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NHKあさイチで「速読」が紹介(3)

 (承前

Q:「ランダムシート」は、できる方はどのように見ているのですか?

A: 見方は人によって違いますので一概には言えません。ただ、このトレーニングではできるだけ広く見ようとする姿勢が大事です。初めはページの1/4ずつくらいで追っていってもかまいませんが、そこから1/2ずつ見ることを目指し、最終的にはページ全体が見えるようになることが理想です。 

  この「ランダムシート」の見方に、Xさんは強く関心を示していました。

   「ランダムシート」を生徒さんに行ってもらい、どのように見たかを説明してほしい、と。
 

  ・その後、トレーニングとして新聞や雑誌を読む際の目の動かし方について質問される。

   「ためしてガッテン」では「小波読み」(?)を目の動かし方としてすすめていたが、Xさんは今回の番組で目の動かし方をもっと詳しく提示したいとのこと首をひねりつつも、広く見ていきながら、いかに文意を素早く掴んでいくことに集中していかないと、と申し上げたのですが、「あえて目の動きを示すとすればこうなりますかねぇ」といった調子で、Xさんが雑誌に赤ペンで示した目の動きを検討。もちろん、はっきりこうだとは言いませんでしたが、相当な違和感を覚えました。
「メディア関係の取材はせめて5回ぐらい教室に通ってもらってからにした方がいい」と、松田さんが常々言っていることがよくわかりました。Xさんも理解力の高い人ですからトレーニングを少し受けただけで、
目の動かし方などでどうにかなるものではないと、すぐにわかるはずです。

  

   以上が、今回のXさんとのやり取りです。細かい部分で多少の記憶違い等あるかもしれませんが、概ねこのような話をしています。

話をして感じたのは、「家庭でもできる2倍速く読める方法」といったテレビ視聴者に受ける「手軽にできるトレーニング」と、地道な継続を要するクリエイトのトレーニングとではかなり隔たりがあるという思いです。

取材を受けたことで、「速読」がたやすいものではないと、もしXさんに伝わったら、長い目で見れば速読の普及に寄与できたかなと思います。
番組としてはわかりやすさが求められるため、「こういう風に目を動かすといい」等のアドヴァイスを提示したかったのでしょうが、結局スムーズな目の動き等は地道なトレーニングを重ねて得られるものなので、本を読みなれていない人にそのような提示するのは、かえって混乱を招くだけと伝えています。


                               以上

  もともとは、NHKスタッフXさんが先月10月12日(水)5限(20時15分~)体験レッスンを受けたことからスタートしています。

 そのときの「体験」を終えて、事務室での「説明」がK君でした。

 Xさんは、最初は覆面取材でした。
 
 ただ、K君の対応が紳士的だったためか、「基本的には僕自身が速読トレーニングによる情報処理アップを目指したいと考えていました。……実は、NHKの社員で、あさイチのスタッフです。主婦層にも速読のニーズがあるのではないかと。少しだけ仕事も兼ねてお邪魔しました
と、名刺を渡されたとのことです。

 メディア関係者とは思えないほど物腰が柔らかく、また人柄の良さを感じさせながらも理解の速いひとでした」とK君が話していたのが印象に残っています(たてサッケイド18 数字ランダム1713 漢数字一行〇→230三→138、一→128 たて一行ユニット3845 スピードチェック21(1分)22(1分) ロジカルテストAタイプ17/17(3分
20/20(3分) イメージ記憶23/40(2分)、38/40(2分) 初速900字/分が、Xさんの体験レッスンでの主なスコアです

 『そういうことであれば、今後何かあったらK君がXさんと話しあえばいいのでは。何事もラポールは大事ですから』ということになった次第です。


 その後、多少の曲折がありまして、結局、クリエイトはテレビには登場しないことに(こういうことよくあります。何かを曲げてもという考えはこちらがトップのうちはあり得ませんので

 K君や堂園さんが出演をお願いしていた何人かの生徒さん、申し訳ありませんでした



 ラストに、K君について(別立てで書いてもいいのですが、彼を紹介する最良の機会です

 彼は、2003年11月、現在地に教室移転してすぐの生徒さんです。2004年初頭、クリエイトに入会しています。

 「HPを見て、速読はここしかないと思いました。その上、文章教室もありました。自分が探していたのはクリエイトのような学校でした

 と、スタッフになってもらって3年ぐらい経ったとき話してくれました。

 元々、彼は某資格試験の受験勉強をしていました。しかし、文演宿題の「要約」が非常によくできていて、このひとに仕事を任せたら誤解・曲解はしないだろうと、スタッフになってもらいました。その後、山気のない性格とともに、内に秘めた骨っぽさを彼の中に見つけ、さらに安心したのを覚えています。

 文演受講生はみなさん優秀ですが、K君が提出した宿題は、歴代男性五指に入るといってよいものでした(文演では毎回登場する話題のひとつ。文演受講生は誰もが知っていることです)

 2003年体験記を執筆してくれた山本拓司さんや、例のAさん(←彼は家庭の事情でまだ司法試験を受験していません)と並ぶ、完璧に近い要約でした。


 K君のこのレポートは、テレビから見えてくる世界とはちょっと違った景色になっているかもしれません。しかし、これから「速読を」と考えている方には、選択のいい材料になっているはずです。

 創造的でさえあれば、いろんな速読があっていい、がこちらの考え方。

 クリエイトは予約不要の完全フリータイム制。そのため、1年間の入会者数は教室スペースもあり、限られています。

  毎年、クリエイトを吟味してくれた「生徒さん」と出会っていきたいが、こちらが願ってきたことです。     


    ・「NHKあさイチで「速読」が紹介(1)
        ・「
NHKあさイチで「速読」が紹介(2)」 




          ※クリエイト速読スクールHP


・男性講師で当ブログにフルネームが出ていない場合は、性別をはっきりさせるため「君」。氏名が出ている場合は堂園さん、大西さん。女性はつねに「さん」です。
 ・クリエイトは、創立以来、すべてスタッフ同士は「さん呼び」をしています。
肩書きも、「先生」と呼ぶのもナシという考えでスタートしています。
 ・また、生徒さんに偉そうにもしませんが、ヘンなへりくだり方(お客様扱い)もしません。そういうことがなくても、お互いを認め合えることが大事なこと、という方針で運営してきています。どうぞ、よろしくお願いいたします

 
           

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