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NHKあさイチで「速読」が紹介(1)

  あした朝8時15分~のNHKあさイチで「速読」が紹介されます。

 クリエイトにも取材申し入れがありました。

 10月31日(月)、クリエイトの担当者K君が、NHKスタッフXさんから速読全般について質問を受けています。椿屋珈琲店で、午後3時から3時間弱に渡ってのものでした。

 以下は、K君の「業務報告書」であります。

 真面目なメディア関係者が、速読について知りたいことがよく出た好レポートになっています。ただし、報告書の中から内輪話的な文章は、流れを阻害しない限りにおいて削除しています。

 毎度のことですが、文字の拡大カラー化などは、K君本人の了解のない、こちらの恣意的なものです。


 NHK・Xさんとのやり取りついて2011.11.1 
        
                        
 

  質問内容は普段体験レッスンの方が質問することと大きく変わりはありませんでした。
Xさんは、特にイメージと目の動きに強い関心をもっておりました(おそらく元々この部分をメインに番組を構成していく予定があったためと思われます)。
普段通りクリエイトの書籍、通信教育「トレーニングの進め方」に書かれている内容通りにお答えしています。

 

 

Q:教室でイメージで結びつけていくトレーニング(「イメージ記憶」)を行いましたが、あれは段階が上がると、どのようなトレーニングになるのですか? 

A:イメージする時間を縮めていきます。Xさんには2分間フルに使って覚えていただきましたが、できるようになると2分から130秒へ。さらに1分、45秒と縮めていきます。速い人だと20秒で行っている方もいますよ。時間を縮めることで負荷がかかり、徐々にイメージするスピードが上がっていきます

 

  レベルが上がると覚える単語も難しくなっていきます。初めは具象名詞同士で覚えやすいですが、段々と抽象的な名詞が増え、簡単にはイメージができなくなります。Ex)「重圧」と「密度」、ちょっと考えてみないとすぐにはイメージできませんよね。

   →「たしかにこれをイメージしろと言われるととても難しいですよね」とXさんも関心を持つ。

  

Q:イメージ力を上げると物忘れも防止できますか? 

A:できます。ただ漫然と見たり、聞いたりしているから忘れるのです。記憶するとっかかりとしてイメージは役に立ちます。Ex)「田中さん」を覚えるのに、その人が田んぼの中に立っているイメージを浮かべる。何もせずただ暗記するより、記憶に残りやすいですよね。そもそも脳は忘れるようにできています。年齢を重ねればなおさらです。 

  学生時代でも年号を覚えるのに語呂合わせ等用いましたよね。

 

  覚えるのに何らかの「努力」は必要です。

  →紙に書いたり、口で唱えたり「私(K)も学生時代もこういうことをしていました。ただ、イメージで覚えるという方法知らなかったです。知っていれば、もっと効率的に勉強できたのですが…… 

  イメージは記憶の手段として非常に有用です。

Q:そもそもどうして(イメージすると)効果があるのですか? 

A:(『知的速読の技術』のイメージに関する箇所を説明しました)

  

  ・「具体的な体験」は忘れにくい。心の中でイメージを描くことも、鮮やかであるほど、一種の疑似体験になり、記憶に残りやすくなる。  

  ・私たちが作り上げる「空想」としてのイメージも、私たち自身の具体的な体験・記憶の断片や組み合わせである。 

  ・言葉を聞いて意味が分かるというとき、本人はその概念的な意味しか意識しないつもりでも、なかば無意識の深いところで具体的なイメージが浮かび、そのときの感情や理解の仕方に影響を与えている。 

  ・言葉はイメージを呼び起こす。そもそも誰もがもっている働きだが、暗記重視の教育でその働きが抑えられてきた。 

  ・だからこそイメージする能力を鍛えていくことは重要。
  ・
日常生活でも意識することで鍛えることはできると(教室だと体系的なトレーニングができるのでより効果的)。

 

※  上記の内容を伝えようとしたのですが、あまり上手く噛み砕いて説明はできませんでした。
Xさんは、イメージと記憶の関係についてある程度科学的な立証はされているようなことを調べたと言っていました。
クリエイトの購入図書の1冊にも以下のような記述があります。

 

MRIを用いて脳の神経活動を見る実験(脳活動の可視化)

協力者に目を閉じてイメージしてもらう対象物の名前を言い、さらにその対象物のどの部分に注目してほしいかも指示して脳活動を可視化してみた。

  ↓(結果)

外界から投影される網膜像の視覚処理を専門におこなっていると考えられていた後頭葉が活発に活動することが分かった。

つまり、外界の光景を見ていないにもかかわらず(目を閉じていても!)、イメージを心の中で見ているときには後頭葉が活動する。

 

イメージをつくる場合には後頭葉において、外界をみているときと同じような状況を内的につくり出している。
           
乾敏郎 『イメージ脳』18

 

このような脳内部の専門的な話は今回していません。
クリエイトは、「教室」なので後追いの理論よりも生徒さんが集中していける教材作りこそ大切と強調しました。
     
                    ・「NHKあさイチで「速読」が紹介(2) 
                                               
・「
NHKあさイチで「速読」が紹介(3)

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