューは…

●水郷どり親子丼(700円)

●名古屋コーチン親子丼(1000円)

●水郷どりやきとり丼(700円)

●水郷どり照り焼きそぼろ丼(700円)

●水郷どりカレー(750円)※夏期限定

他にも焼き鳥などが単品で注文可能で、ご常連とおぼしき人たちは

それぞれ、お気に入りの焼き鳥を注文していました。

↑鉄板の水郷どり親子丼。おしんこと鶏スープがついてきます。ふわふわたまごで味わいはまろやかジューシー。まぁ、旨いに決まってますわなぁ…

↑水郷どり照り焼きそぼろ丼。テリっと焼かれた歯ごたえのいい肉。そして、噛むとじゅわっ! とタレが染み出すそぼろ。これ、超オススメっすよ!温泉たまごも載ってます。

お値段手頃でボリュームも満点。こういう店が近所に欲しい!

そんなことを考えつつ、何気なくテーブルを見渡すと1枚のカードが目に入ります。

なんじゃあ、こりゃぁああああ!

なんとも贅沢な鶏串じゃねぇっすか! しかも食ったことない部位もある。

ペタってなんぞな、もし???

その名も『水郷どり まるごと一本』とは、なんともヒネリのない、そのままの名前!

だが、それゆえにコンセプトが一直線にハートに突き刺さるではないか。

ぬぅ…こりゃあ、食うしかないではないか。

仕方ない… そう、仕方なく食うのである。というわけで、すかさず追加オーダーです。

待つこと数分。へへへ… きちゃった♪

こういうの、写真に偽りあり! ってのが多いけど、ほとんど写真のまんまです。

味は… なんかね… んーっとね… おいしかった(笑)

“なんじゃ、そりゃ!”って怒られちゃいますねw

とにかく、お肉が新鮮でした。それ、すなわちジューシー。

で、焼き加減もグーでして、ちょいちょいほろ苦い焦げがあって、ビールが欲しい……

(アルコールは置いてません。あしからず)

ナマイキ言うと、もうちょい塩を効かせたほうが、お肉の味が引き立つ気がしましたな。

いやー、堪能しました。おなかいっぱい。

場所は黒部川のすぐ近くだったりして「こんなお店があったのか。もっと早くに知っていれば…」と少し地団駄です。

でも、いろんなメディアでけっこう紹介されてたんですってね。すみません、知りませんでした。

 

バス釣りでもしない限り、なかなかこの界隈に行くことって少ないかもしれませんが、

もし、お近くにお寄りの際は、ぜひともお試しください。

 

●水郷のとりやさん 須田本店

所在地:〒289-0313 千葉県香取市小見川270

電話番号:0478-82-2346

定休日:水曜日

営業時間:9〜19時

メール:suigodori@suigo.co.jp

ホームページ:http://www.suigo.co.jp