日々の出来事を写真と共に

身近に起こる出来事、感想を写真と共に綴ります・・・

驚きの加速感!そして焦燥感も..

2014-11-12 | イベント
<日産リーフ>試乗記

・キャンペーンに応募していたリーフをモニターさせて頂けることになり、
丸1weekお借りして色々なSituationを楽しみました。

【2014.11.05(wed)】
バッテリー残量の減り方に肝を冷やす..

・初日は走行に対してどの程度の電力消費するのか、感覚的につかむ為1h少々で着ける場所を選んで兵庫県香美町の<猿尾滝>に向かう。

・満充電での走行可能距離は実質160kmと聞いていました。
片道67km、往復約134kmですので、丁度鳥取に帰ってから充電すればいいなと思い出発。
静かな走行音です。私のガソリン車とは全く違う!

・ほぼ満充電の状態で引き渡して頂いたのですが、リチウムイオンバッテリーの残量表示が思いの他早く減っていくのにびっくり。
充電せずに往復出来るのか自信がなくなり急遽、<岩美町役場>のEVスタンドで充電。

・残量80%からの充電。
初めてのことで分からなかったのですが、この辺りからの充電はバッテリー保護の為にパワーを制御して充電する為、極端に時間がかかるのですね。結局45分で満量にして出発。
時間に余裕がある旅でないと困ることが判明。

・走ったコースには蒲生峠、春来峠がありますから坂道での運転感覚を試すには良い条件でした。
登り:充分なパワーがあると思いました。但しバッテリーの残量は急激に落ちます。
下り:アクセルから足を離すだけで減速するので、ガソリン車ならシフトダウン+フットブレーキを使うケースであっても殆どブレーキを踏む必要がありません。

・一般道での加減速はアクセル操作だけで良く、ブレーキは緊急時と停車の寸前しか必要がない感じです。
これは慣れるととても楽で安心感があります。
只、EVの特性を知らない後続車に追突されないか..が少し心配でした。

<EV>は登りで電力を多く消費しますが、下り坂ではこれを回生することができます。
長い下り坂ではバッテリー残量が回復し、航続可能距離が延びるのを目で確認できました。

・ちなみに復路の春来峠では登りで5%消費し、下り2%の回生でした。
鳥取に戻り<イオン鳥取北店>で充電した後帰宅。

ちなみにこちらの充電装置は時間設定のデフォルト値1h。38%残が99%に戻りました。

【2014.11.06(thu)】
長距離ドライブで見えたポジティブ&ネガティブな部分

・気まぐれにふらりと遠くへ走るくせのある私のライフスタイルに、今のEVは見合うのだろうか?
試してみるべく島根県益田市まで走ってみる。

・早朝の出発。お借りした時のオドメーターの表示は9,804km。琴浦町の辺りで10,000kmを超えました。

・高速走行や、エアコンの使用はバッテリー残量に影響します。因みに残量が減るとナビが“今エアコンを切ると航続可能距離を○km伸ばすことができます。”とアドバイスしてくれる。気温もバッテリーの能力に影響を与えます。

・走りながら考えたのですが、早朝にライト、エアコンをつけて雪の山道をスキー場へと走る。
なんて言うSituationがEVにとっては最も大敵なんでしょう。

・R9安来市の<道の駅あらエッサ>で本日初回の充電。
試しに15分の設定でスタートしてみましたが、結果は65%の充電率でした。再度20分追加で95%に..
実用的には30分の充電で80%以上の充電率とするのが最も効率的だと思いました。

・30分あればどの位先まで走っていけたのだろう..と考えてしまいます。

・2回目の充電スポットは、<島根日産自動車(株)出雲支店>さん。
残量には余裕があったのですが、ここで充電すれば益田まで持つと言う目論見にて..

・EVスタンドに車を停めると受付の方が出て来られ、“30分で宜しいですよね”と。
日産のディーラーさんは過去の経験値から、リーフの充電は30分で必要充分と分かっていらっしゃるよう!待っている間にコーヒーを出して頂きました。
30分経って自動的に充電終了の結果は88%。

・さて、R9は江津付近にかなりのアップダウンがあります。
こんな場所でのリーフの運転感覚は素晴らしい。ECOモードでも充分なんですが、これを解除すると爽快な加速感が味わえる。私の車は勿論、一般的なガソリン車は太刀打ち出来ないと思います。
ちなみにEVはどんな速度域からでも瞬時に100%出力に持っていけるらしいのです。
追い越し車線のある登り坂で遊びました。

・楽しい一方で電力消費も強烈です。
次の充電スタンドの見込みがあれば遊んでいいのですが..

・益田市に入り<医光寺>を訪ねた時には、残量の%表示は無くなり、到達可能距離はフラッシングを始めて、早期の充電を促されました。

・日産さんの公式見解では、バッテリー残量が4kWh以下になった時に、バッテリー残量警告灯が点灯して航続可能距離がフラッシングするとのこと。

・残量が僅かになり、<島根日産自動車(株)益田営業所>に滑り込んだ時には航続可能距離が19kmに。
かなりの緊張感でした。
受付の人の話では、益田市内で急速充電設備の保有を公けにしているのは日産さんだけであるとか。
日産のロゴの看板を目にして、こんなに嬉しかったのは初めてです。
いやー本当に助かりました。

・312kmを走って本日の走行は終了。益田市の友人宅におじゃまして泊めて頂きました。
Oさん、お世話になり有難うございました。
・モーターユニット

・可愛いセレクトレバー

【2014.11.07(fri)】
だいぶん様子が分かって快適な復路..

・復路での初回の充電は<島根日産自動車(株)浜田支店>さんで。デフォルト値30分にて85%に。

・ようやく充電の手順にも慣れてきました。
尚、リーフのメーカー純正ナビには予め全国の充電スポットの位置登録がされています。
まあ、当然か

・リーフでおじゃまするのですから、どちらの日産さんでも悪い顔はされません。
いつもお茶を御馳走になりました。

・丁度、お昼の時間になったところで<道の駅きらら多伎>で2回目の充電。30分で87%復帰。
こちらのEVスタンドは24h利用可能でした。

・EVスタンドの設置場所として「道の駅」はベストじゃないでしょうか?
充電の待ち時間に買い物、食事などが出来てあまりロスタイムと感じないし、
施設サイドも投資費用の回収は出来ると思う。

・多伎の名産“いちじく”を入れたカレーライスを食べてみました。
辛さといちじくの甘さのマッチングは..微妙。

・3回目の充電は往路で利用した安来市の<道の駅あらエッサ>です。
初めてEVスタンドで先客がいらっしゃいました。同じリーフです。
隣に停めますと気を遣って頂き、途中で充電をやめられました。すみません。

・今回のモニター期間中7日の間で、充電中の車に遭遇したのはこの1回のみ。
現在のEVの普及率を物語っていると思います。

・ここでは手動で充電率85%を設定。20分で終了。
往路での実績があり、これで鳥取まで確実に帰れると予測。

・益田~鳥取帰着まで約8hかかりました。益田~鳥取間は通常ロスタイム無しで6hですから
やはり充電時間の30分×3回が効いているんですね。

<イオン鳥取店>で本日4回目の充電をして帰りました。

【2014.11.08(sat)】
途中充電なしで安心して往復できる距離を..佐治まで走る。

・自宅から片道37kmの距離にある佐治町の<かみんぐさじ>まで走ってみました。
多少のアップダウンがあっても往復で80km位ならokであろうと..

・快適に走れて<イオン鳥取北店>まで戻った時の残量は36%、航続可能距離が60kmにて余裕でした。

・半径50km以内の街乗りに限定すれば、充電残量を気にすることなく安心して使用できそうです。

【2014.11.09(sun)】
岡山県境付近まで「道の駅」を巡るドライブ

・朝から、予報も終日雨模様でしたのでEVスタンドの設備がある「道の駅」を繋いで走ることに..

・本日初回の充電は<道の駅 神話の里白うさぎ>にて。
残量に余裕はありましたが、こちらのEVスタンドの使用感を確かめたくて..
85%で終了、約15分でした。

・ふと思ったことですが、EVを2台以上連ねてのドライブ旅行は困りますね。急速充電のEVスタンドを設置されていても大体1基しかありませんから、充電時間のロスは倍以上になります。
まあ実際には無い話かもしれませんが..

・次に予定していた道の駅まで少し長かったので、<倉吉市役所>にて少し充電しようと立ち寄りました。

・全てのEVスタンドでそうなのですが、充電開始の前に500Vをかけて絶縁試験を行います。
okなら自動的に充電に移るのですが、絶縁不良でエラーのメッセージが表示され先に進めません。

・かなりの雨足で、プラグや受け側が濡れていた為かも知れません。
拭いても症状は変わらず市役所もお休みの為、止む無くあきらめました。

・残量に余裕があったので良かったのですが、その場所を当てにしてギリギリで来たような場合はパニックですね!

・電欠はバッテリーに負担を与えます。ちなみにJAFさんに救助を頼みますと、最寄りのEVスタンドまでの牽引となり、充電はしてもらえません。
ガソリンのように持って来て貰えないのが弱点です。
JAFさんでは現在、他車への充電が可能な車は全国に1台しか配備していないと聞きました。

・同じ倉吉市内の<鳥取県中部総合事務所>に移動して充電。

・雨が続きプラグが濡れていたので、ここでも絶縁不良が発生するかな、と心配でしたがok。
85%に設定して、約20分で終了。

・蒜山方面に向って走ると雨が小止みになったので、ちょっと寄り道して<小鹿渓>へ。

・その後<蒜山高原 道の駅 風の家>に立ち寄り今日3回目の充電。
もうすっかり慣れてガソリンを注ぐがごとく手順はスムースです。

・日曜なので蒜山大根他、野菜を求める人達で大賑わい..なのにEVスタンドは空いている。
ここは16:00終了とのこと、注意が必要です。
買い物を終え、30分で途中終了して残量87%。

・今日最後の道の駅は新庄村の<道の駅 メルヘンの里新庄>
ここと、蒜山は同じタイプの充電設備EV-50-0424で多分導入時期が新しいのでしょう、差し込みはスムース、ディスプレイが大きくて良くみえる!

・残量94%、航続可能距離が134kmでしたが、ナビで鳥取を目的地に設定すると“目的地に到着できない可能性があります”とインフォメーションされました。
これはアップダウンのあった直前の走行パターンを勘案して走行可能距離を算出する為です。

・帰り道は下りもしくは平坦な道ですから、多分大丈夫と読んでそのまま走る。
航続可能距離62kmを残して鳥取到着。<イオン鳥取店>で本日5回目の充電をして帰りました。

【2014.11.10(mon)】
山道をもう一度試してみる。

・モニター期間も残り少なくなり、この日は兵庫県大屋町の<天滝渓谷>まで走ってみました。
どうしてもお昼までに帰らなくてはならない用事があったので早朝に出発。

・自宅から天滝の駐車場まで片道62kというのが分かっていましたから、現地に着き充電せずに若桜町まで戻れたら良いと考えていました。

・現地を発つ段階で、残量41%、航続可能距離が68km。鳥取迄は無理でも若桜までは大丈夫と踏んで出発しましたが..坂道がこたえました。

・若杉峠が結構きついし、その後は戸倉峠です。残量はみるみる減って18%、20kmになったところでフラッシング開始。

・次に「バッテリが残り少なくなりました。周辺の充電スポットを検索しますか?」とナビ画面に表示される。
しかし検索しても「該当データがありません。」と出る。
郡部ですから仕方ありませんが焦ります。

・リーフのナビには登録がありませんでしたが、事前の調べで最近<若桜町役場庁舎>にEVスタンドが設置されたのを把握していました。
これを頼りにやっとの思いで戸倉峠を越えて後は下り坂、滑り込みセーフ。

・こちらの機器はNISSAN製のもので随分とスリム、省スペースを実現しています。

・鳥取まで帰れれば良いので30分程充電して、無事昼前に帰りました。
登録の無いEVスタンドで充電しますと、“この充電スポットを登録しました。”とナビが言う。
賢いですね。

【2014.11.11(tue)】
名残惜しいのですが今日でお別れ..

・7日間のモニター期間中の走行距離は1,255km。この間にEVスタンドでの充電は13ヵ所、16回でした。平均すると約80kmに一度充電したことになります。実際はもっと走れる訳ですが、電欠は避けたいので余裕を見てこんな結果になりました。

・長い距離を走りましたので、ポジティブ&ネガティブ両面で見えたものが沢山ありました。
開発におよそ5,000億円をかけたと言われるリーフ。発売以来、マイナーチェンジを重ねていますが、主には航続可能距離の改善なのだそうです。

・確かにこれが一番の要でしょう。今回のモニターでも最も痛切に感じた点でした。
一般ユーザーはネガティブな要素が払拭されないと手が出しにくいのです。
その結果EVは現在のところ主に社用、官用の用途を中心に売れているようです。

・例えば航続距離が実質で300~400kmにでもなれば、他のネガティブ要素(EVスタンドの不足、長時間を要す充電時間、etc..)は目をつぶれる問題かもしれません。
EVのランニングコストはとても魅力的なので、バッテリー技術の急速な進歩に期待したい。

・当面はHV/PHV全盛ですかね?
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<<EVスタンドについて>>:参考です..
・私が利用したのは全て急速充電のCHAdeMO(チャデモ)規格の物。無料ですが、利用時間が24hOKなところと、開始が8:00、9:00、終了が16:00、18:00、21:00迄と様々なので注意が必要。
又、日産のディーラーさんには定休日があります。

・CHAdeMOのプラグは、製造時期が古い物ほど重たく、差し込みが固い。最初に設置された役場関係の多くがこれで使いにくいのですが、最近のものは改良されて差し込みはスムースで軽い。

・全般にディスプレィが見にくい。車に乗ったままで充電率や残り時間が読み取れないのです。
寒い時期になれば困りますね。早期に改良して欲しいものです。

・CHAdeMOの名称には「CHArge de MOve = 動く、進むためのチャージ」「de = 電気」又「(クルマの充電中に)お茶でも」の3つの意味を含んでいるそうです。良く考えたものですね。
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・先般、とりぎん文化ホールでEV、PHV、充電インフラ設備の展示会が開かれていました。
説明される方の語り口が熱っぽい。

・リーフの運転中、シートに押し付けられるような加速感がとても印象的でした。
洗車、掃除、充電を行いお返しする。貴重な体験をさせて頂いたことに深く感謝。
あー、又明日からガソリン車に逆戻りかー!!

Recently, sudden temperature has been lowered.
Everyone, be careful to health.

See you.

I.O
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