年末に日本シャンソン協会会報、シャンソン情報誌「En Chantant」Vol.63をいただいた。
前号には「男のような声を持った二人の女性 その1」としてSuzy Solidorが、そして今号には、その2としてDany Daubersonが長南博文氏の筆によって取り上げられている。
「ナナ・ムスクリやマリア・カンディド、マテ・アルテリなど甲高い歌声には身の毛もよだつ」長南氏はEn Chantantに於いて、上記の二人を絶賛されている。
「個性の中で最も重要なものと思われるのは声の個性の尊重ではないだろうか?」と書かれている。特に歌手に於いては、特にシャンソン歌手に於いては、確かにそれは真実だろう。
Solidorに女主人の愛人がいたことは有名な話だが、DaubersonにもNicole Bergerという女優の愛人がいた。その時代にカミングアウトしていたのだ。不幸なことに67年、ルーアンでの自動車事故で若き愛人は即死、彼女もキャリアを捨てざるを得ない程の重傷を負い、その3年後にはマルセイユで亡くなっている。
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声の個性と抜群の歌唱力だけの話なら、日本にもNSと言う人気歌手がいた。彼女は同性愛のスキャンダルであっという間に、陽の当たる場所から消え去った。
これは、日本とフランスの文化の成熟度、許容度の違いなのか、、はたまた道徳の腐乱度、錯乱度の問題なのか。
いずれにせよ才能を疎外するのが道徳の役割ではあるまい。
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今のところ、L'oiseau InvisibleにはSolidor, Daubersonそれぞれ1曲づつ入っています。
ナナムスクーリの検索でお邪魔しましたサチと申します。
ナナさんの紹介ブログを編集しております。
今年、日本でのサヨナラコンサートが実現しますように!
どうか宜しくお願いいたします。
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