下馬評の通り、目標の7割の得票率には及ばなかったが、安倍晋三が自民党総裁になった。
これで「憲法改正」「教育基本法改正」等等が(拡大解釈としての国民から)支持されたとして、タカ派ぶりを全面に出されたら、国民はいたたまれないだろう。
お彼岸で84歳の伯父さんが訪ねてきた。
座るなり「俺たちは姥捨て山に送られるのかねぇ」と挨拶そこそこの第一声。
「安倍は、サラブレッドだねぇ」「二世三世しか総理になれないのかねぇ」「これじゃぁ、庶民の生活がわからないだろうねぇ」と矢継ぎ早に話し掛けてくる。
収入増加の当てのない老人に「介護保険の負担に、税金の負担と、これでは老人は生活苦で死んでしまう。それが嫌なら早く死んでしまえ、と言われているようだ」と嘆いている。
戦後生れの初の総裁とメディアは、新しい時代の幕開けのように報じているが、決して明るい希望を感じているものは少ないのだろう。
明るいニュースというか、一読していただきたい本があります。(もう読みましたよとの声が聞こえてきますが)
そうです。「憲法九条を世界遺産に」(太田光・中沢新一著 集英社新書)
表紙カバーには
「実に、日本国憲法とは、一瞬の奇蹟であった。それは無邪気なまでに理想社会の具現を目指したアメリカ人と、敗戦からようやく立ち上がり二度と戦争を起こすまいと固く決意した日本人との、奇蹟の合作というべきものだった。しかし今、日本国憲法、特に九条は次第にその輝きを奪われつつあるように見える。この奇蹟をいかにして遺すべきか、いかにして次世代に伝えていくべきか。お笑い芸人の意地にかけて、芸の中でそれを表現しようとする太田と、その方法論を歴史から引き出そうとする中沢の、稀に見る熱い対論。宮沢賢治を手がかりに交わされた二人の議論の行き着く先は・・・」
と書かれています。
同感!同感! 「憲法九条を世界遺産に」 そうだ!そうだ! 「憲法九条を世界遺産に」 が合言葉だ!
もう一冊。「自由訳 イマジン ジョン・レノン&オノ・ヨーコ」(新井 満著 朝日新聞社)
本の帯には
「ジョンが生きていたら どんなに喜んだことでしょう・・・。オノ・ヨーコ
世界でもっとも愛されている“平和の歌”が美しくわかりやすい日本語になりました。
原作詩、公式邦訳、ダコダ・ハウス対談を収録。
イマジン さあ イメージしてごらん
心の中で 想い描いてみてごらん
今はまだばらばらだけど
いつかきっと 世界は ひとつになる --本文より」
と書かれています。
友人たちもイマジンを口ずさんでいたな。
みんなで口ずさんでみようか?
♪想像してごらん 天国なんてないんだと・・・♪
今日は二冊の本のご紹介でした。
このブログでご紹介(9月2・3日開催)しました「第12回新宿区民オペラ G.プッチーニ作曲 3幕 原語字幕上演 「TURANDOT/トゥーランドット」は、大盛況の中、無事に終了したとのご連絡をいただきました。ご報告申し上げます。
なお、プロディースされた園江治さんは、12月下旬、ベートーベンの「第九」のコンサート開催を予定しております。詳細がわかり次第、ご紹介したいと思っております。
さぁ!光が見えているよ!イマジンを口ずさみ、第九で世界の平和の輪を広げようよ。
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これで「憲法改正」「教育基本法改正」等等が(拡大解釈としての国民から)支持されたとして、タカ派ぶりを全面に出されたら、国民はいたたまれないだろう。
お彼岸で84歳の伯父さんが訪ねてきた。
座るなり「俺たちは姥捨て山に送られるのかねぇ」と挨拶そこそこの第一声。
「安倍は、サラブレッドだねぇ」「二世三世しか総理になれないのかねぇ」「これじゃぁ、庶民の生活がわからないだろうねぇ」と矢継ぎ早に話し掛けてくる。
収入増加の当てのない老人に「介護保険の負担に、税金の負担と、これでは老人は生活苦で死んでしまう。それが嫌なら早く死んでしまえ、と言われているようだ」と嘆いている。
戦後生れの初の総裁とメディアは、新しい時代の幕開けのように報じているが、決して明るい希望を感じているものは少ないのだろう。
明るいニュースというか、一読していただきたい本があります。(もう読みましたよとの声が聞こえてきますが)
そうです。「憲法九条を世界遺産に」(太田光・中沢新一著 集英社新書)
表紙カバーには
「実に、日本国憲法とは、一瞬の奇蹟であった。それは無邪気なまでに理想社会の具現を目指したアメリカ人と、敗戦からようやく立ち上がり二度と戦争を起こすまいと固く決意した日本人との、奇蹟の合作というべきものだった。しかし今、日本国憲法、特に九条は次第にその輝きを奪われつつあるように見える。この奇蹟をいかにして遺すべきか、いかにして次世代に伝えていくべきか。お笑い芸人の意地にかけて、芸の中でそれを表現しようとする太田と、その方法論を歴史から引き出そうとする中沢の、稀に見る熱い対論。宮沢賢治を手がかりに交わされた二人の議論の行き着く先は・・・」
と書かれています。
同感!同感! 「憲法九条を世界遺産に」 そうだ!そうだ! 「憲法九条を世界遺産に」 が合言葉だ!
もう一冊。「自由訳 イマジン ジョン・レノン&オノ・ヨーコ」(新井 満著 朝日新聞社)
本の帯には
「ジョンが生きていたら どんなに喜んだことでしょう・・・。オノ・ヨーコ
世界でもっとも愛されている“平和の歌”が美しくわかりやすい日本語になりました。
原作詩、公式邦訳、ダコダ・ハウス対談を収録。
イマジン さあ イメージしてごらん
心の中で 想い描いてみてごらん
今はまだばらばらだけど
いつかきっと 世界は ひとつになる --本文より」
と書かれています。
友人たちもイマジンを口ずさんでいたな。
みんなで口ずさんでみようか?
♪想像してごらん 天国なんてないんだと・・・♪
今日は二冊の本のご紹介でした。
このブログでご紹介(9月2・3日開催)しました「第12回新宿区民オペラ G.プッチーニ作曲 3幕 原語字幕上演 「TURANDOT/トゥーランドット」は、大盛況の中、無事に終了したとのご連絡をいただきました。ご報告申し上げます。
なお、プロディースされた園江治さんは、12月下旬、ベートーベンの「第九」のコンサート開催を予定しております。詳細がわかり次第、ご紹介したいと思っております。
さぁ!光が見えているよ!イマジンを口ずさみ、第九で世界の平和の輪を広げようよ。
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「日米の叡智がこの9条に結集した」というような考え方もどんなものだろうか。GHQの要請に応じて当時の幣原内閣が提出した憲法案は旧憲法と内容的に殆ど同じものであった。ソ連代表の対日理事会参加を目前にしていたGHQ側は驚いて、それから日本側の専門家数名をGHQに泊り込みにさせて数日間で今の憲法を作成したという経緯がある。
終戦の詔勅にある「国体の護持」が日本側の条件であり、天皇の権威を利用して占領政策をスムーズに実行することがGHQの狙いであった。9条は天皇の処罰を要求するソ連や中国などの強硬論を説得・懐柔するための取引条件とされた。
現在の憲法は旧憲法との比較では、はるかに立派なものである。しかし、GHQ=アメリカ政府が天皇を日本の政治・行政から切り離すことをしないで、さらに9条を加えたことが短期の占領行政の成功とともに中期的には日本人に厄介な問題を残すことになった。
9条が何故いけないのか。それは現実の生活における人間の理性や経験則や合理的な思考に逆らうからである。このために、いかに普及に努力しても9条教の信者は有権者の10%を超えられないのではないか。9条の絵踏みを迫られた場合に逃げ腰になる人を責められない。
現状は大手メディアを先頭に右傾化が加速しているが、このことは日本人が敗戦から殆ど学ばなかったことを意味する。しかし言いたくないことだが9条=護憲の反動の部分も無視できない。