このまま。

元々大切だと思っていたことが、どれだけ大切だったかってことを思い知らされて、それをこの先失うことだってないことじゃないってことが・・・もしかしたら、もう失い始めているのかもしれないことが、たまらなく怖くて、


でも逆に、大切だと思っていたことが、実はそんなに大切じゃないように思えてくることもあって。


そして、今までは、どうでもいいことかもしれないけど大切にしたかった色んなことが、本当にどうでもよく感じていたりもして、さみしく思います。


ただでさえ怪しかった、色んなことに対する価値観が、いい歳してさらに揺らいでいるみたいだ。





３月３１日の次は４月１日ってこと。

今日の次はあしたってことには変わりないのかもしれないんだけど、

今までその境目が、仮に自分にとっては何かの節目にならなかったとしても、なんだかちょっと特別な感じがして、気持ちを切り替えるきっかけになったりする日のような気がしていたんだけど、

今年は、３月から何かを切り替えることなく、考えたまま忘れないまま、揺らいだまま４月に突入したいと思います。

上を。

またこうして咲きはじめてくれたから、それを見上げることができる。

今年も咲いてくれてありがとう。




そう簡単にはいかないのかもしれないけれど・・・

少しずつ咲き始めたさくらを見て、さくらが咲くことはうれしいことって思える余裕がうまれることもあるかもしれないね。

来年、がきた。

今年はなんだか、桜が咲いても嬉しくないね、ってついぼそっと口にしたら、


「桜が咲くのは嬉しいこと。それを嬉しく思う余裕がないんじゃないの」って。






これまで毎年、桜が咲いたら嬉しく思って、散る間際にはまた来年も・・・って、なんの疑いもなく思っていたけれど。

去年思った来年がきた今、わたしにできることはなんだ。

きょう。

こうして今日いちにちを振り返ってみると、毎晩、ものすごく大切なことをしないまま今日が終わってくような気がしてます。

だけど、何が大切なのかわからないまま、あっちもこっちも行ったり来たりして、何にもしてない時間はないはずなのに、今日は一体何をしてたんだ・・・って感じてたり。



知らないことの方がたくさんあるっていうことを知ってたつもりだったんだけど、本当に恥ずかしいくらい「つもり」だったみたいで、自分が好きで興味があると思ってたことにでさえ、知らないことは山ほどあって、見えてないだけで、もっとあるんだと思う。


って思いながら、また今日もいちにちが終わっていきます。

玄関先の三つ葉。

昨日の晩ごはんのトンカツのちょっと残ったのがあって、朝も時間に余裕があったから、卵とじしてご飯にのっけてお昼のお弁当にして持っていくことにしました。


カツ丼には、三つ葉をたっぷり添えるのが好きなんだけど、残念ながら冷蔵庫にはなくって、ネギの青いとこでいいね・・・ってことで。



お弁当も出来て、支度も整えて、さてそろそろ時間だ、と思ったころ、玄関から

「あぁぁ！」 と声が。


何事かと思ったら、玄関に三つ葉が、水仙といっしょに置いてあったのを、母が見つけたようでした。



ピンポン押すにはまだ早いかな、と

お隣さんか、お向かいさんか、道向こうのご近所さんか・・・玄関先にこっそりと置いていってくれたみたいです。



こんな、ご近所さんとのつながりと心づかい、大切にしたいと改めて思いました。





ピンポン押してもらえれば、ものすごいグットタイミングでわたしのお弁当になれたのにね。

パジャマのわたしでよければ、朝早くても、玄関あけますよ。

今までが。

コンビニとかスーパーとか、とりわけ全国規模でお店持っているようなところに行くと、電球が間引かれてたり、ショーケースの照明が消されて、節電をしていたりするのだけど、

一瞬、あ・・いつもより暗いって思うだけで、とくにこれと言って困ることはなかったり。



被災地に優先的に送るので、配送がうまくいかないので・・・ってお断りが貼ってあって、売ってないものもそれなりにあるけど、他のものはたくさんあって、

ところどころ空っぽになってる商品棚だけど、やっぱりこれも、困って困って仕方がないっていうわけでもなくて。




なんか、今までってなんだったんだろうって、ふと思います。



ピカピカと点いてた電気も、商品棚に少しの隙間もなく並べられた商品も、

そっちのほうがちょっとおかしい・・・っていうのも変だけど、

なにもそこまでっていうことが、思いの外多かったのかもしれません。





４・５日前から、うっすらひいてた風邪もすっかり抜けました。

あまりにも久しぶりにひいた風邪は、「めずらしいー」っていわれるだけで、誰の心配にも値しなかったようです。



これからも、いろんなこと考えながら、決めながら、とにかく元気でいたいと思います。

でも、の先。

本当にありがたいことに、不自由なく暮らせてるんだけれど、

それでも不安で心配で、でも何にも出来なくて、決められないことと考えるこてがいっぱいで、ほんのちょっとだけ弱ってたり、変なことで怒れたり、些細なことが泣けるほど嬉しかったり、感情の降り幅もいつもいっぱいです。

わたしでさえこんなんなのに、東北や関東は・・・って思うと、自分の生活が本当に申し訳なくて、こんなときに、っていう方へ向かいます。

元気な人は経済を止めないように、というのうを聞いて、そうだよなぁって思っても、

それに納得することで、普通どおりに暮らしたり、楽しい思いをすることの口実にしようとしてるに過ぎないんじゃ、ってひねくれたことを思ってみたり、

でもそうやってみんなが必要最低限にひっつめて暮らしてたらそれは危険だってことも経済のことよくわかんないなりに分かるように思うし、

でもだったら、こんなときにこんなことしていいのかなって思ってやめたことの分は募金すればいいのかな、と思っても、

わたしがやめたことの向こうにも、誰かの生活があって、そうやってやめたことが、また新たに誰かの生活を不安定にしてしまうことに繋がって。

でも、でも・・・の繰り返しばっかり。



最近、前は部屋にいる時は、とっかえひっかえずっとかけっぱなしだった音楽を、全然かけなくなりました。

ちょっとだけ無気力な面もあったのかもしれません。

だからかな、勝手だけれどもしかするといちばん怖かったのは、今まで楽しいと思ってたことしたときに、を楽しいと思えない自分がいたらどうしようって思う気持ちだったりもして。




でも、大丈夫だった。

振れ幅は半端なかったけど、楽しかったし、ほっとした。

大好きな音楽をきかせ続けてくれる人がいて、それを聴きに行けるってことがどれほど幸せなことだったか。




それでもやっぱり、こんなときに・・・っていう思いがあって、

それを持ち続けながら、こんなときにって思うことをも、やれるんだから、やらなきゃ。






知らない道を早足で歩いてたら思わぬくぼみにはまって、ブーツの爪先に大きな傷。

これ見る度に、今夜トミちゃんとみんなとすごした時間を思い出すかもしれないな。

ひっそりと。

もうすぐな気配を感じさせせてくれるさくらの木の下で、気持ちがひっそりして、なんだか切なく思ったのは初めてのことでした。







見えるかな、

一輪だけ、ちょっと気の早いのがいたよ。








　* *

いくら考えても堂々巡りで、答えの出ないことがたくさん。

それでも考えたくて仕方がないのはどうしてか。



春になったらさくらが咲いて、それをわくわく感じるそんな日々を日常だと思ってたんだけど、あれはなんだったんだろう。

いわれもなく、日常だったんだけど。

決める。

結婚式の招待状が届きました。

以前から決めてたことであったとはいえ、招待状を発送するの、すっごく迷ったんだと思います。

そんな中でふたりが決めた“ささやか”に、心からの“ささやか”なおめでとうをもって行こうと思います。



日々暮らしていくことが、こんなにも色んなことを決めながらであったことに、正直なところ驚いて、戸惑ってもいます。

自分の意思で決められることもあれば、決まったことに従わなければいけない時もあるし、

従うか抗うかを決める時ももちろんあって、

どうしても迷って迷って時間切れそうなこともあって。


今までそれをどうやってきたか、ちょっとわかんなくなってきちゃったよ。

アルバム

思い出が、形として残されていたから、

そこにさらに新しい思いがくっつきました。

それが早く思い出になるようにと願うばかりです。