寒暖の差が激しい今日この頃、体調を崩される方も多いのではないでしょうか?
私事ですが、歯の調子が悪く、歯医者さん恐怖症の私も観念して受診したところ、神経を抜くことに・・・
当分治療することになりそうです。
カウンセリングで皆さんのお悩みをうかがっていますと、そこで必ず絡んでくることは人間関係です。
一見、災害や病気による状況など、直接人とは関わりないように見えることも、やはり、その出来事に関わる人間関係が
人の気持ちを大きく左右します。
カウンセリングの中では、引き金を引いていることが過去の一つの出来事であっても、癒していくためには、そこから今に至る
人間関係、コミュニケーションを丁寧に考えていきます。
思い込みによってコミュニケーションが進んでいることに着目するのも大事な部分です。
ストレスに大きく影響するのは、自分に近い存在の人間関係だと言えます。
近い関係であればあるほど、相手のことはわかっている。自分のこともわかってくれているはずだと思い込みが強くなります。
あるいは、わかってくれて当然、わかってくれないのは理不尽だと感じてしまいます。
そのような思い込みが、言葉で伝えない・・・たとえば不機嫌なことをドアをバタンと閉めてみるなど、態度で示してみたり、
すねたり、舌打ちをするなど、違ったアプローチで、伝えたつもりになってしまい、さらに相手とのズレが生じてしまいます。
また、相手のことを憶測で考えてしまいがちにもなります。
日本人は、求めるのが下手です。これが良いところでもあり、悪いところでもあります。
無言でも伝えあえるコミュニケーションがあることは私自身も認めるところです。言葉がすべてとは申しません。
ただ、必要なことは、どう気遣ってほしいかを言葉にすべきではないでしょうか?
もし、あなたの中で、大切な配偶者や恋人、会社や学校の人間関係などで、相手に対して、
「 どうしてわかってくれないのだろう。」
「 相手がこうすべきなのに。」
“ くれない ” “ べきである ”
という言葉が渦巻いているならば、素直にあなたの求める気持ちを整理してみるタイミングだと言えます。
攻撃すれば、相手は防御します。防御しきれなくなれば、攻撃する以外になくなります。これが悪循環の元です。
必要なことは協力し合う道を探すことです。
それから、多くの物事では、互いに言い分があり、完全にどちらが正しいとは言い切れないものです。
また、正論ほど、大きな声で高らかに言われると、相手は逃げ道をふさがれて、攻撃的になったり、卑屈になるなど
素直になれなくなります。
人間関係を正しいか間違っているかだけで論じることを手放す緩やかさも必要です。
しっかりと深呼吸してみて、その相手と最初に出会った時のことを思いだしてみてください。
相手のことを知るために、一生懸命コミュニケーションをとろうとした時のことです。そこに立ち返ってみれば、必ず
道は見えてきます。
メンタルダウンされる人にどう向き合えば良いかと質問を受けることが多いのですが、私が、カウンセラーとして向き合う時は
その人がダウンされた後からの人間関係になります。
周囲の人々は、その前からのその人を知っているわけです。答えにつながる道は私よりも皆さんがご存じなのですね。
大抵の悩みが人間関係の中から起きたことなら、人間関係の中で、その悩みも解決できると思います。
と、言うよりも、最終的にそこで解決していくしかないと言えるのかもしれません。
とはいえ、自分の傷に真っ直ぐ向き合うのは怖ろしいです。
痛いとわかっている治療はできることなら避けたいです。(歯医者さんも然り??)
でも、そこを越えないと治らないとわかっているから、我慢してでも治療を受けます。
心の問題も同様なのです。
人間関係でできた痛みを、人間関係の中で洗い出して解決していくことは、さらなる痛みを伴います。
しかし、治せる道は、そこに存在します。
カウンセリングの時間の中で、物事が解決するのではなく、皆さんの実生活の中で解決してくことですから、皆さんご自身の
勇気あるリハビリ、治療への取り組みが不可欠です。
落ちる気持ちをどうにもできない!! 今一つ勇気が出ない!!
そんな時は、遠慮なく他人の手を借りてください。話してみることです。
それでも、身近な人に話せない時、あるいは、話してもわかってもらえないと思う時、どうぞお訪ねくださいませ。
自分の気持ちに素直になれると、仕事も家庭も円滑になるでしょう。
山口市宮野の森に囲まれた静かなカウンセリングルーム
かきかわ統合医療相談室
私事ですが、歯の調子が悪く、歯医者さん恐怖症の私も観念して受診したところ、神経を抜くことに・・・
当分治療することになりそうです。
カウンセリングで皆さんのお悩みをうかがっていますと、そこで必ず絡んでくることは人間関係です。
一見、災害や病気による状況など、直接人とは関わりないように見えることも、やはり、その出来事に関わる人間関係が
人の気持ちを大きく左右します。
カウンセリングの中では、引き金を引いていることが過去の一つの出来事であっても、癒していくためには、そこから今に至る
人間関係、コミュニケーションを丁寧に考えていきます。
思い込みによってコミュニケーションが進んでいることに着目するのも大事な部分です。
ストレスに大きく影響するのは、自分に近い存在の人間関係だと言えます。
近い関係であればあるほど、相手のことはわかっている。自分のこともわかってくれているはずだと思い込みが強くなります。
あるいは、わかってくれて当然、わかってくれないのは理不尽だと感じてしまいます。
そのような思い込みが、言葉で伝えない・・・たとえば不機嫌なことをドアをバタンと閉めてみるなど、態度で示してみたり、
すねたり、舌打ちをするなど、違ったアプローチで、伝えたつもりになってしまい、さらに相手とのズレが生じてしまいます。
また、相手のことを憶測で考えてしまいがちにもなります。
日本人は、求めるのが下手です。これが良いところでもあり、悪いところでもあります。
無言でも伝えあえるコミュニケーションがあることは私自身も認めるところです。言葉がすべてとは申しません。
ただ、必要なことは、どう気遣ってほしいかを言葉にすべきではないでしょうか?
もし、あなたの中で、大切な配偶者や恋人、会社や学校の人間関係などで、相手に対して、
「 どうしてわかってくれないのだろう。」
「 相手がこうすべきなのに。」
“ くれない ” “ べきである ”
という言葉が渦巻いているならば、素直にあなたの求める気持ちを整理してみるタイミングだと言えます。
攻撃すれば、相手は防御します。防御しきれなくなれば、攻撃する以外になくなります。これが悪循環の元です。
必要なことは協力し合う道を探すことです。
それから、多くの物事では、互いに言い分があり、完全にどちらが正しいとは言い切れないものです。
また、正論ほど、大きな声で高らかに言われると、相手は逃げ道をふさがれて、攻撃的になったり、卑屈になるなど
素直になれなくなります。
人間関係を正しいか間違っているかだけで論じることを手放す緩やかさも必要です。
しっかりと深呼吸してみて、その相手と最初に出会った時のことを思いだしてみてください。
相手のことを知るために、一生懸命コミュニケーションをとろうとした時のことです。そこに立ち返ってみれば、必ず
道は見えてきます。
メンタルダウンされる人にどう向き合えば良いかと質問を受けることが多いのですが、私が、カウンセラーとして向き合う時は
その人がダウンされた後からの人間関係になります。
周囲の人々は、その前からのその人を知っているわけです。答えにつながる道は私よりも皆さんがご存じなのですね。
大抵の悩みが人間関係の中から起きたことなら、人間関係の中で、その悩みも解決できると思います。
と、言うよりも、最終的にそこで解決していくしかないと言えるのかもしれません。
とはいえ、自分の傷に真っ直ぐ向き合うのは怖ろしいです。
痛いとわかっている治療はできることなら避けたいです。(歯医者さんも然り??)
でも、そこを越えないと治らないとわかっているから、我慢してでも治療を受けます。
心の問題も同様なのです。
人間関係でできた痛みを、人間関係の中で洗い出して解決していくことは、さらなる痛みを伴います。
しかし、治せる道は、そこに存在します。
カウンセリングの時間の中で、物事が解決するのではなく、皆さんの実生活の中で解決してくことですから、皆さんご自身の
勇気あるリハビリ、治療への取り組みが不可欠です。
落ちる気持ちをどうにもできない!! 今一つ勇気が出ない!!
そんな時は、遠慮なく他人の手を借りてください。話してみることです。
それでも、身近な人に話せない時、あるいは、話してもわかってもらえないと思う時、どうぞお訪ねくださいませ。
自分の気持ちに素直になれると、仕事も家庭も円滑になるでしょう。
山口市宮野の森に囲まれた静かなカウンセリングルーム
かきかわ統合医療相談室