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すっかり育児ブログ
猫と犬もおるよ

幼い記憶

2009-02-19 15:10:00 | 昔話
私が物心ついたときには父はコンビニを経営していた。


コンビニを経営していると24時間7日間気が抜けない。

いつ呼び出されるかわからない。

休みはない。


私が父を見るのは機嫌の悪い寝起きと、

学校が休みの日だけ。


当時の私からみた父の印象は、

とてもいいとはいえない。


話すと長い、とか。

冗談が通じない、とか。

夜はコーヒー、昼はジン、とか。

大地を這うようなイビキと歯軋り、とか。


ふつうの父娘とは少し違っていた。


一緒にごはんを食べることはない。

一緒に出かけることもない。

テレビの取り合いをすることもない。

小言を言われることもない。


それがうちの『ふつう』だった。


そんな生活が十数年続いた。





7年前。

父が動いた。


「リサイクルショップしよか」


こうなったら話は早い。

コンビニを閉め、リサイクルショップをオープン。


父の生活時間が昼間に変わり、

私もリサイクルショップで一緒に働くことになった。


小さい頃、ほとんど話をすることのなかった父と、

毎日のように会い、話し、だんだん父がはっきり見えてきた。


この人、変だ。







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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ひでたん)
2009-02-19 18:04:14
いい親父さんを持ってるじゃねーか!
うらやましいぜ!
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Unknown (A・M)
2009-02-20 00:15:17
↑に同じく・・・・・

いいねぇ~、裏山。

離れていると理解が誤解になったりするもんな。
一緒にいる時間があるっていい事さ^^


何歳になっても子供にとってははおと~さん。

おと~さんにとっては子供やもんな。


朝日新聞の「おやじの背中」にこのまま投稿できそうやな^^;



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Unknown (メメ)
2009-02-20 10:43:57
ひでたん
この衣装着て、
「メメさん、メメさん、写真撮って!!」
って追いかけられたわ。
必死で逃げたけど。

A・Mさん
理解…難しい…
不可解なことが多すぎて…
ほんとうに…。
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